魔法つかいプリキュア!伝説の魔法つかいと水晶に選ばれし狩人(ハンター)   作:ドッカン

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56話

ガメッツとの決着をつけた後、オレたちはペガサスに乗って、下に降りた。ロレッタ先生、シシー、ナンシー、ドロシーはオレたちを待っていてくれていた。そして今日はもう遅いので、今晩は、ロレッタ先生たちと一緒に潜水艦の中で寝た。ちゃんと水晶を使って今日子さんたちには伝えてるぜ。今日はリコの故郷で泊まるってな。寝心地か?んまぁ狭かったからなー。でも、女に囲まれて、なんか気持ち良かったかなー。翌日、起きると、リコの顔とキス寸前まで近づいていた。まぁそんなことは置いといて、オレたちはホウキに乗って魔法学校へ向かった。理由は昨日の現象のことを校長に話そうと思ってな。その途中でオレたちはチビに昨日の光のことを聞いたが、本人も分からなかった。そして腹減ったらしく、ガーネットをスマホンにセットして、食い物を出してチビに食わせた。そして、チビは食べたあと、スマホンの中で寝た。そして魔法学校に着いて、校長室へ向かった。

 

一馬「校長!どこっすかー!」

 

みらい「聞きたいことがあるんですけどー!」

 

リコ「お留守ですか?」

 

モフルン「モフー!」

 

しかし呼んでも返事は来なかった

 

リコ「留守みたいね」

 

みらい「どこに行っちゃったんだろう」

 

一馬「さぁな」

 

するとアイザック先生と教頭先生が入ってきた

 

教頭「おや、あなたたち」

 

みらい「教頭先生!アイザック先生!」

 

みらい&リコ「お久しぶりです!」

 

一馬「どもっす」

 

教頭「ご機嫌よう。あなたたちも校長先生に用があって来たのですか?」

 

リコ「はい、あの、校長先生はどちらでしょうか?」

 

教頭「それが急に居なくなって、私たちも探してるんですよ」

 

みらい&リコ「えぇ!?」

 

一馬「マジでか......」

 

アイザック「校長先生は何か難しい占いを水晶さんに頼んでましたからねぇ。もしやその答えが出たのでしょうか」

 

みらい「占いの答え?」

 

一馬「そういや、水晶も無いな。校長が持っていったのか?」

 

するとモフルンが鳩っぽい装飾がされたポットを持ってきた

 

モフルン「みらい!一馬!こんなものがあったモフ!」

 

みらい「これは?」

 

リコ「伝書ポットよ」

 

一馬「伝書鳩じゃ無いんかい......」

 

しっかしポットを見ると、ジョジョ5部のアバ茶を思い出す。お茶でも飲んで..........話でもしようや........なんてね。アバ茶ってなんだって?自分で調べてくれ。オレも最初アバ茶を見たときは爆笑したが、それと同時にゾッとしたな

 

みらい「ふ〜ん?」

 

みらいは伝書ポットを触る

 

一馬「お、おい、うかつに触ったら」

 

するとポットから、ヤカンが沸いたような煙が出た。みらいは驚いて後ろに倒れた

 

一馬「言わんこっちゃ無い。みらい、大丈夫か?」

 

みらい「うん、平気だよ」

 

ふと、上を見ると、煙は魔法界の文字になった。そして、校長のホログラムっぽいのが現れた

 

校長『しばしの間、魔法学校を留守にする。後のことは皆に頼んだぞ』

 

そう声が聞こえた。これってビデオメッセージっぽくねぇか?そして、煙とホログラムは消えた

 

教頭「そんな!?魔法界の要である校長先生がいなくなるなんて!」

 

アイザック「校長先生は昔から何事も1人で抱え込むお人ですからねぇ」

 

そして、オレたちは校長の手がかりを見つけに、学校内を歩き回った

 

校長の手がかりを探していると、ジュン、ケイ、エミリーの3人に出会った。オレたちは校長がいなくなったことを話した

 

ケイ「えー!?校長先生がいなくなっちゃったの!?」

 

一馬「あぁ」

 

リコ「ちょっと用事があって来たのだけれど、行方不明で」

 

ジュン「んだよ、アタイたちに会いに来たんじゃ無いのかよ」

 

一馬「ははっ悪りぃな」

 

リコ「ごめん」

 

みらい「校長先生がいそうな所、知らない?」

 

エミリー「さぁ?校長先生は謎が多い人だから.......」

 

ケイ「そうそう、校長先生の七不思議って魔法学校の中で語り継がれてるよね」

 

