四葉家の死神 四高ver.   作:旭姫

15 / 33
前話のバトルボード決勝の穂波の戦い方を修整しました

たぶんこれはルールに反しないと思うのでこれで行きます

申し訳ありませんでした。




対決 アイス・ピラーズ・ブレイク

達也がバトルボードに付いている時、女子のアイス・ピラーズ・ブレイクの決勝リーグが行われていた

 

準々決勝を勝ち上がり、準決勝に駒を進めたのは、一高から司波深雪と北山雫、三高から十七夜栞、四高から鳴瀬彩香の4人だった。

 

第一試合は北山雫と鳴瀬彩香だった。

 

雫「彩香、今回は負けない」

 

彩香「私もよ。勝って優勝を達也さんにプレゼントするのよ!」

 

雫「四葉達也…あのエンジニア後で紹介して」

 

彩香「どうするつもり?」

 

雫「雇う」

 

彩香「……。四葉家次期当主を雇うってなかなか大胆なことを言うのね。まぁ、させないけど」

 

雫「むぅ…。」

 

彩香「まぁ、私に勝てたら紹介してあげるよ。だから、今は本気で楽しみましょう?」

 

雫「分かった。」

 

――――――――――――――――――――――

 

雫と彩香が櫓に乗った

 

2人がCADを構えると、合図がなった

 

CADを起動すると、同じタイミング(―否、彩香の方が少し速かった)で『共振破壊』を発動する。

 

もちろん、『情報強化』も怠っておらず、試合は拮抗状態だった。

 

そんな中、彩香が動いた

 

今回彩香が着ているのは叔母である北山紅音が現役時代に着ていた赤色のドレス

 

彼女は『共振破壊』の出力を上げる

 

達也と同等の真紅郎が調整を施したCADは使いやすく、疲れを感じない

 

彼女が思い浮かべるのは、スピード・シューティングの優勝。あの時、達也の調整したCADは使いやすかった

 

もし、達也や真紅郎が四高に来なかったら自分はどうなっていたのか…

 

自分を勝たせてくれた達也や真紅郎に優勝を届けるため、彩香はその思い1つで出力をあげた

 

雫の氷柱に亀裂が走る

 

彩香「いっけぇぇぇぇぇ!!!!」

 

雫の氷柱が音を立てて崩れた

 

全て崩れたのを確認すると、ブザーがなった

 

彩香が勝ったのだ、氷柱は全て残っている

 

―――――――――――――――――

 

彩香を出迎えたのは、真紅郎と予選や準々決勝で負けてしまった仲間だった。

 

真紅郎「お疲れ様、彩香。穂波さんもバトル・ボード決勝進出したみたい。」

 

彩香「そう。ならよかったわ。」

 

真紅郎「さて、決勝はどっちだろうね。まぁ、結果は分かりきってるけどね。」

 

彩香「司波深雪…相手にとって不足は無いわ!」

 

真紅郎「うん。その意気だ。」

 

彩香は真紅郎にCADを渡して控え室に設置されているモニターでアイス・ピラーズ・ブレイク準決勝第二回戦を視聴した

 

勝負はほぼ一瞬だった。

 

十七夜栞の戦い方は、氷柱を『情報強化』で守って、一本一本氷柱を破壊すること

 

しかし、司波深雪の『氷炎地獄(インフェルノ)』はそれすらも無力化した

 

『氷炎地獄』は領域を2分割し、片方を冷気で覆い、もう片方を熱気で覆う、振動・減速系系統魔法。

 

A級魔法師認定試験でもたまに出てきて受験者泣かせとも言わせている魔法である。

 

そんな魔法を涼しげな顔で使う司波深雪に観客は驚いていた

 

結局、誰も司波深雪の氷柱を壊すこと無く、一高の期待を背負った司波深雪が決勝へと進出した

 

真紅郎「問題ないよ。彩香なら勝てる。その為の秘策だろ?」

 

彩香「吉祥寺君…。うん、頑張る!!」

 

―――――――――――――――――――――

 

司波深雪と彩香が櫓に乗って登場した

 

歓声は無く、静かにどっちが勝つかを見定めている

 

圧倒的な魔法力による暴力で勝ち上がった司波深雪と

 

丁寧かつ、綺麗な魔法で魅了しながらも実力を見せつけて勝ち上がった鳴瀬彩香

 

今、スタートの合図が鳴った

 

2人はほぼ同時に(深雪の方が若干速い)CADを起動して魔法を放った

 

深雪は『氷炎地獄』を、彩香は『情報強化』と『共振破壊』を

 

実際、深雪の方が断然有利であり、彩香の氷柱も少し、溶けかかっている

 

彩香(流石は一高新入生総代…でも、私は負けない!四葉君や吉祥寺君に勝利を届けるために!!)

