鬼滅のジョジョ   作:すおう

3 / 5
・オリ主
・クロスオーバー
・独自解釈
・原作改変
・キャラ崩壊
・不定期更新
・拙い文章
・大人は嘘つきではないのです。間違いをするだけなのです

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胡蝶姉妹とのひと時

誠之助が目を覚ましたのは藤の花の香りがする、日本家屋の中だった

呼吸を整え身体の調子を確認するが――特に問題はなさそうだ

 

 

 

「目を覚ましましたか?」

 

 

「アンタは……そうか無事だったのか、安心したぜ。身体は平気なのか?」

 

 

 

誠之助が助けた女性――胡蝶カナエと名乗った――は微笑みながら感謝と謝罪を告げてきた

あの時、誠之助を気絶させたのはカナエの妹のしのぶという少女とのことだった

 

 

 

「ごめんなさいね。あの子が手をあげてしまって…」

 

 

「いい、いい、気にするな。本人が反省しているなら、その失敗を笑って許してやるのが良い男の条件だぜ」

 

 

 

女性には優しくしろというのが古城家のしきたりであり、誠之助もその精神を受け継ぐ者であった

そもそも、古城家に嫁いでくる女性は様々な意味で”強い者”しかいないため、不義理を働いて怒らせるなという教訓から生まれたものでもあるのだが

 

 

 

「姉さん!あの人が目覚めたって…あっ」

 

 

 

などと誠之助とカナエが話していると、件の女性――カナエの妹の胡蝶 しのぶ――が誠之助の眠っていた部屋に現れた

しのぶは誠之助を目にすると――おずおずと誠之助に近寄り謝罪の言葉を口にし、誠之助は先ほど言った様に笑って許した

 

 

 

「それにしても良い拳だったぜ。しのぶならボクシングでチャンピオンを目指せるぞ!」

 

 

「は、はぁ?ぼくしんぐ?よく分かりませんが、ありがとうございます…?」

 

 

「ボクシングは別名「ピカレスク・マッチ」と言って「古城さん?しのぶを変な道に引き込まないで頂けますか?」はい」

 

 

「こほん、しのぶが来たのなら丁度いいですね。古城さん、あなたが私にした”何か”をご説明して頂けますか?」

 

 

 

体内にあった血鬼術を一瞬で消し去るだけでなく、身体を治すなんてことは胡蝶カナエの――いや、この世界の常識に当てはめたら異常なのだ

だからこそ鬼殺隊ではないのに上弦の鬼を前に生き延びた誠之助を警戒はしつつも、一抹の希望の様なものをカナエは感じていた

 

 

誠之助は気づいたら山の中にいたこと、鬼とよく似た敵と戦っていたこと、波紋法についてを胡蝶姉妹へ伝えた――が、その反応はやはりというべきか、思わしくなかった

 

 

 

「うーーん…嘘は言ってないのだろうけど、にわかには信じられない……」

 

 

「…私もしのぶと同じ意見です…失礼ですが」

 

 

「気に病むな、それが当たり前の反応だろうさ。波紋法については実演するのが一番だろうが――そうだな、ここに池はあるか?」

 

 

 

誠之助は胡蝶姉妹の案内で庭に出ると、姉妹が止めるのも聞かずに池の中ほどへと入った

スーハースーハ―と息を整えると特殊な呼吸法によって自らの波紋エネルギーを高めていった!

 

 

 

「一体なにをするつもり…?」

 

 

「コォォォォオオオオオ」

 

 

「「!」」

 

 

「は…波紋がっ!」

 

 

「こんなの、不自然だわ!?」

 

 

池の水が誠之助の立っている所を起点として、小石でも投げ入れられたかのように波立っている!

微動だにしていない彼が起こしたのだ!この波紋を!

 

 

 

「水に波紋を起こす様に呼吸法によって肉体に波紋を起こし…エネルギーを作り出すッ!今から見せるエネルギーは、君の身体を治したエネルギーと同じものだッ!るオオオオオオオオ!!」

 

 

 

誠之助は波紋エネルギーを高めると、たまたまそこにいた季節外れのカエルに向けて勢いよく拳を振り下ろした!

 

 

 

「きゃあああああっ!」

 

 

「蛙が可哀想でしょ!!」

 

 

「メメタァ!?」

 

 

 

カエルは無残にも潰れてしまうかと思われたが――なんとカエルは無事だった!波紋エネルギーがカエルの肉体を波紋となって伝わり、カエルの下にあった岩のみを砕いたのだ!

潰れたカエルのようになったのは、しのぶに殴られた誠之助のみだった!

 

 

 

「しのぶは直ぐに手を出さないこと、誠之助さんは何かやる前にはきちんと説明をすること、いいわね?」

 

 

「はい……」「ごめんなさい……」

 

 

「全く――兎に角、波紋というのは凄いものなのね。未だにこの目で見たものが信じられないけど……」

 

 

「私もよ姉さん。あの人が触れた木に花が咲いた所を見なかったら、きっと未だに奇術か何かと疑ってたわ」

 

 

 

誠之助がバランスを取るために木を掴むとその身体に残っていた波紋エネルギーが、枯れかけていた蕾から花を咲かせたのだ!

たまたまその光景を見ていた胡蝶姉妹が驚きのあまり暫く固まっていたことは創造に容易いことだろう

 

 

 

「一度お館様へ報告した方が良さそうね……しのぶ、屋敷と誠之助さんを頼めるかしら?」

 

 

「ええ、任せて姉さん。常識というものを教えておいてあげるわ」

 

 

「まるで俺が常識を知らないような言い方には頷けないが、暫くゆっりとしたいのは事実だし遠慮なく世話になるぜ」

 

 

 

こうして、カナエから鬼殺隊の最高管理者であり――鬼の頭首である鬼舞辻無惨と敵対する産屋敷一族の97代目当主である産屋敷耀哉へと、誠之助の情報がついに届けられたのである

産屋敷耀哉は理の外からの存在である誠之助について長考し、最終的には未来予知にも等しいと言われている己の勘に頼ることにした

 

 

すなわち、それは――古城 誠之助との対面である

 




Q.ピカレスク・マッチって何?
A.民明書房を読むのだ


鬼殺隊が波紋覚えるルートか覚えられないルートか悩んでるんだぜ

面白いと思ったら評価してくれると嬉しいんだぜ
続かないかもなんだぜ
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