・クロスオーバー
・独自解釈
・原作改変
・キャラ崩壊
・不定期更新
・拙い文章
・大人は嘘つきではないのです。間違いをするだけなのです
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人が出歩くのをためらう程の寒さの中、1人の女性がその若い命を落とそうとしていた
苦痛に顔を歪める彼女の脳裏にあるのは、怒りか、それとも後悔か
「肺胞が壊死してるからね、つらいよね。俺の血鬼術吸っちゃったからな、ごめんね。すぐに救ってあげるから」
今まさに女性を殺そうとしている鬼が何を言うのか――という状態だが、このままでは鬼に喰われずとも間違いなく命を落とすことだろう
ただしそれは――
「コオォォォォ!波紋疾走!!」
――古城 誠之助がいなければの話ではあるが
「おっと危ない危ない、鬼殺隊の増援が来ちゃったかぁ」
「ごほっごほっ……あなたは……?」
「無理して喋るんじゃないぜ、見た所お嬢さんはかなりの重傷だ」
エジプトから帰ってきた誠之助は、たまたま立ち寄ったこの町で不穏な気配を感じ取り――導かれるようにこの場所へとやって来たのだ
「わぁ随分と大きな人が来たね……って君、刀持ってないじゃないか?大丈夫?忘れちゃったのかなぁ?」
「人の心配をするとは中々気配りが上手いじゃねぇか優男、最も女を殺そうとするようなゲスに心配された所で吐き気しかないけどな!」
「君、随分と酷いこというなぁ…傷ついちゃったよ俺」
「そいつは重畳。質問の答えだが――この場を切り抜けるのに、刀なんざ必要ないんだよ、とっておきの策がひとつありゃいい!」
「へぇ…これは「次にお前は、面白い子が来たなぁという」面白い子が来たなぁ――八ッ!?」
言葉を当てられた鬼――上弦の弐 童磨――は驚いた顔をしているが、それは誠之助の観察眼の高さを見抜いたからこそ出てしまった表情であるとも言える
誠之助のことを決して油断できない…されど興味深い敵だと悟り、さて何をしてくるのかと警戒を強めるが、それこそが誠之助の狙いなのだ――!
「え?え?」
「まさか、とっておきの策って――!?」
誠之助は傷を負った女性を抱きかかえると、上弦の弐と反対の方向をクルリと向いた
「逃げるんだよォ!スモーキーーーーーーッ!」
「わぁやっぱりか!相撲鬼って誰?って君足速すぎない??」
童磨は知らぬことだが、驚異の身体能力を持つ誠之助が波紋法を使い身体能力を更に向上させて本気で逃げているのだ
誠之助の身体能力と戦術眼を持ってすれば、上弦の鬼にも引けを取らないと言っても決して過言ではないのである!
「俺を追ってきていいのかぁ?もうすぐお前等の大好きな、そう!太陽が昇る頃合いだぜ!」
文字通りの”鬼ごっこ”をして時間を稼いでいると、やがて太陽の登る気配が高まってきた――それは理の外の者たちが消え去る時間、人を祝福する光の抱擁――!
それを敏感に感じ取った童磨は名残惜しそうにしながらも、太陽の光に追われるようにして去っていった
「(――やれやれ、恐ろしい相手だったぜ…とても誰かを守りながらじゃ勝つことは不可能だろうと思うほどにはな)」
目の前で救える命を見過ごすことができない誠之助にとって、敵を打ち倒すことだけが勝利ではないのだ――その姿は、かつて弱き者の為に立ち上がってきた彼の祖先を彷彿とさせる気高き精神を、確かに感じさせた
「ゴホゴホっ」
「おっと…こっちも早く処置をしないとまずいな――波紋エネルギーを温存してよかったぜ、これならあんたを助けられる!――コオォォォ!」
そしてこれが戦闘より逃走を選んだもう一つの理由、波紋エネルギーの温存だ
誠之助は特殊な呼吸法によって自らの波紋エネルギーを高めていった――ここが水場であれば波紋となって現れるほどのエネルギー量だ!
そして、高めた波紋エネルギーを目の前の女性の身体へと叩き込んだのだ!
「ポゥ!!」
波紋エネルギーは太陽の光と同じエネルギー!それを身体へ注ぎ込むことによって、女性の体内から鬼の血鬼術を消し去り、溢れ出るエネルギーにより肉体に生命力が与えられ負傷した肉体を治療したのだ!
ただ一つ誠之助にとって誤算だったのは、その光景を他人に見られたら誤解を生むということを考えていなかったことだ!
「あなた!姉さんに何をしているの!!」
「メメタァ!?」
不幸中の幸いだったのは、既に日光が昇っていた為か刀ではなく拳でただ殴られたことだろうか
最も、呼吸――波紋とは別の呼吸だが――を修めている剣士の拳が「ただ殴られた」で済まされるかどうかは別の話である
潰れたカエルのようになった誠之助は、その意識を暗闇へと落としていった
Q.波紋エネルギーとは?
A.私にも分からん
Q.何で逃げたの?
A.カナエさんが死ぬ未来しか見えなかったから
次あった時には特別な必殺技を叩き込む予定
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続かないかも