魔法つかいプリキュア!伝説の魔法つかいと水晶に選ばれし狩人(ハンター)   作:ドッカン

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メモリーズ編4話

ハリー「ミデン!」

 

ミデン「まだまだ記憶が足りないの!」

 

ミデン(ピーチ)「あなた達の記憶をゲットだよ!」

 

一馬「るせー!お前にやる記憶なんざ一欠片もねぇ!」

 

ミデン(ミラクル)「一馬くんの記憶はいらないの。欲しいのはプリキュアの記憶!」

 

一馬「何だと.....」

 

するとミデンはなぎささんに向かって突進して来た

 

なぎさ「危ない!」

 

なぎささんはほのかさんを抱いて突進を回避した

 

なぎさ「ここにいて」

 

なぎささんはほのかさんを降ろした

 

ハリー「はな!なぎさ!逃げるんや!お前らまで赤ん坊にされたら終わりや!」

 

ハリーさんはオレから降りてそう言った

 

はな「逃げるたって......みんなの記憶、取り戻さなきゃ!」

 

一馬「あぁ!」

 

ミデン「あはははは!!!私を倒さない限り、記憶は永遠に戻らない!この私は無敵なんだから!」

 

一馬「そうかよ!じゃあお前を狩る!装」

 

ミデン(ルミナス)「ルミナス・ハーティエル・アンクション!」

 

突然オレはミデンから放たれた虹の光に包まれて

 

一馬「何!?う、動けねぇ!」

 

はな&なぎさ「一馬!?」

 

体が動かなくなった。くそ、ひかりの金縛り技か!

 

ミデン(フェリーチェ)「一馬はそこで静かにしてください」

 

一馬「てめぇ......」

 

クリスタル、解けるか?

 

クリスタル『時間はかかるが、任せろ!』

 

頼んだぜ

 

ミデン「さーてと、えい!」

 

ミデンはオレ達に向けて光弾を撃った。動ければ....まだか!

 

クリスタル『まだだ!』

 

ちっ......すると、なぎささんが前に出て、オレ達を庇うように、光弾に当たった

 

はな「え?」

 

なぎさ「くぅ.....痛ったぁ.....」

 

そしてなぎささんは倒れた

 

一馬&はな「なぎささん!」

 

メップル「何やってるメポ!?」

 

ミップル「なぎさはほのかと一緒じゃないと変身できないミポ!」

 

なぎさ「だから.....取り返すの....わたし、ほのかがいないとダメだから。ほのかのことが大好きだから!」

 

なぎささん......くっ、まだか!

 

クリスタル『まだだ!くっ、中々厄介だな.......』

 

なぎささんは側に寄ったはなの肩を借りて立ち上がった

 

なぎさ「わたし覚えてるから!たまたま同じクラスになって、たまたまふたりでプリキュアに変身することになって!」

 

なるほどなぎささんとほのかさんは偶然という運命によってプリキュアになったと

 

なぎさ「喧嘩したこと、たこ焼き食べたこと、恋バナしたこと!ほのかが忘れてもわたしが全部覚えているから!」

 

ベビーほのか「うぅ......」

 

ミデン(ホワイト)「あらなぎさ、わたしも覚えているわ。先生の結婚式行ったこと」

 

なぎさ「っ!?」

 

そうか、奴はプリキュアの記憶を持っているから暴露エピソードも出来るのか

 

ミデン(ホワイト)「文化祭でロミオとジュリエットをやったこと、合唱コンクールのこと、なぎさの靴下がひょっとしたらちょっと臭いってこと」

 

おうおう、どんどん暴露されてくな.....だが

 

なぎさ「でも、あんたはほのかじゃない!雪城ほのかは世界に1人!あんたに記憶奪われて、戸惑っている、あの子が雪城ほのかなの!」

 

所詮は奪った他人の記憶を見て猿真似しているだけにすぎない......

