円環物語   作:ぶんた

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マギアレコネタ強め!


その12。下

「おおおー!ちょこっともうしーん!」

 

 ずごん!

 

 バイキングのような角飾りの兜を被った小柄で金髪の魔法少女が、身体に見合わない大きさのハンマーを振り下ろしウワサをぺしゃんこにした!

 

「へへー!どんなもんだい!」

「フェリシアちゃん、すごい!」

 

 得意げに鼻をこするフェリシアを、桃色の髪に白いフードの魔法少女、いろはが讃える。

 

「ところでその、ちょこっとなんとかってなに?」

 

 さっきから思っていた疑問をいろははフェリシアに尋ねた。

 

「うん?なんか夢で見たんだ。ラッキーワード?大きな波にのるとかなんとか?」

 

 首を傾げるフェリシアを見つつ、いろはも首を傾げた。なんだろう。新しいウワサかなにかだろうか?

 いろは自身も最近よくわからない夢をみるのだ。紫のターバンの男や、もみあげの渋い男、金髪マッシュルームカットの男等々。はじめは、ういの記憶に関するものかとも思ったのだが、相談したやちよには慎重に判断するよう忠告されていたのだった。

 

「さ、次いくぜー!きゃたつこうしんー!」

 

 さっきと違うし。

 走り出すフェリシアに、いろは思わずふきだした。

 

 

*****

 

 

「もうー!あの娘、全然覚えてくれないー!」

 

 流行りにのっかって、盛り上げようと思ったのに!

 まどかはテーブルに突っ伏し、脚をわたわたと揺らした。

 

「こら!まどか!」

「きゃぷ!」

 

 そんなまどかの脳天にさやかのチョップが炸裂する!

 

「また毒電波流して!そんなことばっかやってると、あんた邪神よ?」

「ええー!じゃしん?!」

 

 腰に手を当てて説教モードのさやかに、まどかはしゅんとする。

 

「いろはちゃんだっけ?失われた記憶と思っちゃったり、可哀想だったでしょ?」

「うう。そうだけど……FM神浜で謝ったよ?」

「そういう問題じゃないでしょ?とにかくだめ!」

「むうー」

 

 さやかの正論に、まどかは俯くしかない。

 

「そんな工作したってだめでしょ」

「ううー。それに、あの世界はコラボの条件厳しそうだしさ」

「?」

「魔法少女ものだから、少女じゃないとみたい?」

「へー」

 

 まどかのメタな視点に、さやかは首を傾げる。

 

「コラボの時に、魔法少女化ってどうかな!」

「え?」

「織田信長の女の子化みたいに、魔法少女化しちゃうの!それならダンジョーさんもこれないかな?」

 

 まどかの提案に、さやかは眉をよせる。

 

「え。もみあげとか魔法少女的にだめっしょ……」

「!」

「それにコラボはさ、それぞれの好きが尊重されなきゃでしょ?へんなことしたら、ファンの人も怒っちゃうでしょ?」

「さやかちゃん……」

 

 さやかのめずらしい寂しな気顔に、まどかは目を伏せた。

 

「そっか。そうだよね」

 

 珍しく干渉できる世界をみつけて、はしゃいでしまったかもしれない。反省するまどかだった。




 コラボは楽しいけど、むずかしいですよねー

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