魔法つかいプリキュア!伝説の魔法つかいと水晶に選ばれし狩人(ハンター)   作:ドッカン

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メモリーズ編9話

そう言えば、はな達は大丈夫だろうか.......

 

[パリン!]

 

すると突然パリン!と音が鳴った

 

一馬「む?」

 

ハリー「何や!?」

 

壁にかろうじて向こうが見える小さい穴が出来ていた。ハリーさんとはぐがその穴を除いた

 

ハリー「.......っ!あいつら!」

 

はぐたん「あー!あっち!」

 

一馬「どうした?」

 

ハリー「一馬も見てみ!えらいこっちゃやで!」

 

一馬「どれどれ.......っ!?」

 

オレは穴を覗くと衝撃の光景が広がっていた。そこには、ミデンと、はな達とそして

 

ベビーブラック「うわぁぁぁぁん!」

 

ベビーホワイト「ひっぐ......ひっぐ......」

 

記憶を奪われて小さくなったなぎささんとほのかさんがいた....しかも状況はミデンの方が有利......最悪だ.....

 

ハリー「どうにかして助けに行かへんと........」

 

一馬「この壁を壊して加勢する......いやダメだ、それじゃあ此処にいる奴らを危険に巻き込んでしまう.....どうすれば」

 

ハリー「どうすればええんや......」

 

ミデン(ブラック&ホワイト)「プリキュア・マーブルスクリュー!」

 

はな達になぎささんとほのかさんの技が炸裂する.......

 

エール「くっ.......」

 

はなは喰らいながらもミデンを見た....

 

ミデン「そんな目で僕を見るなぁ!!!」

 

エール「きゃああああ!!!」

 

激昂したミデンはなんとはな達をローブで包み込んだ。まさか、丸ごと吸収したのか!?

 

ハリー「.........」

 

一馬「......くっ」(手を思いっきり握りしめる)

 

クリスタル『なんて事だ......』

 

くそっこれで終わりなのか?......

 

ベビーブラック&ベビーホワイト「うわぁぁぁぁん!!!」

 

ミデン「クックックッ......あはっはっはっ.......やった......やったぞ!これで全ての記憶は私のもの!世界中の幸せが私のものだ!」

 

ミデン(エール)「何でも出来る!何でもなれる!幸せ満開......ぶっちゃけありえなーい!」

 

くそっくそっ!このままあいつの勝利なのか?

 

ミデン「はーはっはっはっ!!!...........あ、まだ1人記憶を手に入れてない」

 

何?

 

ミデン(ミラクル)「一馬くんの記憶だぁ!」

 

ミデン「あいつの記憶さえ手に入れば、全ての記憶と全ての幸せは本当の意味で私のものになる!」

 

一馬「最後にオレをご指名か......」

 

だが勝てる見込みはあるのか?全プリキュアを吸収したミデンに

 

ハリー「どないしよう、エール達までやられてしもた.....」

 

はぐたん「はぎゅ!?」

 

はぐは穴を覗きに行った....

 

はぐたん「っ!?ない!えーるない!ないない!みんなない!」

 

ハリー「あかんでこれ.....プリキュア.......全滅や!」

 

くっ、やはり行くしかないな。腹を括らないと

 

一馬「オレ、戦うぜ!あいつと!」

 

ハリー「ちょ、勝てるんか!?今のミデンに!」

 

一馬「分からん!だが、プリキュアがいない以上......それに、男にはやらなきゃならない時があるんだ!はぐ離れろ!ここをぶっ壊してあいつと戦ってくる!」

 

はぐ「ぷいきゅあ.......ぷいきゅあ!ぷいきゅあいる!」

 

そう言ってはぐはみらい達を指差した。そうか!

 

ベビープリキュア達「?」

 

ハリー「せや!こいつらも元に戻したったらええねん!」

 

ベビープリキュア達「?」

 

一馬「そうか!その手が!つっても.......オレにはみらい、リコ、ことはしか元に戻せない.......それじゃあ不公平だよな.......」

 

ハリー「未来から来たオレとはぐたんにはこいつらを元に戻せるほどの記憶があらへん!」

 

みらい達3人だけじゃない、咲達を元に戻すには.......どうすれば

 

はぐたん「はぎゅ......」

 

ミデン(マジカル)「早く出てきなさい一馬」

 

ミデン(フェリーチェ)「怖くはありませんよ。ただ......」

 

ミデン(ミラクル)「記憶を貰うだけだよ!」

 

向こうはオレを探してる......

 

はぐたん「.......えーる......ふれふれ......えーる......」

 

一馬「はぐ.....」

 

ハリー「はぐたん.....」

 

はぐたん「ふれふれ.....あんじゅ......ふれふれ.....えとわーる......ふれふれ......ましぇり......ふれふれあむーる!」

 

すると、オレ達の前に真っ白い光の壁が現れた

 

一馬「何だこれは?」

 

ハリー「な、なんや?これは」

 

はぐたん「はぎゅ?」

 

「フレフレ!プリキュア!フレフレ!プリキュア!」

 

その壁から、かすかに声が聞こえてきた。子供の声......それに混じって大人の声も聞こえて来る.......前にも似たようなのがあったな......これはまさしく、第四の壁だ.....

