魔法つかいプリキュア!伝説の魔法つかいと水晶に選ばれし狩人(ハンター)   作:ドッカン

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18話

一馬「ふわぁ〜よく寝た....」

 

2人は.....まだ寝てるか。今のうちに準備するか。オレはベッドから降りて、制服に着替え、木刀をベルトに刺し、部屋の外へと出ようとする。あぁ、腹は減ってないぜ。すると

 

みらい「う〜ん......」

 

リコ「ふわぁ〜」

 

一馬「おう、起きたかお前ら」

 

みらい「お〜は〜よう〜」

 

一馬「んじゃあオレは外で待ってるからな」

 

みらい「ふぁ〜い」

 

オレは部屋の外へ出た。しばらくするとリコとみらいが出てきた。そしてオレたちは教室へ向かった

 

リコ「良い?他の生徒には、わたしとあなたがプリキュアだってことを言っちゃダメよ?」

 

リコはみらいを指差してそう言った

 

みらい「え、何で?」

 

一馬「そりゃ簡単だろ?バレたら大騒ぎになるから、だろ?」

 

リコ「それもそうだけど、補習を受けているプリキュアなんて、伝説に傷がつくわ」

 

みらい「へぇ、そういうものなの?」

 

そして、教室の前へ到着した。リコは恐る恐るドアを開ける。するとみらいがドアを勢いよく開けた

 

みらい「おっはようございまーす!」

 

リコ「ちょ、ちょっと」

 

?1「ひぇ?!び、びっくりした」

 

みらい「ご、ごめんなさい」

 

一馬「悪りぃな。こいつがデカい声を出して

 

今教室にいるのは、青髪の奴とさっき声を出した黄色髪の眼鏡か。そしてオレたちは席に座った。真ん中がリコで、教卓から見て右がみらい、左がオレだな

 

?1「リコも補習なの?」

 

リコ「ええ」

 

?2「勉強が学年1でもさ、実技がダメじゃ、話にならないよねぇ」

 

一馬「ふーん、お前って勉強1だったんだな」

 

みらい「リコちゃん、すごい!」

 

すると青髪の奴がオレとみらいの方を見た

 

ジュン「あんたら、新入りだね?覚えておきな。泣く子も黙るジュンとはアタイのことだよ」

 

ジュンって、えらい男っぽいネーミングだな。そう思っていると、扉が開いてオレンジ髪の女の子が来た

 

?3「帽子を忘れて戻ってたら、遅くなりました!ごめんなさい!」

 

忘れもの常習犯、それとも遅刻常習犯か?こいつ

 

リコ「まだ先生来てないけど....」

 

?3「え?」

 

みらい「あの、わたし朝日奈みらい!ナシマホウ界から来ました!」

 

オレも自己紹介しとくか

 

一馬「オレは坂田一馬、オレもこいつと同じナシマホウのから来た」

 

ジュン「んだと!?」

 

「「ナシマホウ界!?」」

 

あー、やっぱりそういう反応するのね

 

みらい「春休みの間だけど、よろしくね!」

 

モフルン「モフルンモフ!よろしくモフ!」

 

?1「ぬいぐるみが喋った?!」

 

まぁ、そういう反応するわな。すると、教卓のすぐそばで、突然煙が現れた

 

?1「ひぃ?!」

 

?4「ゲホッゲホッ、ゲホッ、ブェックション!」

 

何だ、爺さんが現れたぞ。てか、煙で登場とかそれ魔法つかいじゃなくて忍者じゃん

 

リコ「アイザック先生!」

 

先生なんか

 

アイザック「申し訳ない、教師生活40年にして初の遅刻。学校が広くて迷いました」

 

一馬「40年もいれば迷わないっしょ」

 

そして、先生は出席を取った。あの黄色髪のメガネの名前がエミリーで、オレンジ髪がケイって名前だ。そして出席が終わると先生は補習の説明をした

 

アイザック「補習は全部で6回、毎回テストを行い、一つでも落とせば留年です」

 

確か今日、火曜日だよな.......あ、戦隊、仮面ライダー、ドラゴンボール、オルフェンズ 見れねぇ。録画しといてって言って良かった〜それはともかく、一つでも落とせばアウトかよ。厳しいなぁ〜

 

ケイ「厳しいなぁ....」

 

リコ「だから補習は避けたかったのよ」

 

アイザック「合格するたびに、この紙にスタンプを押します。こんな感じで」

 

すると、先生は五枚の紙にいきなりスタンプを押した

 

みらい「え?!押しちゃった!?」

 

リコ「合格....ですか?!」

 

アイザック「そう簡単にはいきませんよ?キュアップ・ラパパ!4枚の紙よ、飛びなさい」

 

え、4枚?すると、4枚の紙は蝶にトランスフォームした。見た目はデフォルメされてるけどな

 

アイザック「では、最初の補習です。この蝶々を見つけて、帰ってきなさい」

 

一馬以外「ええっ?!」

 

すると4枚の紙の蝶は扉から飛んでいった

 

アイザック「ちなみに、極めて局地的な大雨を降らすザーザー雲が学校に近づいています。紙の蝶ですので、濡れたらおしまいです。急いだ方がですよ?ああ、そうそう。みらいさんとリコさんは2人で1枚。協力して補習にのぞむようにとの、校長先生からのご指示です」

 

リコ「ちょ、ちょっと待ってください」

 

みらい「リコちゃん!行こう!」

 

モフルン「モフルンも頑張るモフ!」

 

アイザック「あ、一馬くん、君は残ってなさい」

 

一馬「?」

 

そして教室は、オレと先生だけになった

 

アイザック「さて、一馬くん。君にはテスト、というより、修行を出させてもらいます。これも校長先生からのご指示です今回の修行はリコさん達と同じ、紙を捕まえること、しかし蝶ではありませんよ?」

 

一馬「へ?」

 

アイザック「キュアップ・ラパパ!紙よ、速く飛びなさい!」

 

すると、紙は蝶ではなく小鳥っぽいのにトランスフォームした。そして、紙の小鳥は素早い動きで教室から出て行った

 

一馬「速っ?!も、もしかしてアレを捕まえろと?」

 

アイザック「はい、アレを捕まえて帰ってきてください。濡れたらおしまいですよ?」

 

一馬「い、いってきます!」

 

オレは全速力で教室から出た。絶対に捕まえてやるぜ!


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