円環物語   作:ぶんた

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 けだるいほむら編?または、ふしぎキュゥべえ編続き?

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 水着ほむら・杏子が期間限定降臨!

 ぜひ!ぷれい!

 なんてね。まあね?いろいろ。いろいろだけど。いろいろいろは!はー!


その24

「おじゃましまーす!」

 

 ほむら宅。

 

 さやかの大きな声が響く。

 

「ほむら、いるー?」

 

 案の定、施錠していないドアを開けてなかに入りずんずん進む。

 大鎌のような振り子が揺れる広間を進み。ほむらの個室を覗く。

 その薄暗い個室の机に黒髪の背中をみつけたのだった。

 

「ほむらみっけ!って、なにつくってるの?」

 

 薄暗い部屋。テーブルランプの明りに作業するほむらに声をかける。

 

「あら」

 

 その場にさやかがいることに少しは驚いたのかもしれない。ただそれだけ。ほむらにとっては些細なことだ。

 

「久しぶりにつくってみたのだけれど。どうかしら?」

 

 そして。作成していたものを手にさやかを見つめた。

 

「それはなに?キュウべえ?」

 

 ほむらの手にしたものは白い球状のもの。真ん中ら辺に赤いふたつの目のようなかざり。キュウべえの頭部を模しているもののようだった。

 

「これはキュウべえボム」

「え?」

「キュウべえボム。爆発物よ」

「ぼむ?ばくはつぶつ?」

「ええ」

 

 感情のない声に滲むご機嫌さ。友人だからわかるそれを感じてさやかはほむらを見つめ。

 

「ごめん。ちょっとなにをいってるのかよくわからない」

「ふう、だから。これはキュウべえを模した爆発物。名付けてキュウべえボムといっているの」

「おっけ。そこまではおけまる」

 

 オタク特有の一方的な独語りをさばきつつ、さやかは先を促す。

 

「爆発物はなにかと重宝するでしょう?」

「え?あーうん。そうかもねえ」

「で。目の前で爆発するの」

「うん」

 

 爆発物なのだからそうだろう。さやかは頷く。

 

「これが、目の前で爆発するのよ?いい気味よね」

「え?」

 

 そのほむらの言葉にさやかは目を瞬かせた。

 

「胸のすく思いだわ。そしてその結果。敵を攻撃できてしまうという副効果があるって、素晴らしいものなの」

「……」

「こっちは煙玉。こっちは破片をまき散らす破壊力多め。くすくす。キュウべえが破裂して煙が出たり、中身が破片だったりなの。ざまをみろだわ」

 

 頬を染めながら長い髪を揺らすご機嫌なほむらをさやかは無言で見つめ。

 

「ほむらってキュウべえのこと、きらいなの?」

 

 ほむらにそう問いかけた。

 

「あたりまえでしょ?」

 

 ぴたりと動きを止めてじっとさやかを見つつ、ほむらはそう答えた。

 

「ええー」

 

 なんとなく。腑に落ちないさやかが首を傾げたその時。

 

「やれやれ。ちょっと目を離すとこれかい」

「!」

 

 その声に顔を向けると白い小動物がいたのだった。

 

「キュウべえ?」

 

 それはとことこと近寄って来る。

 

「やあ、さやか。ほむらの世話をありがとうね」

「え、うん」

「ほむら。ほらこれ」

「……」

 

 キュウべえは口にくわえていたビニール袋をほむらに押し付けた。

 

「またカレーぱん?」

「きみ、大好きだろ?」

「そういうわけじゃ……」

「なにはともかく。なかは華麗ってね。ほらほら食べて」

「んん。もうー」

 

 そんなキュウべえの、ぐずるほむらの介護を見つめていたさやかは目を閉じ、ため息を吐き。そして。そっと部屋をでる。

 

「やれやれ。クールに去りますか」

 

 などどつぶやきつつ背を向けて。

 

 ――爆発しやがれ。『キュウべえ・ほむ』ってね!

 

 きれいにおとしたさやかはにんまりと長髪を揺らしつつ、颯爽とその場を離れるのだった。

 




 キュウべえボム

 やばい。この発想すごくない?震えました。
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