 

彩香はバッグの中から特化型CADを取り出した

 

深雪(なっ!?CADの同時操作!?)

 

そして、特化型CADの銃口から放たれたのはA級魔法師にしか術式が公開されていない振動系魔法『フォノン・メーザー』

 

その『フォノン・メーザー』が司波深雪の氷柱を粉々に破壊する

 

この瞬間、初めて司波深雪の氷柱が破壊されたのだ

 

色々な驚きが会場を包み込んだ

 

CADの同時操作は四葉達也の十八番である。

 

しかし、あまり同時操作を好んで使う人はいない

 

理由はそれぞれのCADが発する想子波が干渉し合うことでCAD同士が反発して上手く魔法が発動できなくなるからである

 

彩香が達也に提案されたのは九校戦の始まる3週間前の事だった。

 

当時、隠し球を欲していた彩香は達也のその提案に驚いたが、その提案に乗った。

 

そして、2週間の練習を経て、ついに汎用型と特化型の二台持ちをマスターしたのだ

 

汎用型と汎用型や、特化型と特化型の組み合わせは間に合わなかったが、それは九校戦後に練習すればいいと言うことで達也相手に練習していた

 

達也が1本の氷柱に『情報強化』を施し、彩香はそれに『共振破壊』を発動する。さらに、特化型を操作し、『フォノン・メーザー』を発動する。

 

この練習を毎日10本していた

 

そして、その練習が功を奏し、司波深雪の氷柱を破壊することが出来たのだ

 

さらに、司波深雪は氷柱が破壊されたことで動揺し、隙を見せる

 

その隙を見逃さずに、『共振破壊』の威力をあげつつ、もう一度『フォノン・メーザー』を放つ。どんどん崩れていくお互いの氷柱

 

しかし、司波深雪は普通の魔法師ではなかった。

 

隙を見せて、氷柱をたくさん破壊されたが、気を持ち直して別の魔法を放った。

 

振動・減速系系統魔法『ニブルヘイム』

 

全ての氷柱が均一に冷却される

 

そして、『ニブルヘイム』の効力を確認すること無くもう一度CADを操作すると、再び『氷炎地獄』を発動する。

 

急激に冷やされ、さらに急激に暖められた氷柱には冷却に使われた窒素が結露となって彩香の氷柱にくっつく

 

窒素の膨張率はおよそ700倍

 

『情報強化』が効力を持っていても、意味を持たなくなってしまった

 

そのまま『氷炎地獄』の熱によって氷柱が粉々に砕け散った

 

結果、新人戦女子アイス・ピラーズ・ブレイクの優勝は一高司波深雪に決定し、2位には四高鳴瀬彩香が入った

 

一方、3位決定戦は三高十七夜栞が激戦の末に勝利した

 

よって結果は以下のようになった。

 

―――――――――――

1位:一高 司波深雪

2位:四高 鳴瀬彩香

3位:三高 十七夜栞

4位:一高 北山雫

―――――――――――

 

午後になると男子のアイス・ピラーズ・ブレイクがあり、準決勝に進んだのは、二高1人、三高1人、四高が将輝を含む2人の計四名

 

そして、将輝が三高選手に予選と同じく『爆裂』で瞬殺したが、もう1人が二高選手に敗れた

 

決勝は将輝が『爆裂』で一瞬にして倒して優勝を決め、もう1人が3位決定戦で勝利したことで四高が1位と3位を獲得した

 

総合得点は、新人戦で得点を伸ばしたお陰で四高がリードしている




今回はバトルボードと同じタイミングに行われていた新人戦アイス・ピラーズ・ブレイクでした

今作では基本的に原作雫ポジションにオリキャラが入っています

なのでオリキャラがCADの同時操作をしています

そして、結果は書いた通りです

次回は、翌日。新人戦モノリス・コード、新人戦ミラージ・バットになります

次回のフォーカスは将輝と真紅郎です。

一高の事故は…どの学校でやろう…

確か、モノリス・コードの対戦表は

A:三高、五高、六高、九高
B:一高、二高、四高、七高、八高

だったはずですので、

今回の対戦は最初に七高と試合して事故って貰おうと思います

達也のいない一高なんて代役もろくなのいなそうですね。

というわけで、四高の快進撃をお楽しみに

では、また次回
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。