IF Fate世界に幻想境があったなら。   作:夢龍

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アラヤもガイアも単なるシステムだ。

そのシステムに抗うことができないこの現状。

それでも私は抗い続けた。




プロローグ『彼の報われぬ物語』

あ、あ、あ、あぁ。

 

彼は言葉が出せなくなっている。

 

目の前に存在するのは、(Fire)(Tear)で覆われた視界と、消えていく幻想の民。

 

彼の友人はもういない。妖精も、妖怪も全員消えてしまった(Lost)

 

マモレナカッタ。

 

彼は、今までも守れなかったし、今も守れずに破れてしまった。

 

今の彼は『彼女の遺言』通りに創った最後の幻想の世界(Last World of Fantasm)の最後を見ている。

 

彼女の守りたかった友人も、目の前で消え、力あるものたちも倒れた。これは戦争だ。しかも地球上で人類最後の戦争(Last War)だ。

 

なぜ、なぜなんだ。

 

彼は常に問う。もう思い出せないほどの過去から現在まで、彼の運命(Fate)は、変わらない。

 

 

彼はそう、守りたいのに守れないもの。血に汚れた手で、復讐することしかできない運命(Fate)にある。

 

 

今から始まる物語は、とある人が見れば、『悲劇(tragedy)』。

別の人が見れば『愉悦(Pleasure)

 

この物語に救い(Relief)はない。

 

この欠片(カケラ)に救いはないのだ。

 

これは、ゼロから始まり、ゼロで終わる。

 

 

これは、彼の決して何も守ることができなかった物語。

 

死んでも死んでも尚許すことができない彼の物語である。

 

そして、誰も報われない物語。

そう、彼から守るべきものを失わせた者たちも。

 

これが彼の『運命(Fate)』であり、物語(story)

 

そして、奇しくも、衛宮(エミヤ)の名を持っていた、後の復讐者(Avenger)の物語。

 

もしくは、人類悪(Evil of humanity)の誕生とも言うべき物語。

 

 

 

-------------彼の最終ステータス----------------------------------

クラス アベンジャー『ビースト』

 

真名 エミヤ

 

身長 185cm

 

体重 75kg

 

属性 中立・混沌

 

 

筋力 C

耐久 EX

敏捷 A

魔力 B

幸運 -EX

復讐者 EX

黄金律 C-

自己回復(生命) A

単独顕現 C-

忘却補正 C

四夜の終末 E

 

カルデアのプロフィール

 

彼はアンリマユと対をなす人類悪。

 

アンリマユが、他人に自身を奪われたとするならば、彼は他人に他者を奪われたもの。

 

アンリマユが人類の未来への生け贄(祝福)とされたものならば、彼は荒廃した人類最後の生け贄(終焉)となる。

 

アンリマユが弱者(復讐できぬもの)とするならば、彼は強者(復讐できるもの)

 

 

共通点は、人類を滅ぼす願いのみ

 

 

 

 

さぁ、彼の話をしよう。

 

 

 




次回『最古の都市』
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