四葉家の死神 四高ver.   作:旭姫

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そういえば、つけ忘れていましたが、男子の新人戦スピード・シューティングは上位を男子が独占しているので、一位二位は書きませんでしたが、一位はお察しの通り真紅郎です。

以上、つけ足しでした。


四高快進撃その1

新人戦二日目

 

この日はクラウド・ボールとアイス・ピラーズ・ブレイクの予選が行われる。

 

試合前に達也と彩香は生徒会長に呼び出され、『能動空中機雷』の〖魔法大全(インデックス)〗掲載を打診された。

 

しかし、達也は反対し、彩香に制作者を譲るが、彩香もそれに反対し、結局は掲載しないことに決まった。

 

そんなこんなで、達也と彩香の新魔法と男子の上位独占により、四高は流れに乗りはじめた。

 

クラウド・ボールに出る達也とアイス・ピラーズ・ブレイクに出る将輝、彩香は準備を始めていた。

 

達也「将輝の出番は午後だったな?」

 

将輝「ああ。午後に二回勝てば決勝リーグ入りだ。」

 

達也「お前が勝ってくれないと、困るからな。しっかりしてくれよ。」

 

彩香「私は?」

 

達也「もちろん、彩香にも勝ってもらいたいよ。目標はベスト4かな。」

 

将輝「女子の部は、一高の司波さんと北山さん、三高の栞が出るんだったな。」

 

達也「ああ。北山選手と十七夜選手は昨日戦ったからいいとして、問題は司波さんだ。彼女は第一高校で主席らしい。一番の懸念材料だ。まぁ、予選では当たらないから今日は勝つことだけを考えてくれ。司波選手については真紅郎が調査してくれるからね。」

 

すると、真紅郎が部屋に入ってくる。

 

真紅郎「達也、司波さんについて吉田君達に聞いてみた。彼女は、実力主義で魔法力の有無で相手を見てるらしい。…それと……」

 

達也「それと?」

 

真紅郎「彼女は、歴代新記録で入学したらしく、得意魔法は振動・減速系らしい。」

 

達也「なるほど…。彼女に圧倒的に分があるな。(深夜さんも人が悪いな。ただのお嬢様かと思ったんだがな。流石は深夜さんの娘だな。)とにかく。今日、みんなの目標は目の前の試合に勝つことだ。俺も真紅郎も他のエンジニアのみんなもしっかり敵は研究する。技術の四高の実力を見せつけてやろう!!」

 

「「「「「「おーー!!!!!」」」」」」

 

―――――――――――――――――――

 

クラウド・ボールの試合、達也の対戦相手は七高だった。

 

試合が始まると、達也はラケットでボールを打つ。

 

相手もそれを打ち返す。

 

達也(なるほど…パワータイプか。なら、)

 

達也はラケットの持ち方を()()()()()打ち返す。

 

すると、ボールは地面にバウンドすると、横にとんだ。

 

そのまま壁にぶつかって、選手の後ろを通っていく。

 

達也はそのまま第一セットを取ると、次の第二セットはただただ球速を速くした。

 

選手は達也の作戦変更に驚き、対応しに行ったが、ボールが速すぎて返せず、魔法で減速させようとしても、なぜか()()()()()()()しまって、対応しきれず、達也が第二セットを取って、ゲームセットで達也が勝った。

 

将輝(達也のやつ…遊びやがって。魔法を一切使わずに想子を多量に放出するだけで勝つとは…。)

 

真紅郎「魔法すら使わずに勝ったね。」

 

続く第二試合、相手は一高の選手だった。

 

観客席を見回すと、会場の隅の方に真由美が(おそらく友人であろう)女性2人と3人で試合を見に来ていた。

 

達也(おそらく、俺の自慢が8割、研究1割、後輩の応援が一割だろうな…。全く。なら、この試合は遊ぶか…。)

 

試合が始まると、一高選手はCADから魔法を放ち、達也にボールを打った。

 

達也はそれに、()()()使()()()に対応して打ち返す。

 

