魔法つかいプリキュア!伝説の魔法つかいと水晶に選ばれし狩人(ハンター)   作:ドッカン

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60話

校長「クシィよ、思い出すのじゃ!はるか昔我らはいずれ訪れるであろう大きな災いについて調べていた。災いを回避するためには、リンクルストーン・エメラルドが必要だと分かったが、どんなに探そうと、その輝きのありかすら知れず。業を煮やしたそなたは、それに代わる力を手に入れようと、危険な魔法に関する数々の書物を集め、研究を始めた。じゃが、禁断の魔法を研究し、その果てに..........クシィ......そなたは、命を落としたはず!」

 

一馬&みらい&リコ&モフルン「?!」

 

つまり、死んだって事かよ!

 

校長「なぜこうしてここにおる!」

 

ヤモリみたいな奴「ドクロクシー様にはもはや人としての魂はあらず。あるのはこの世に止まりし強い欲望、強き力を手にする欲の念がかりぞめの肉体に残された。エメラルドがあれば、ドクロクシー様と、闇の魔法が完璧となる」

 

ドクロクシー「我は闇の魔法の使い手なり.......うおおおおおお!!!!!」

 

こ、このオーラは!何て、気迫だ.......これが奴の気迫だとでも言うのか!?

 

校長「話しても無駄という訳か.......ならば!」

 

校長は杖で魔法陣を展開する

 

校長「キュアップ・ラパパ!」

 

そして校長は久々にあの魔法つかいの姿になる

 

校長「光よ照らせ!闇を退けよ!」

 

校長の魔法がドクロクシーに!!!とはいかず、何とバッティが食い止めた

 

バッティ「これ以上.......ドクロクシー様に力を使わせる訳には!」

 

しかし、校長の魔法はバッティの魔法を打ち消した。しかし、ドクロクシーにまでは届かなかった

 

バッティ「ぐわぁぁぁぁ!?」

 

バッティは魔法の衝撃で吹っ飛ばされた。す、すげぇ......アレがマジになった校長の魔法

 

ヤモリみたいな奴「何という力......」

 

校長「来たるべき日に備え、永きにわたり封印し、力を蓄えて来た我が魔法!まさか......クシィ !そなたに使うことになろうとは!」

 

おいおい、さっきのよりやべぇぞ.......でけぇ

 

ドクロクシー「消え去れ!光よ!」

 

おぉう、あちら側もドス黒い魔法を溜めてやがる

 

校長「闇よ!消え去れ!」

 

そして、校長とドクロクシーの魔法がぶつかり合う。ふ、吹き飛ばされるぜこりゃ.......ぶつかり合う2つの魔法、しかし!ドクロクシーが校長の魔法を打ち消した!

 

校長「何?!」

 

そして、凄まじい爆発が起こった.......

 

ドクロクシー「はぁ.......」

 

ヤモリみたいな奴「ゲホッゲホッ......ドクロクシー様!」

 

バッティ「ぐっ.....」

 

一馬「みらい、リコ、モフルン、大丈夫か?」

 

みらい「うん」

 

リコ「えぇ」

 

モフルン「モフ」

 

校長「うっ、ううっ.......」

 

校長の声がした

 

一馬「校長!」

 

みらい&リコ「校長先生!」

 

オレたちは校長の元へ駆け寄る。しかし校長の姿は

 

校長「皆、大丈夫か?」

 

みらい&リコ「えぇ!?」

 

モフルン「おじいさんになったモフ!」

 

一馬「やっぱりか!」

 

何と校長はジジイになっていた。オレは校長は何らかの方法で若さを保ってるって思ってたが、当たっていたか

 

校長「ゴホッゴホッ......面目ない.....」

 

水晶「力を使い果たしてしまったようじゃ.....」

 

モフルン「こっちはおばあさんモフ!」

 

一馬「アンタもか!?」

 

水晶の女性のシルエット部分がババアになっていた。校長がジジイなのは分かってはいたが、まさか水晶までとは......そこまでは予測してなかったぜ

 

ドクロクシー「うぅ....あぁ.....」

 

ドクロクシーはよろめいて、玉座に座った

 

ヤモリみたいな奴「これ以上無理をされては!」

 

ドクロクシー「下がれ、僕よ......」

 

一馬「校長!大丈夫か?」

 

すると、オレとみらいとリコは、ドクロクシーによって浮かばされてしまう。そして、持ち物を出された

 

ドクロクシー「我が手に!」

 

そこから、スマホンだけがドクロクシーの元へ

 

みらい「!?はーちゃん!」

 

一馬「チビ!」

 

ヤモリみたいな奴「小さき命を宿せし書物、それは大いなる輝きを得ることを許された者の証、リンクルスマホンの伝説の一文。ご存知なかったようですね?」

 

校長「う、うぅ.....」

 

水晶「動けませぬ」

 

モフルン「はーちゃん」

 

一馬「そいつを返しやがれ!」

 

みらい「はーちゃんを!」

 

リコ「かえして!」

 

一馬「行くぞ!みらい!リコ!」

 

今回は、ブラキシリーズと、ディオスソードだ!

 

一馬「装着!」

 

オレは紺色の光に包まれ、ブラキシリーズを装着する。あちらは、ルビーか!