 

はぐたん「ふれふれ!ふれふれあゆ!」

 

ハリー「聞こえる......たしかに聞こえるで!」

 

一馬「あぁ.....よし......」

 

これに賭けるしかない。届いてくれよ

 

一馬「聞こえるか!これを見てるオーディエンス達よ!そう!オーディエンスとはミラクルライトを持ってるお前達の事だ!」

 

ハリー「な、なんや変なスイッチ入ったっぽいな......」

 

一馬「お前達はどのプリキュアが好きなんだ?はなか?それともさあやか?。他にも沢山いるぜ!いちかにみらいに!はるかやめぐみ!プリキュアは沢山いるぜ!1人......いや、全員の名前を呼んでも良い!お前達はいままで、数々のプリキュアの戦い、日常を見てきたはずだ!その見てきた記憶を何でも良いから思い出すんだ!お前達の思い出が記憶が!こいつらを元に戻してくれるはずだ!だからよ.......」

 

オレはにぃっとニヤリ顔をする。そして

 

一馬「オレ達と!お前達で!蘇らせようぜ......プリキュア達をよぉぉぉぉ!」

 

思いっきり叫んだ

 

一馬「さぁ!ミラクルライトを持つんだ、オーディエンス達よ!行くぞ!せーの!フレフレ!プリキュア!」

 

はぐたん「ふれふれ!ぷいきゅあ!」

 

ハリー「フレフレ!プリキュア!」

 

「フレフレ!プリキュア!」

 

一馬「その調子だ......だが、足りねぇ!もっとデカい声で!フレフレ!プリキュア!フレフレ!プリキュア!」

 

はぐたん「ふれふれ!ぷいきゅあ!ふれふれ!ぷいきゅあ!」

 

ハリー「フレフレ!プリキュア!フレフレ!プリキュア!」

 

「フレフレ!プリキュア!フレフレ!プリキュア!」

 

オレ達が応援すると、虹色の光が溢れ出る

 

「フレフレ!プリキュア!フレフレ!プリキュア!」

 

そしてみらい達は光に包まれて、みるみる大きくなっていき、光となって飛んでいった。

 

一馬「よし!

 

ハリー「やったー!」

 

一馬「オーディエンス達よ!プリキュア達は元に戻った!成功だ!」

 

はぐたん「ふれふれ、ありがと!」

 

そして第四の壁は消えた

 

一馬「......ハリーさん、はぐ、行ってくるぜ!装着!」

 

はぐ「はぎゅ!」

 

ハリー「おう!行ってこい!」

 

オレはバルクXを装着して子供部屋を飛び出した

 

一馬(バルクX)「えーっと、みらい達は......」

 

オレはその場に滞空して、みらい達を探した......いた!

 

一馬(バルクX)「待ってろよ!」

 

オレはみらい達がいる場所へ飛んだ

 

一馬(バルクX)「っと.....」

 

オレは着地して装着解除した

 

ミラクル「一馬くーん!」

 

一馬「おわっ!?」

 

解除した瞬間、みらいがいきなり来て抱き着いてきた。うーん良い匂い......

 

ミラクル「会いたかったよぉ〜!」

 

一馬「オレも会いたかった.....それに、リコ、ことはにも......」

 

マジカル「ふん、遅いわよ!.......でも、ありがとう........」

 

フェリーチェ「ありがとうございます。一馬♪」

 

一馬「おう!つってもオレだけの力じゃないけどな。オーディエンス達のおかげさ」

 

フェリーチェ「オーディエンス?」

 

一馬「ま、気にすんな。普通首突っ込んではいけない領域だから」

 

マジカル「気になるわ.....っ!みんな!上を見て!」

 

一馬「どしたんだ?リコ.....っ!はな!」

 

上を見上げると、デカデカとはなが写っていた。あれは何処だ.....まさか、ミデンの中か!

 

エール『まだ、出てくもんか.....』

 

ミデン「お前!私の中で何をしている!」

 

エール『わたしが出てったら、あなたがまた1人になっちゃう!』

 

なるほど、ミデンは孤独だった.....ってことか!

 

アンジュ「そういうこと.....エールらしい」

 

ん?突然さあやの声が....もしかして、ここの結晶が声を反射して聞こえてきたのか?

 

エトワール「なんか、わたしがはなと友達になった時のこと思い出すな」

 

ホイップ「そうだよね。誰の心にもキラキラルは生まれるはず!」

 

マジカル「だったら、いいえだからこそ」

 

一馬「あぁ、奇跡を」

 

ミラクル「見せてやろうじゃないか!だよね」

 

一馬「最後まで言わせてくれよ......」

 

ブラック「よし!わたし達も行こう!」

 

一馬「装着!」

 

オレは赤い炎に包まれて、レウスXを装着し、焔剣リオレウスと真飛竜刀【双獄炎】を装備した。そしてみらい達に遅れて走り出した


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