四葉家の死神 四高ver.   作:旭姫

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真由美の避難指示はスキップします


横浜の危機

突如会場を襲った衝撃は人を混乱させるのに充分過ぎるものとなってしまった

 

達也「(ちっ、まさか本当に仕掛けてくるとは。)お前達。無事か?」

 

将輝「俺達は大丈夫だ。」

 

穂波「私達も大丈夫です。」

 

達也「そうか、それは良かった。」

 

レオ「これは何の騒ぎだ?」

 

達也「どうやら正面入り口でグレネードが投げられたようだ。」

 

達也はレオの問いに『精霊の眼』で確認しながら答えた

 

達也「正面入り口は実戦経験済みの戦闘魔法師が守っているから、生徒に対する心配はないはずだが…(予想以上に侵攻が早い。厄介な)」

 

すると、ドタバタと足音が聞こえ、会場の扉が大きな音を立てて開けられた

 

「動くな!!」

 

「CADを床に置いて手を上げろ!」

 

達也『はぁ…貴様ら大陸はいつもそうだ。俺を苛つかせるのがな。』

 

達也の大声に、会場にいた全ての人間が達也の方を向く。

 

「まさか、【死神】か?」

 

「構うな、殺せ!!」

 

達也「無駄だ。」

 

達也が手を翳すと、男達の持っていたハイパワーライフルがバラバラになり、そこへ『朧月』を振る

 

すると、侵入した男達が全員声にならない悲鳴をあげて絶命していく。

 

達也「さて、俺達も移動しよう。」

 

その場にいた人たちを連れて達也は部屋を出る

 

ちなみに、四高生徒達の混乱を弱め、纏める為に真紅郎とそのサポート役に彩香は留守番である。

 

さらに、そのついでに真由美に警告を促すことは忘れずに

 

それから廊下を走っていると呼び止められた

 

「待って、達也君。」

 

達也「エリカか。何の用だ?」

 

止めたのはエリカだった。

 

その後ろには幹比古と美月がいた。

 

エリカ「さっきのやつ。何か知っていたみたいだけど、どうして?」

 

達也「知りたいか?俺の、いや四葉家(俺たち)の秘密を」

 

エリカ「そこまでは聞かない。それで、どこに向かおうとしてるのかしら?」

 

達也「裏口の方だ。なんならお前達も来るか?」

 

達也の質問に、エリカは笑顔で答えた

 

エリカ「もちろん。」

 

――――――――――――――――――――――

 

そんなわけで、総勢10人グループと化した達也達は裏口にたどり着いた

 

達也「止まれ!」

 

レオ「グエッ!」

 

全員が動きを止め、進もうとしたレオの襟首をつかんだ。

 

達也「戦闘中なんだ。気を抜くな。」

 

レオ「いてて、」

 

栞「おかげで命拾い、という事ですか。」

 

達也「さて、そろそろ奴らを叩くか。銃を黙らせる、エリカその後の準備は出来てるか?」

 

エリカ「誰に聞いてるのよ?」

 

達也「合図をしたら飛び込め」

 

エリカ「了解。」

 

達也は『精霊の眼』で狙いを済ませて『分解』を発動する

 

ゲリラ兵の銃火器が全て部品ごとに分解され、混乱が生じる

 

達也「GO!」

 

達也とエリカが飛び出す

 

左側を達也が『朧月』で、右側をエリカが仕込み刀で確実に殺していく

 

達也もそうだが、エリカも人を殺す事に躊躇いがない。

 

エリカの生家千葉家は実戦系剣術の家であり、人殺しに躊躇いを持つことがどんなに自殺行為なのかを理解している。

 

そんなエリカは人を一思いに殺す為に頸動脈を確実に切り裂いていく

 

そして、達也も敵の首を飛ばしながら相手の数を減らしていく

 

そして、もう1人。殺人に躊躇しない者がいた

 

幹比古「エリカ!達也!」

 

