魔法つかいプリキュア!伝説の魔法つかいと水晶に選ばれし狩人(ハンター)   作:ドッカン

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14話

みらい「待てー!」

 

一馬「このっ!まちっ!やがれっ!」

 

オレはジャンプしながら、みらいのダイヤを掴もうとする。しかし、高さが足りずにスカってしまう。そして、ダイヤは、ぶら下がってた奴の手元へ渡ってしまう。何だ.......嫌な気配がする

 

?「こいつが、ダイヤのリンクルストーンかい?」

 

みらい「返して!」

 

?「ふっ、こんな小娘どもと小僧に手こずるとは、バッティも情けないねぇ」

 

アイツ、新手の敵か!すると、オレたちの前に近づいた

 

スパルダ「あんたたちなら知ってるよね?このスパルダに、エメラルドのありかを教えな!」

 

リコ「そんなの知らな.....」

 

一馬「教えるか!このボケ!人のもんを盗るクソ野郎ごときに、たとえ知ってたとしても教えるわけないだろ!」

 

オレは人差し指を上に立ててスパルダとか言う奴に向かって叫んだ。まぁ俗に言うフ○ッキューだな。このジェスチャーは

 

みらい「ちょ、ちょっと一馬くんそれは.......」

 

みらいはこのジェスチャーの意味が何なのかは知っている

 

スパルダ「その指の意味は分からないが、あんたたち自分の立場を分かってないようだね?あんたたちに選択の余地はないんだよ」

 

一馬「何だと?」

 

スパルダ「魔法入りました!いでよ、ヨクバール!」

 

すると、あたり一面に土煙が巻き起こる。ヨクバール......前みたいな化け物が現れるってことか

 

一馬「くっ.....」

 

土煙が晴れると、そこにはでっかい岩があった

 

みらい「なに、これ?」

 

リコ「い、岩?」

 

一馬「ただのでけぇ岩じゃねぇか」

 

スパルダ「それはどうかねぇ?」

 

すると、岩から手足が生え、真ん中が割れて、中から冷凍みかん?みたいなのと、前のヨクバールと似たような顔がついている化け物になった

 

ヨクバール「ヨクバール!!!」

 

一馬「ト、トランスフォームしやがった?!」

 

つかあの体型、ポケモンで似たようなのを見たことあるぞ。確かえーっとイシツブテの最終進化の......そうだ、ゴローニャだ。いや、腕の見た目的には第一進化のゴローンか

 

ヨクバール「ヨクバール!」

 

すると、ヨクバールは近くにあった家を破壊した

 

一馬「てめぇ!」

 

スパルダ「ふふっ、魔法はこうやって使うのさ。こんなもんじゃない.......ドクロクシー様がエメラルドの力を手にすれば、世界は暗黒に、全てを闇が覆う。心が躍るだろ?」

 

ドクロクシー.....それが大将の名か

 

みらい「そ、そんな......」

 

ヨクバール「ヨクバール!」

 

ヨクバールは冷凍ミカンを生成し、それを投げつけた。また、建物が破壊された

 

スパルダ「しかし逃げるだけで.......情けない連中だよ」

 

みらい「.....リコちゃん」

 

みらいとリコは変身しようと手を繋ごうとする

 

モフルン「モフ、みらいのダイヤが無いとプリキュアになれないモフ」

 

みらい「あ.....」

 

ちっ、そういう仕様かよ。めんどくせぇな

 

スパルダ「ヨクバール!」

 

ヨクバール「ギョイ!ヨッ!ヨッ!ヨォ!」

 

ヨクバールはまた岩にトランスフォームした。まさか、オレらを轢き殺す気か!

 

一馬「お前ら、逃げるぞ!」

 

みらい「うん!」

 

リコ「ええ!」

 

オレたちは逃げた。逃げるんだよォ!

 

一馬「くそっ、どこまで追いかけてくるんだ!」

 

ヨクバール「ヨクバール!!!」

 

畜生、オレはまだ死にたくねぇ!

 

リコ「左に曲がるわよ!」

 

一馬「おう!」

 

みらい「分かった!」

 

オレたちは左の道に逃げた

 

ヨクバール「ヨッ?!ヨクバール!!!」

 

一馬「ゲッ!まだ追いかけてくるのか!」

 

オレたちは必死に走った。そして広場に出た

 

リコ「なに、これ....」

 

広場の上を見上げると、巨大な蜘蛛の巣が空中に貼られていた。これ、ワンピースで見たことあるぞ!ごく最近ので。すると、スパルダが降りてきた。後ろにはヨクバール。万事休すか

 

スパルダ「逃さないよ!エメラルドのありかを言わないのなら、街ごと消してやろうか?」

 

ちっ、街の被害が予想外にデカい。建物はぶっ壊れ、道はボロボロになってやがる

 

リコ「くっ......」

 

スパルダ「さぁ、どこだい!」

 

一馬「だからてめぇには.....」

 

リコ「絶対に教えない!!」

 

一馬「リコ?!」

 

みらい「リコちゃん?!」

 

リコ「わたしの大切な....みんなの街に....なんてことしてくれるのよ!!」

 

まぁ、リコがキレるのも無理はない。だって、昔からよく来ている街を破壊されたのだからな。何だ、景色が赤くなって.....?情熱の炎が激しく燃えてやがる

 

スパルダ「ふん、今更どうしようって言うんだい?」

 

そう言ってスパルダはダイヤをチラつかせる

 

モフルン「くんくん.....甘いにおいモフ!」

 

その瞬間情熱の炎のランプから赤い光が飛び出して、蜘蛛の巣を焼き払った

 

モフルン「熱い思いを......感じるモフ!......あれは!」

 

赤い光の中から、リンクルストーンが現れた。まさか、あの時の甘いにおいってあれを感じていたのか?

 

リコ「いくわよ!」

 

みらい「うん!」

 

一馬「行け!みらい!リコ!」

 

そして、前の光とは違い、赤い光に包まれる。やっぱ見えないか

 

みらい&リコ「キュアップ・ラパパ!ルビー!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」

 

そして、光の中から変身した2人が現れる。が、姿はダイヤとは違っていた。見た目は2人ともツインテール(ウルトラ怪獣の方じゃねぇぞ)で、みらいは赤と白の衣装、リコは赤と黒の衣装だ。........後、一つ言わせてくれ。前に変身した時に言おうかなーと思ってたんだけど。アイツら、胸デカくなってね?!特にみらいの方がデカい気が......ってオレはなに考えてるんだ

 

ミラクル(ルビー)「2人の奇跡!キュアミラクル!」

 

マジカル(ルビー)「2人の魔法!キュアマジカル!」

 

ミラクル&マジカル(ルビー)「魔法つかいプリキュア!」

 

スパルダ「な、何?!変身しただと!?」

 

モフルン「ルビーの.....プリキュアモフ!ルビーが新しい力をくれたモフ!」

 

一馬「さてと、反撃と行くか!」

 

オレは木刀を抜刀して構えた

 


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