魔法つかいプリキュア!伝説の魔法つかいと水晶に選ばれし狩人(ハンター) 作:ドッカン
オレとみらいは、例の物体が落ちたであろう、公園に着いた
みらい「この辺りだったよね?」
一馬「そうだな....」
この津成町で桜が密集しているのはここしか無いからな。物体が落ちたのも桜が密集していたところっぽいし。そしてしばらく歩いていると
みらい「こっち!」
みらいは分かれ道を右に曲がった。オレも右に曲がった。この道は、人がオレとみらいを除いて誰もいなかった
みらい「うーんどこに落ちたのかなぁ?」
一馬「案外、道じゃなくて桜の枝に引っ掛かったとか?
みらい「あ、そうかも!よし、桜も見ながら探してみよう!」
そうして探していると、突然
?「ねぇ、落ちたわよ」
と声がした。オレたちは後ろを振り向くと、モフルンが落ちていた
みらい「あー!モフルン!?ごめんね」
一馬「誰だか知らんが、教えくれて......あれ?どこだ?」
?「っとと」
上から声がしたので、オレたちは上を見た.............とんがった帽子を被って、紫髪のオレたちと大して歳の変わらない女の子だった.........え?箒で空を飛んでる.........ま、まさか.......
?「ダメよ、気を付けてなきゃ」
一馬&みらい「.........」
?「それじゃあね」
そう言うと、魔法つかいは去ろうとする。するとみらいは
みらい「魔法つかいだ!!!」
と、でかい声で叫んだ
?「うわぁ!?」
魔法つかいは驚いて、あやうく箒から落ちかけた
みらい「それ、魔法の箒!?本当に箒で飛ぶんだ~。その帽子もステキだね!あ、昨日の夜見たよ。落ちてくとこ」
おいおいみらいよ、質問攻めは良くないぜ。迷惑してるじゃねぇか
?「お、落ちてないし。あれは......」
みらい「わたし!朝日奈みらい!13歳!こっちはわたしの幼馴染み兼彼氏の坂田一馬くん!一馬くんも13歳!わたしたち今度中学2年生。魔法つかいさん、お友達になってください!ね?」
魔法つかいが言い切る前に、みらいは魔法つかいを友達にしようと自己紹介をした
?「き、聞いてないし!あなたたちの名前や関係なんて。わたしは急いでるから、あなたたちに構ってる暇は無いの」
そう言って、魔法つかいは箒を握りしめる。そして
?「キュアップ・ラパパ!」
彼女がそう言うと、強い風が巻き起こる
一馬「な、何だ?!」
そして箒は浮いて、魔法つかいはそれに乗る
?「箒よ......飛びなさい!」
そして、魔法つかいを乗せた箒は飛び去ろうとする。しかし
?「え?」
みらい「くぬぅ~」
みらいが箒を掴んで止めていた。さながら銀魂で神楽が銀さんと新八を乗せたスクーターを止めたように。まぁあっちは片手で掴んでいたのに対して、みらいは両手だけど........ってそんなこと言ってる場合じゃねぇ!
一馬「何してんだみらい!」
みらい「待って!行かないで!」
そう言うが、みらいは力負けして、浮いてしまう.........あれ、これヤバくね?
一馬「みらい!!!」
オレはジャンプするが、届かない距離まで上がってしまう。おいおい........
みらい「お話だけでも、ねぇ~」
?「箒よ飛んで!張り切って.......頑張って.......飛べ!!!!!!」
そして箒は飛んだ..........みらいをぶら下げたまま.........マジでやべぇ!?
一馬「おい!待てよ!」
オレは追いかけた。くそっ、いつでも受け止めれる用にはしないと...........何か、落ちて来てね?嘘ぉ!?もうかよ!?
一馬「間に合え、間に合え、間に合えぇぇッ!」
オレは某ニンジン嫌いの中尉の台詞を言いながら走る。そして、何とか、真上に着いた。よし、支えるポーズを.........って何?何か上空が光ったんですけど?何なの!?何が起こってるの!?
「「おんなじ!?」」
いや、おんなじって何がおんなじなの!?って、落ちてきたぁ!?
「「うわぁ?」」
一馬「ふぎゅっ!?」
そしてオレは落ちてきた2人の下敷きになった