下記ためを投稿したいと思います。
今回は少し趣旨を変えてのお話です。
よろしくお願いします。
始まりは常に唐突である。
だがそれは始まっていることに気が付いていないだけであり、そしてそれは胸の高鳴りを諦めて物事に備えるか、備えることを諦めて胸の高鳴りをとるかでしかない。
ーーーーーーーーーーークロノモット・ペツィ
この言葉がとてつもなく好きだ。
理由はわからない。
語感が好きなのか、それとも他の何かなのか。
しかしながらこの言葉を自分で発した時に胸の高鳴りを覚えた。
ただそれだけである。
今から綴るこの物語はそんな私が体験した旅の話であり、読者の暇つぶしにもならないような毒にも薬にもならない話。
これを面白いと読む読者は頭のネジが5本くらい取れているか頭にネジすらない私と同じ思考回路を持っている特別な存在だろう。
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さて、この話は私が14の頃の物だ。
当時の私は裕福な家柄で何不自由のない生活をしていたのだが、それが退屈で退屈で嫌であった。
そんな退屈を全て跳ねのける出会いが冒頭のあの言葉である。
皆の模範にならなければならなかった私は何事も備えてから挑むなんともつまらない人間だった。
しかし、この言葉を読んだ瞬間にその生活は一変。私はこのつまらない生活を打破し、とてもスリルのある生活に変えていった。
例えば、旅行に行く時何かしら準備はするだろう?
私はそれをしなかった。
父と母には全部汽車に置いてきてしまったと嘘をつき、貰った小遣いで全てどうにかすると言い張った。
14の少女に与えられる小遣いなどたかが知れていたがそれだけの事でも当時の私にとってはとてつもない冒険であったのは間違いないだろう。
そんなちっぽけなことの積み重ねをしながら1年の時が経った。
さすがに1年も経つとそのスリルも薄くなっていく。
そんな私に人生で、嫌、前世でも来世でも味わえない最高の出会いがあったのだ。
その少女は顔を全て覆い隠すほどのローブを羽織り、足のほつれた熊の人形を持っていた。
そんな訳の分からない格好をした少女に一目惚れしてしまったのだ。
今思うとその少女にとって私との出会いは人生の汚点でしかないだろう。
そしてこの物語はその少女との旅の話である。
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「っと、冒頭部分はこんな感じでいいかしら」
「あの子たちと出会ってからもう10年も経つのね……。歳はとりたくないものだわ……」
「今頃何してるのかしら。久しぶりに会いたいけど……。よしっ!あの子たちに届くくらいの本にしなくちゃ!だってそれが私の夢だもの!!」
金色が美しく光る女性は目をキラキラと輝かせながらそう言い放った。
読んでいただきありがとうございます。
また次の投稿はノロノロ更新になりますがよろしくお願いします。