一馬「七不思議?」

 

みらい「いま、七不思議って言いました!?それってワクワクもんだぁ!」

 

リコ「ちょっとみらい、それどころじゃ」

 

一馬「そうだぜみらい」

 

みらい「でも、ヒントになるかもしれないよ?教えて!」

 

ケイ「えーっとね、メモっといたのだけど.....」

 

そう言ってケイはメモ帳を取り出す

 

ケイ「あ、これこれ。七不思議その1、校長先生が何歳なのかは誰も知らない!」

 

みらい「あ、それ聞いたことある」

 

ジュン「あんな見た目なのに相当昔のこと知ってるし」

 

一馬「口調もジジイっぽいからな。結構なジジイなんじゃねーの?」

 

ケイ「七不思議その2、魔法学校の校長なのに、魔法を使う所は誰も見たことがない」

 

一馬「マジでか!?じゃああの絨毯は!?」

 

リコ「あれは魔法の力を込めた道具を使ってるだけで、校長先生の魔法じゃないわ」

 

一馬「なるへそ」

 

みらい「なるほど〜」

 

ケイ「では七不思議その3、誰もいない夜の校長室から、女の人の声が聞こえてくる」

 

エミリー「ひぃ〜.....」

 

一馬「ぜってぇ水晶のことだよな」

 

みらい「多分ね」

 

リコ「絶対そうだわ」

 

ケイ「なにこそこそ話してるの?」

 

一馬「何でもない。続けてくれ」

 

ケイ「分かった。後は、えーっと.......アレ?メモしてない!」

 

エミリー「はいはーい!七不思議その4、校長先生が毎日飲んでる薬膳茶は、とーっても苦いらしい。噂ではあのアイザック先生が吐いたほどだとか」

 

リコ「それは七不思議じゃなくて、単なる噂じゃない?」

 

モフルン「モフルンは甘いのが良いモフ!」

 

ちなみに、オレは辛いのが好きだ。例えばローソンではからあげくんやLチキはホットを頼むほどだぜ。そして、あのパン屋ではよくカレーパンを頼む。たまーにいちごメロンパンも頼むけどな

 

ジュン「七不思議その5」

 

今度はジュンか

 

ジュン「校長は若い頃ナシマホウ界で結構モテてたらしいぜ?」

 

お、オレもモテたい........いや、みらいがいるからそんなことはもう良いのか

 

リコ「だから、それはただの噂でしょ」

 

エミリー「そしてその6は......図書館の一番奥には校長先生も行ったことがない」

 

みらい「あ、それならわたしたち」

 

リコ「しー!」

 

一馬「バラすなよ」

 

みらい「は、はい......」

 

一馬「それで、後の1つは何だ?」

 

エミリー「えーっと」

 

ケイ「うーん....」

 

ジュン「これ以上はアタイたちも知らないな」

 

すると

 

リズ「7つ目なら、聞いたことあるわ」

 

リズさんがやってきた

 

一馬「リズさん!」

 

リコ「お姉ちゃん!」

 

みらい「リズ先生、知ってるんですか!」

 

リズ「七不思議その7」

 

頼む、今度こそしょうもない噂じゃないように

 

リズ「この学校を支え、そして見下ろすこの木の頂上。そこにある開かずの扉を開けられるのは校長先生のみ」

 

おぉ、最後にいかにも七不思議らしいのが来たな

 

リコ「開かずの扉......」

 

みらい「じゃあ、もしかしたら校長先生はそこへ?」

 

リズ「それは分からないわ。でも、校長先生ほどの方なら、どんな扉も簡単に開けれるでしょうね」

 

校長はまさか、アバカム使いか?!

 

一馬「校長が魔法を使ったところを見たことがあるんですか?」

 

リズ「いいえ、アレが初めてだったわ。でも、校長先生は、私たちの知らないすごい力を秘めていらっしゃる。そう感じるの」

 

するとみらいは箒を取り出した

 

ジュン「みらい?」

 

一馬「お前、何を....!」

 

みらい「校長先生を探してきます!」

 

モフルン「みんなまたねモフ!」

 

そう言ってみらいは飛んで行った

 

一馬「ちょ!?......あいつ........」

 

リズ「開かずの扉を探すつもりかしら?」

 

リコ「大変!」

 

リコも箒を出した

 

リコ「ありがとうお姉ちゃん!一馬乗って!」

 

一馬「お、おう」

 

オレはリコの箒に乗った

 

リコ「またね!」

 

そして箒はオレとリコを乗せて飛んだ


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