一高選手が打ち返そうと、CADを構えると、突如ボールが()()()

 

照準を複数にして打ち返すと、全てがフェイクで本物は既に相手の横を通っていた。

 

これはただの光波振動系魔法で作った騙し絵のようなものだ。

 

しかし、相手選手はそんなことにも気付かずに無駄に想子を消費してしまう。

 

そして、相手は第一ゲームを終えて、棄権した。

 

これで、達也の決勝リーグ進出が決定し、決勝リーグが行われる午後まで時間が空いた。

 

また、他の四高選手も男子は全員、女子は一人だけ決勝リーグ進出を決めた。

 

達也はレオに声をかけると、レオを自室に入れて、部屋の中から細長いケースを取り出した。

 

達也「レオ、お前は硬化魔法が得意だったよな。硬化魔法の定義って言えるか?」

 

レオ「あれだろ、確か…。モノとモノの相対位置の固定だったよな。」

 

達也「そうだ。そして、これはバトルボードで一高の渡辺選手が使っていた硬化魔法を参考にして作った。」

 

レオがケースを開けると中には、長方形のような形をした剣みたいなものが出てきた。

 

達也「それは、小通連という。硬化魔法の相対位置の固定という定義を利用している」

 

レオ「どう言うことだ?」

 

達也「それは、真ん中に分け目があるだろ?想子を入れるとそれが切り離されて、先端部分が跳ぶ。長い剣を思い浮かべてくれればいい。」

 

レオ「なるほど…。こいつは面白えな」

 

達也「だろ。説明書は中に入ってるから、それを見てくれ。夜に実践練習だ。」

 

レオ「オーケー。任せとけ。」

 

達也はその後、部屋を出て四高控え室に移動していた。

 

すると――

 

「四葉達也さんですね?」

 

達也「そうですが。貴方は…なるほど、司波深雪さんですね。なんのご用でしょうか?」

 

深雪「敵情視察です。今年の九校戦で一番の脅威である貴方を調べに来ました。」

 

達也「…そういえば、渡辺選手の代わりで本戦ミラージ・バットの出場が決まったとか…。流石の実力者ですね。そんな方が、弱小校である四高に優勝候補である一高がなんのようかと思えば、そんな理由ですか。非常識ですね。」

 

深雪「私達としても不愉快なのですよ。ここまで貴方達にしてやられるとは思いませんでしたから。」

 

達也「そうですか。貴方の試合、拝見しましたよ。たかが高校生の大会で『氷炎地獄(インフェルノ)』はやり過ぎかなとは思いましたが。まぁ、今年の新人戦はうちの優勝で終わりたいですね。」

 

深雪「今ここでわかりました。貴方からはあまり想子が感じられない。その程度の実力でよく四葉の次期当主になれましたね。」

 

達也「(意図的に隠していることも気付けない…か。これは重症だな。)まぁ、私の本分は対人戦なのでね。では、」

 

達也は深雪の横を通りすぎて、控え室に向かう

 

達也「あ、そうそう。貴女にひとつ忠告しておきます…。魔法力だけでは敵には勝てない。戦いを嘗めるなよ、小娘」

 

達也は深雪に振り返ると、密度の濃い殺気を出して、一言呟いた。

 

深雪(お母様…。叔母様…。四葉達也は…何者なんですか?)

 

深雪はその後、時間がたって様子を見に来た友人に話しかけられるまでその場から動くことが出来なかった。




というわけで、原作で達也のもとに将輝と真紅郎が来ていたシーンを深雪でやりました。

まだ、達也のことを深夜と真夜から伝えられていない深雪はただただ達也に恐怖しているのと同時に、自分は達也に勝てないということを痛感させられました。

言っておきますが、これは深雪アンチではありませんのでご注意を…。

というわけで、次回は将輝と彩香のアイス・ピラーズ・ブレイクです。

レオの小通連のシーンは次回に出来ればやりますが、出来なかったらそのつぎにまわします。

では、また次回。
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