魔法つかいプリキュア!伝説の魔法つかいと水晶に選ばれし狩人(ハンター)   作:ドッカン

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52話

リコ「うわぁ!?何これ、止まらない!?」

 

大吉「はっはっはっ!最新式のパワフル掃除機だよ!ダイソンにも負けてないよ!」

 

よぉ、オレだ。今日は6月25日の土曜日だ。そして今日は朝日奈家の大掃除だった。ちなみに月曜日は学校側の都合で休みなっている。つまり三連休だ!

 

一馬「リコ、オレが代わってやるよ」

 

リコ「こ、これはわたしがやるから!やっぱ止まらない!?」

 

一馬「そっか」

 

オレはみらいが掃除している所へ向かった

 

みらい「うぅ....取れない!」

 

っと、どうやら窓拭きに苦戦してるみたいだな

 

一馬「どうしたんだ?みらい」

 

みらい「あ、一馬くん。実はちょっと窓の汚れが落ちなくてねー。でも大丈夫!これくらい魔法で......」

 

そう言ってみらいは杖を取り出す

 

一馬「おい!バカっ......」

 

すると、窓から今日子さんが覗いて来た

 

今日子「二人とも?」

 

みらい「え!?」

 

一馬「あ!?」

 

今日子「みらい、何その杖、魔法でも使う気?」

 

みらい「あ、いや、あの、これは.......」

 

するとかの子ばあちゃんがやってきた

 

かの子「魔法ねぇ.....おばあちゃんも魔法使ってみようかしら?」

 

一馬&みらい「え?」

 

リコ「いま、魔法っていいました?!」

 

リコもやってきた

 

かの子「新聞よ、窓をピカピカにしておくれ!」

 

そしてかの子ばあちゃんはバケツの水で新聞紙を濡らして、そのまま窓を拭いた。あぁ、アレね

 

みらい「汚れが簡単に落ちちゃったよ!」

 

かの子「仕上げは乾いた新聞紙で.....」

 

リコ「本当に新聞紙でピカピカに?!」

 

今日子「もう、おばあちゃんったら魔法だなんて。新聞紙のインクの力でしょ?」

 

かの子「いえいえ、わたしの魔法のおかげよ」

 

大吉「おーい!これは何処にしまったら良い?っておわっ!?」

 

大吉さんが何かを抱えて来たのだが、少しの段差につまづいた

 

今日子「大丈夫!?」

 

一馬「あちゃー......」

 

みらい「あ、お父さん!」

 

オレとみらいとリコは大吉さんの近くによる

 

みらい「あれ?これって.....」

 

するとみらいはとあるアルバムを手にした。かの子のアルバム......ってことはかの子ばあちゃんのアルバムか。中を見てみると、そこには若い女性が

 

かの子「まぁ、懐かしい......」

 

みらい「この人もしかして、おばあちゃん?!」

 

かの子「えぇ....」

 

マジかよ.......

 

かの子「ちょうど、あなたたち3人ぐらいの頃ね....この公園でね、不思議な人に出会ったのよ」

 

みらい「不思議な人?」

 

かの子「えぇ.....今でもあの光景が目に浮かぶよ......」

 

それほどまでに脳内に焼き付いているんだな......

 

かの子「その人は風のように現れて......あの時のこと今でもずーっと忘れられないわ」

 

そして、オレたちはみらいの部屋に入った

 

みらい「はぁ.....おばあちゃんの思い出の人か......」

 

一馬「どんな人何だ.......んぐっ......うめぇ」

 

掃除が終わった後のスプライトはうめぇぜ

 

リコ「みらいのおばあさまって素敵ね!」

 

みらい「うん!」

 

すると水晶が

 

水晶「やれやれ、校長の占いったら肩がガッチガチですわ」

 

一馬「肩あんのかよ......」

 

水晶「ありますわよ」

 

絶対ホラだ.....

 

モフルン「水晶さんどうしたモフ?」

 

水晶「今厄介な調べ物をしていて.......はぁ、たまには気分を変えたいですわ!」

 

リコ「じゃあわたしたちに占いさせて貰えない?」

 

一馬「占いだと?」

 

リコ「えぇ。水晶を操る占い師は、魔法界でも人気の職業なの。てなわけで........」

 

そしてリコは部屋から出て行った。そしてしばらくして魔法学校の制服を着たリコが来た。ただしフードだが

 

リコ「お待たせ」

 

一馬「何でその格好なんだよ.....」

 

リコ「こう言うのは雰囲気が大切よ。さぁ水晶よ、答えなさい!って、前からやってみたかったんだよねー」

 

するとモフルンがいつのまにか帽子とケープを装着してた

 

モフルン「モフ〜!水晶玉よ答えるモフ!」

 

みらい「モフルン!?」

 

一馬「お前いつの間に!?」

 

みらい「待って、2人がその格好ならわたしも!一馬くんは外に出て!」

 

一馬「あ、あぁ......」

 

オレは部屋の外へ出た。しばらくしてみらいが入って良いよーって声が聞こえて来たので入った。そして、みらいは魔法学校の制服を着ていた。フードだがな。そして、占いはかの子ばあちゃんの思い出の人を占うことになった

 

リコ「それじゃあみらい、水晶さんに手をかざしてみて」

 

そしてみらいは水晶に手をかざす

 

みらい「こ、こう?」

 

リコ「そうよ」

 

みらい「えーっと、おばあちゃんの思い出の人はどこ!」

 

すると、モヤが......しかし

 

水晶「あぁ、こんな時に.....」

 

そして、水晶に校長が映った

 

校長「おはよう諸君」

 

みらい&リコ「校長先生!?」

 

一馬「校長!?」

 

校長「リンクルスマホンが狙われたとか」

 

一馬「あぁ、狙われましたぜ。そして突然暗闇に覆われて、そこで、蜘蛛女.......スパルダが言ってました。『ドクロクシーの闇はこんなものではない』ってね」

 

校長「ふーむ......ドクロクシーの闇の魔法。おそらくは......古に禁じられた危険な魔法.......」

 

そして、校長はぶつぶつと何か言った。しかし全く聞き取れなかった

 

一馬「おーい?校長」

 

校長「いや、何でもない。これからも用心する様に」

 

一馬「了解!」

 

みらい&リコ「はい!」

 

校長「うむ、それとキャシー。後で例の占いの続きを......」

 

水晶「えぇ....分かりましたわ」

 

そして校長は消えた

 

水晶「ってもうほんとうに肩こるわー」

 

一馬「スプライトいる?」

 

水晶「気持ちだけ受け取っておきますわ」

 

みらい「あははは.....じゃあまず出かけよっか。水晶さんもたまには外に出たいでしょ?」

 

水晶「えぇ!」

 

ということで、オレたちは水晶を持って外へ出た


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