 

ミラクル(ルビー)「2人の奇跡!キュアミラクル!」

 

マジカル(ルビー)「2人の魔法!キュアマジカル!」

 

ミラクル&マジカル(ルビー)「魔法つかい!プリキュア!」

 

一馬(ブラキ)「クリスタルに選ばれし騎士にして、悪を狩る狩人!坂田一馬!見参!」

 

ヤモリみたいな奴「プリキュア......坂田一馬!」

 

バッティ「己.....」

 

ミラクル&マジカル(ルビー)「はーちゃん!」

 

一馬(ブラキ)「チビ!」

 

オレたちは、ドクロクシーに向かって攻撃する。しかし、攻撃は魔法陣によって防がれた。そして強風が巻き起こる

 

バッティ「これが、ドクロクシー様のお力」

 

ヤモリみたいな奴「ま、不味いですよ!これ以上魔法を使えば、お力が!」

 

ドクロクシー「うぅ....」

 

いいこと聞いたぜ!だったらワザと魔法を撃ちまくらせてガス欠にすれば良いことよ!そして、ドクロクシーはよろめいて魔法陣を消した。今だ!オレはディオスソードを抜刀し、みらい、リコと共に再度ドクロクシーの元へ向かう

 

ドクロクシー「?!」

 

ミラクル&マジカル(ルビー)「はっ!」

 

一馬(ブラキ)「粘菌.......爆裂突き!!!」

 

オレたちは飛び上がり、2人はキックを、オレは太刀を突き出す。だがドクロクシーはまた魔法陣を展開して防ぐ

 

一馬(ブラキ)「うぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

ミラクル&マジカル(ルビー)「はぁぁぁあ!!!!」

 

だがオレたちは防がれながらも打ち破ろうとする

 

ドクロクシー「ぬぅ!おおおお!!!!!」

 

ブラキ(ブラキ)「ぐっ!?ああああ!!!」

 

ミラクル&マジカル(ルビー)「きゃぁぁ!!!!!」

 

しかし、オレたちは奴の闇の魔法で吹っ飛ばされてしまった

 

ドクロクシー「全てを塗り潰す。我が闇には敵わぬ!」

 

モフルン「ミラクル!マジカル!クリスナイト!」

 

一馬(ブラキ)「くそったれが.........!?アレは!」

 

オレたちの前に、スマホンが落ちていた。それに気づいたドクロクシーは、スマホンを奪おうとする。しかし!校長によって、阻まれた

 

一馬(ブラキ)「校長......」

 

ヤモリみたいな奴「まだ力が!」

 

校長「させぬぞ!」

 

しかし、押し負けてしまった

 

校長「うぉ!?」

 

一馬(ブラキ)「校長!」

 

そして、スマホンは、奴の手に

 

水晶「校長....もうこれ以上は」

 

校長「まだじゃ......この命尽きようとも、皆を守る。それがワシの.....」

 

ミラクル(ルビー)「みんなが帰りを待ってます」

 

マジカル(ルビー)「校長先生の心配をして、待ってます!」

 

一馬(ブラキ)「魔法学校の奴らがな!」

 

オレたちは立ち上がる

 

校長「君たち......」

 

マジカル(ルビー)「行動ですよね?補習で習いました。何よりも、先ずは行動すること」

 

ミラクル(ルビー)「どんな大変な状況でも、負けない心を!」

 

一馬(ブラキ)「そして、諦めない勇気をよ!」

 

マジカル(ルビー)「授業で、学びました!魔法学校だけじゃない。校長先生がおっしゃっていたように、あっちの世界は、とても勉強になります!世の中には、いろんな人がいて、いろんな考え方があるんだって!もっと、学ぶことがあります!だから、戻らないと!」

 

ミラクル(ルビー)「みんなで一緒に!」

 

一馬(ブラキ)「アイツも!一緒に!」

 

ミラクル(ルビー)「だからはーちゃんを!」

 

マジカル(ルビー)「かえして!」

 

モフルン「モフー!.......モフ?」

 

一馬(ブラキ)「どうした!?モフルン!」

 

モフルン「とっても甘い匂いがするモフ」

 

ドクロクシー「エメラルド......うぉぉぉぉぉ!!!」

 

一馬(ブラキ)「!?これで終わりにしてやるぜ!オレのこの手が真っ赤に燃える!勝利を掴めと轟き叫ぶ!」

 

オレは右手を構えドクロクシーに向かう

 

一馬(ブラキ)「爆熱ッ!ゴォォォォォッド........」

 

すると、ドクロクシーは巨大な魔法陣を展開した。すると景色が魔法界の大樹の景色になった

 

ドクロクシー以外「!?」

 

ドクロクシー「おぉ!エメラルド......」

 

ヤモリみたいな奴「これはまさか、エメラルドの眠る場所とは」

 

校長「この魔法界そのもの.....その力が一箇所に集い、形を表そうととしている!」

 

そして、クリスタル以外のリンクルストーンが浮かぶ。2人も元に戻った

 

みらい「リンクルストーンが!」

 

リコ「どういうこと!?」

 

一馬(ブラキ)「何が起こるんだ?」

 

すると、クリスタルの声が聞こえた

 

クリスタル『この気配.......来るぞ、エメラルドが』

 

何!?すると一筋の光がリンクルストーンの輪の中心に来た。そしてそれはリンクルストーンの形になった

 

モフルン「エメラルド!命のリンクルストーンモフ!」

 

校長「アレが!」

 

みらい「リンクルストーン......」

 

リコ「エメラルド」

 

なるほど、たしかに他のリンクルストーンより、特別な輝きを放ってやがるぜ


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