 

ベビーほのか「っ!」

 

なぎさ「絶対に諦めないんだから!返して!わたしの大事な人を返して!」

 

ミデン「ああああ!!!!五月蝿い!!!!」

 

ミデンは指パッチンすると、はなとなぎささんに衝撃波が起こって打ち上げた

 

一馬「はな!なぎささん!」

 

はなは動けないオレの近くに、なぎささんはほのかさんの近くに落ちた

 

なぎさ「.......」

 

ベビーほのか「うぅ......なぎさぁ!!!」

 

ほのかさんの口から、忘れているはずのなぎささんの名前が出た。そのとき不思議なことが起こった。ほのかさんの前に、光が現れた。あれは.....そうか、あれか!

 

ハリー「これは......」

 

ほのかさんはそれを手に取る。すると...光に包まれて

 

ほのか「なぎさ......」

 

元に戻ったほのかさんが現れた。よっしゃ!

 

なぎさ「ほのか......」

 

ほのかさんは倒れているなぎささんに膝枕をした

 

ほのか「大丈夫?.......もう、すぐ無理するんだから......」

 

なぎさ「だって.....だってぇ....」

 

ほのか「ありがとう。辛かったよ......でも。わたしがいるから。一緒にひかりさん達を取り戻しましょう?」

 

なぎさ「.....うん!」

 

そして2人は手を繋いで

 

なぎさ&ほのか「デュアル・オーロラ・ウェーブ!」

 

2人はプリキュアに変身した

 

ブラック「光の使者キュアブラック!」

 

ホワイト「光の使者キュアブラック!」

 

ブラック&ホワイト「ふたりはプリキュア!」

 

ホワイト「プリキュア達から奪った記憶!」

 

ブラック「とっととみんなに返しなさい!」

 

よし!これなら勝てるはずだ!で、後どれくらい?

 

クリスタル『後少しだ。後はここを突破すれば......くっやはりもう少しかかるかもしれん.

....』

 

ミデン「う、嘘だ.....記憶が戻るなんて.....くぅ!」

 

ミデン(フローラ)「舞え!花よ!プリキュア・フローラル・トルビヨン!」

 

ミデンははるかの技を撃って来たが、2人はそれを簡単に打ち消した

 

ミデン「え......え?え?」

 

ブラック&ホワイト「はぁぁぁあ!!!」

 

驚いてるミデンの隙を見て、2人は同時に蹴りを放った

 

ミデン「うわぁぁぁ!!!」

 

やっぱパワーすげぇな......なぎささんとほのかさんは

 

ミデン「調子に乗るなァァァァ!!」

 

2人とミデンは互角だった.....

 

はな(馬鹿だ.......馬鹿だわたし......忘れちゃってたのわたしの方だよ.....)

 

はなは立ちあがろうとしていた

 

はな「みんなと出会って.....ちょっとずつ仲良くなって......どんどん増えた思い出が、ずっとここにあるのに、あっ!」

 

だが、滑ってまた倒れてしまう

 

一馬「はな.....」

 

はな「くっ......くっ.....っ!わたしは1人なんかじゃ無いのに!これしきのことで、心折れるとか......わたしのなりたい、野乃はなじゃない!」

 

はなは立ち上がった。そして気合いを入れ、大声で

 

はな「フレー!フレー!わ!た!し!」

 

はぐたん「はぎゅ!」

 

はな「ごめんね、アンジュ、エトワール、マシェリ、アムール。本当に辛いのはみんなの方なのに....待っててね。みんなのこと、わたしが絶対、元に戻すから!」

 

そしてはなは変身した

 

クリスタル『待たせたな。解除成功だ!』

 

よし、動ける!ありがとよ、そして行くぜ相棒!

 

クリスタル『おう!』

 

一馬「装着!」

 

オレは青い雷を纏って、青電主シリーズを装着し、右手に青電主剣ライゼクス、左手に真飛竜刀【アルミナ】を装備した

 

一馬(青電主)「はな!行くぞ!」

 

エール「えぇ!」

 

オレ達はミデンへ向かって飛び立った


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