魔法つかいプリキュア!伝説の魔法つかいと水晶に選ばれし狩人(ハンター)   作:ドッカン

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50話

ゲームセンターで一通り遊んだ後、オレたちはレストランで昼飯を食べることになった

 

エミリー「何種類も飲み物が出るなんて、まるで魔法のポットみたい」

 

勝木「魔法?」

 

まゆみ「たしかに魔法っぽいよね」

 

オレ的にレストランのドリンクバーと言えば、やっぱマッドドリンクの生成だな。何種類ものドリンクを混ぜることで美味しくなることもあれば、なんとも言えない味になることもある。まさに闇の錬金術!それがマッドドリンクだ

 

フランソワ「懐かしいわ......」

 

一馬「懐かしい?」

 

フランソワ「えぇ、私もこっちにいた時は、あんな感じではしゃいでたわ」

 

みらい「こっちに住んでたんですか?」

 

フランソワ「あなたたちぐらいの時にね、素敵な仕立て屋になるために、修行してたのよ」

 

フランソワ「別に珍しいことじゃなくてよ。ナシマホウ界には、魔法界の人間もたくさん住んでいるの。例えば、彼とか」

 

そう言って通路を挟んで向かい側の席のノートパソコンを操作している男性の方を指す

 

フランソワ「彼女もね」

 

今度はウェイトレスを指した

 

フランソワ「有名なタレントさんとか、アーティスト、声優さんにもいるんだから」

 

一馬「マジっすか!」

 

フランソワ「えぇ、でももちろん、魔法が使えることは隠してね」

 

リコ「噂には聞いてたけど、結構いるのね」

 

ジュン「アタイも来るつもりさ。ナシマホウ界のことをもっと知りたいんだ。だから学校を卒業したら来るつもりだよ」

 

一馬「へぇー」

 

みらい「ジュンにはそんな目標があったなんて、凄いなぁ」

 

そして、飯食った後、オレたちは外へと出た。そしてジュンたちは外にあったサイクリングショップを覗いていた

 

ジュン「これが自転車か!?」

 

まゆみ「自転車も見たことないの?!」

 

まゆみ&勝木「信じられない!」

 

そういやリコのやつ、朝からなんか少し変な表情をしてたな何だ?

 

フランソワ「心配しないでリコちゃん」

 

リコ「え?」

 

フランソワ「わたしもこっちにいた時は、ちょっぴり不安だったわ。魔法界のみんなより遅れをとってるんじゃないかって」

 

なるほど、遅れか

 

フランソワ「でもね、こっちでは魔法学校では教わらない、いろんなことが勉強できてよ」

 

みらい「そうだよ!リコも言ってたじゃない『無駄な努力なんてない。どんなことでも一生懸命に頑張れば、きっと力になる』って。わたしも、いろんなことをやってみようと思うんだ!立派な魔法つかいになるっていう、リコみたいに。わたし、なりたいものが決まってない......でも、いっぱい、いっぱい、いろんなことを勉強して、たくさん頑張ってみたら、目標が見つかるかなーって」

 

一馬「オレも、恥ずかしいけどみらいと同じ今はなりたいものが無いんだ......だがオレだって頑張って、いつかは、夢を見つけれるようになりたいぜ」

 

みらい「一馬くん.......」

 

リコ「みらい.....一馬......」

 

フランソワ「ほーら、そろそろお時間よ」

 

そう言ってフランソワさんはジュンたちの方へ行った

 

一馬「さてと、オレたちも行くか」

 

すると

 

「見つけたよ......」

 

オレたちは後ろを向いた。そこにはスパルダがいた

 

みらい「あなたは!」

 

一馬「スパルダ!」

 

リコ「またエメラルドを!?」

 

スパルダ「いや、今日はちょっと違ってね......」

 

リコは箒を取り出す

 

リコ「みらいは乗って!一馬は掴まって!」

 

みらいは乗って、オレは掴まった

 

リコ「キュアップ・ラパパ!箒よ飛びなさい!」

 

そしてホウキは飛んだ。ってしまった!ガンプラ置いてきてしまった。でも今はそんな場合じゃ無いか

 

スパルダ「逃さないよ!」

 

スパルダも追いかけてきた。そしてしばらくオレたちとスパルダの追いかけっこが始まった

 

スパルダ「はぁ!」

 

そして、スパルダの出してきたネットに捕まって、オレたちは墜落してしまった。幸い、ビルの屋上だったから良かったが。その衝撃でリコはリンクルスマホンを落としてしまった。まぁすぐ回収したがな

 

スパルダ「もう逃さないよ?」

 

するとスマホンからチビが出てきた

 

はーちゃん「3人をいじめちゃダメ!」

 

一馬「お前、早く隠れてろ!」

 

スパルダ「こいつらなど、どうでもいい。私が欲しいのはリンクルスマホン」

 

こいつ、何でリンクルスマホンのことを!

 

リコ「どうしてリンクルスマホンを!?」

 

スパルダ「いいからよこすんだよ!」

 

一馬「黙れ!」

 

オレはチビの前に出る

 

一馬「誰がてめぇみたいなクズにリンクルスマホンを.....渡すかよ!たとえ死んでもなぁ!」

 

みらい「そうだよ!」

 

リコ「あなたなんかに渡さないわ!」

 

モフルン「モフ!」

 

スパルダ「ふふっ、そう言うだろうと思ったよ」

 

そしてスパルダはあるところを指差した。そこには、あの時のヘリが糸に捕まっていた。まさか!

 

スパルダ「こっちのものは使えるからねぇ。ドクロクシー様が強くお望みなんだ......何があってもそいつを手に入れる!」

 

そして、スパルダは杖を取り出した

 

スパルダ「魔法!入りました!」

 

そして、スパルダは杖を投げる。そしてそこからヘリの上空に禍々しい魔法陣が現れてヘリコプターが吸い込まれる。そして何とスパルダもその魔法陣に入った。そしてそこから暗雲が広がった。奴は本気ってことか。良いぜ、ならこっちも本気(マジ)になるだけだ!

 

モフルン「変身するモフ!」

 

一馬「お前ら!」

 

みらい「うん!」

 

リコ「えぇ!」

 

空中ならレウスだ!武器は飛竜刀【朱】と火竜砲・パワーバレルで行くぜ!お、あっちはサファイアか

 

ミラクル(サファイア)「2人の奇跡!キュアミラクル!」

 

マジカル(サファイア)「2人の魔法!キュアマジカル!」

 

ミラクル&マジカル(サファイア)「魔法つかい!プリキュア!」

 

一馬(レウス)「クリスタルに選ばれし騎士にして、悪を狩る狩人(ハンター)!坂田一馬!見参!」

 

オレ達は飛び上がって雲の中に突入した


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