そう、幹比古である。

 

幹比古は達也とエリカに声をかけて『鎌鼬』を発動する

 

2人はその意図を理解して横に捌けるとその2人のいたところを鎌鼬が襲いかかる

 

これで高校一年生の三名によって裏口の安全は確保された

 

レオ「出番がなかったぜ…」

 

将輝「俺もだ…」

 

出番がなく項垂れるレオと将輝

 

そして、初めて人を殺すという光景を見た美月が口元を押さえていた

 

穂波は言うまででもないが、三高組の3人はどうやら精神が強いようだ。

 

達也「済まないな。あまり見てて気持ちのいいものではなかったから。」

 

美月「い、いえ。大丈夫です。こんなところで気持ち悪くなっている場合ではないのはわかっていますから。」

 

達也「強いな、美月は。」

 

穂波「ですね。」

 

達也「そろそろ情報が欲しいな。」

 

そんな時に達也の端末が鳴り響く

 

達也「母上から。本当にあの人は俺たちのことをリアルタイムで監視してるんじゃないか?」

 

どうやら達也の母、四葉真夜から情報が届いたようだ。

 

達也「とりあえず、俺たちの控え室に行こう。情報はそこで開示する。」

 

そして、四高控え室にたどり着いた達也はスクリーンに映し出した

 

レオ「ひでぇな、こりゃ。」

 

達也「交通がダウンしている。逃げるには山下埠頭の避難船か…」

 

将輝「だが、避難船のキャパは多くないはずだ。ここはシェルターだろう」

 

エリカ「なら、地下通路ね。」

 

達也「いや、地下通路はやめたほうがいい。」

 

エリカ「なんd…そういうことね。」

 

達也「そういうことだ。地下通路は直通じゃないからな。遭遇戦の可能性もある。」

 

愛梨「なら、どうするの?ここはもうもたないわよ。」

 

達也「地上から避難する。とりあえず、俺と将輝は戦場に出る。レオ、エリカ、幹比古、美月はシェルターへ。穂波はそのアシストを。将輝は愛梨、栞、沓子を三高の一団の元へ送れ。」

 

将輝「まさかお前と戦場に立てるとは。最初は別々の場所だったからな。」

 

達也「そうだな。それとレオ、お前にプレゼントだ」

 

達也は内ポケットから刀の柄の部分を取り出した

 

レオ「これは?」

 

達也「お前の得意な収束系・硬化魔法を利用する武器だ。」

 

達也はそのCADを持って魔法を発動する

 

すると、空気が収束されて一振りの剣が出来上がる。

 

達也「この柄には硬化魔法を発動しやすくする魔法陣を刻んである。」

 

レオ「俺にぴったりだな。」

 

レオは早速CADを起動する

 

すると、空気中の水素が収束して、ウォーターカッターのような剣が出来上がる

 

レオ「成る程な。使いやすい、最高の贈り物ありがとうな。」

 

達也「とりあえず行動を開始する前に、まずは機材を壊そう。奴らにデータを盗まれては困る。」

 

数分の内に達也達は(レオのCADの練習も兼ねた)機材の破壊を終えた

 

達也「さて、幹比古。この会場に残っているのは誰だ?」

 

幹比古「七草先輩達が残っているようだ。」

 

達也「避難してなかったのかよ…わかった。合流した方がいいかもな。将輝達はそろそろ移動を始めてくれ。俺たちは真由美さんと合流する」

 

将輝「了解、じゃあまた後でな。」

 

達也「頼りにしてるぞ、相棒。」

 

将輝「任せろ」

 

 




今回はここまでになります。

達也達は一高ではなく四高ですので、真由美達と行動する必要がない、ということで独自に動いていました。

あとは友好関係的に、エリカ達は原作通り登場、雫とほのかはその場にはいませんでした。

次回は、原作に少し戻って真由美と合流します

国防軍との関わり方は次回のお楽しみというところで

では、また次回
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