四葉家の死神 四高ver.   作:旭姫

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決戦!モノリス・コード

九校戦競技最終日

 

前日に四葉の仕事をしていた達也は多少寝不足気味だったが、決勝は午後

 

準決勝を早めに終わらせて早々に休憩することにした

 

準決勝の相手は、三高で場所は市街地フィールドだった。

 

達也「今回は手の内を明かさないために短期決戦で行きます。なので、晴海先輩とレオはモノリスの守りをお願いしても良いですか?」

 

レオ「おう!任せとけ」

 

「心置きなく楽しんでおいで」

 

達也「では、始めましょう」

 

ちなみにだが、予選リーグは達也が守ってレオと鳴瀬晴海が攻めていた

 

試合が始まると、達也は急いで窓から飛び降りると敵モノリスのある建物まで高速で走った

 

建物の前にたどり着くと、腕に巻き付けたCADを操作して『跳躍』の魔法を発動し、屋上に跳んだ

 

そこからモノリスを探していきつつディフェンスと遊撃の生徒を無系統魔法の『共鳴』で倒した

 

一方守りに入っていた2人はオフェンスの選手を見付けると、レオの『小通連』で倒した

 

そこで四高の決勝進出が決まった

 

一方の第一高校も十文字克人の鉄壁の守りに対戦相手である二高が対処できずに決勝進出を決めた

 

 

達也「さすがは【都市防衛】の十文字。そう簡単には崩せなそうだな。だが、作戦はかわりない。」

 

「他の選手はどうするんだ?」

 

達也「まとめて俺が相手をする。それに、やっとこれを使うときが来たんだから」

 

「物理攻撃は禁止されているぞ?」

 

達也「心配することはない。物理はしないさ。」

 

達也は微笑みながら腰に据えた『朧月』を撫でた

 

その様子はどうやら様になっていたらしい

 

――――――――――――――――――――

 

穂波は仲良くなった一色愛梨とその友人達(それぞれ十七夜栞、四十九院沓子と言う)と、暇だったから一緒に見に来た将輝と真紅郎の6人でモノリス・コード決勝の試合を見に来た

 

どうやら今回のフィールドは森林フィールドだったらしい

 

将輝「森林フィールドか。ならば達也の方が有利だな。」

 

真紅郎「そうだね。どんな対決を見せてくれるのか…」

 

穂波「達也君曰く、九校戦の最後にふさわしい試合を見せるそうですよ。」

 

愛梨「それは楽しみね。」

 

沓子「四葉家次期当主と十文字家次期当主。こんな十師族のそれも序列1位と4位の戦いは滅多にないからの。」

 

そして、会場が歓声に包まれると先に出てきたのは第一高校だった。

 

第一高校の選手団は十文字克人を先頭に辰巳鋼太郎、服部刑部少丞半蔵の2名が入場した

 

それから数分後、もう一度歓声が鳴り響くと、第四高校の選手が四葉達也を先頭に西城レオンハルトと鳴瀬晴海が入場した

 

栞「あれは刀?物理攻撃は禁止されている筈…」

 

愛梨「なにか考えがあるのかしら。」

 

それぞれがモノリスの前に立つと試合開始の合図がなった

 

スタートの合図と同時に走り出した達也は森の中を『自己加速術式』を使わずに駆け上がっていく

 

この映像に観客は驚きで固まった

 

すぐに一高モノリスの近くまで来ると木から飛び上がり、一高陣地に飛び降りる

 

大きな落下音と共に彼等の回りを覆う土の壁が形成される

 

達也「こんばんは、第一高校の選手達」

 

「四葉達也か。」

 

達也「俺の事をご存じとは恐れ入る。さて、俺がここに飛び降りると同時に土の壁に沿うように結界を張らせてもらった」

 

「なんだと!?」

 

「服部!辰巳!行け!四葉達也は俺が相手する」

 

「はい!」

 

第一高校の選手達が壁を越えようと『跳躍』を発動する

 

しかし、

 

「ぐわっ!」

 

「なに!?」

 

達也「だから言ったろ、結界を張っていると。この結界は俺の意識をもとにしている。俺が倒れるまで解除はされない」

 

「そうか。ならば、お前を倒させてもらおう」

 

達也「やれるものならやってみろ」

 

そう言って達也は腰から『朧月』を取り出した

 

「物理攻撃は禁止されている」

 

達也「物理攻撃なんてするつもりはない。…こう使うんだよ!」

 

達也は刀を地面に沿わせて振り上げると、そこから地面が裂けた

 

「よけろ!」

 

たまたまその直線上にいた服部刑部が横に飛び込んだ

 

そこに合わせて達也が刀を振り下ろす

 

すると、何もなかった筈なのに服部刑部が()()()()()

 

「服部!なんだあの技は!?」

 

「恐らく精神干渉系魔法だ。」

 

十文字克人の読み通り、達也がしたのは相手の精神に干渉して斬られたかのような幻覚を見せる魔法

 

これは、達也が固有魔法として受け継いだ『死神の刃(グリム・リーパー)』から殺傷性を消したダウングレード版の魔法である

 

そんなことがわかるわけもなく対策もとれずに、辰巳鋼太郎も気絶した

 

達也「さて後はあんた1人だ。十文字克人」

 

「そのようだな。」

 

すると、十文字克人の目の前から()()()()()()

 

心配になった克人はすぐに『ファランクス』を発動すると衝撃が襲った

 

克人はいつしか冷静さを欠いてしまっていた

 

すると、そんなタイミングで達也が後ろに現れた

 

そして、達也は『朧月』を一閃

 

克人は自身に向かう刃を認めて『ファランクス』を発動した

 

しかし、その刃は『ファランクス』をすり抜けた

 

「何!?」

 

達也「無駄だ。これは実体ではなくお前の精神が受け入れた幻。つまり、お前の負けだ。十文字克人、いや実戦知らずの温室育ち坊ちゃん」

 

達也のその言葉を最後に十文字克人は倒れた

 

試合終了の合図が鳴る

 

この瞬間、第四高校は史上初めての完全総合優勝を達成した




というわけで達也無双でした。

ちなみに、達也が刀を持っているので、某ドラ○エの雷纏う剣線だとか色々案はあったんですが、今回は達也の唯一使える精神干渉魔法を使わせていただきました

今回の作戦、達也が消えたのは大陸系古式魔法『鬼門遁甲』ではなく、『縮地』を利用した魔法を一切使わない高速移動です

次回は九校戦結末です。

では、また次回
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