飛行魔法
ブランシュの事件も終わり、九校戦前の期末テストを終えた。
結果は筆記では達也が一位、実技は将輝が一位、総合は真紅郎が一位だった。
達也「やっぱ、俺は実技の才能がないな。」
穂波「達也くんはどちらかというと知識ですからね。」
真紅郎「本当にそうだね。…にしても今回は自身あったんだけどな~」
将輝「九校戦だが、どうするんだ?」
達也「勝つための戦術は考えてある。…後はそれが生徒会長の許可を獲るかどうかだ。」
将輝「ちなみに、どうするんだ?」
達也「まず、俺は新人戦のクラウドボールと本戦のモノリス・コードに出る。穂波は本戦ミラージ・バットと新人戦バトルボード、将輝は新人戦アイス・ピラーズ・ブレイクと新人戦モノリス・コード、真紅郎は新人戦スピード・シューティングと新人戦モノリス・コードに出る。そして、レオには俺のモノリス・コードに協力してほしい。」
レオ「お、俺もか!?」
真紅郎「今年は優勝できなかったとしても来年は行けるはず。」
達也「来年は文弥と亜夜子が来るからな。」
将輝「あの2人が来るなら勝機はある。」
達也「それと、エンジニアに俺と真紅郎も参加する。」
真紅郎「それは本当かい!?」
達也「勝ちに行くんだ。」
その後、達也の作戦が認められ、達也と真紅郎はそれぞれエンジニアをすることになった。
その日の夜、達也は将輝と真紅郎を家に招待した。
将輝と真紅郎はいきなりの招待に驚きつつも穂波の案内で地下室に入った。
そこには、達也が
将輝「ま、まさか」
真紅郎「汎用的飛行術式…。完成したのか!!」
達也「そうだ。やっと完成したんだ。テストしてみないか?」
「「「もちろん!!」」」
最初に体験するのは将輝だ。
達也「そのCADは常に想子を吸収しているからペース配分に気を付けろよ。」
将輝「おう。」
その後、将輝、真紅郎、穂波の順番で飛んで違和感がなかった為、成功した。
その週の日曜日
達也達4人の姿はCMTにあった。
「あ、御曹司とお嬢!!」
達也「お久し振りです。牛山主任はいますか?」
「およびですかい、ミスター」
達也「その呼び方はよしてくださいよ、ミスタートーラス」
「それこそその言い方はやめてほしいな。…俺はしがない技術屋でさ、トーラスなんて俺には重すぎる」
達也「それでも、貴方の技術がなければ〈ループ・キャスト〉は実現しませんでしたよ。」
「はぁ、やめやめ。口だけじゃ、勝てないな。…さて、なんのご用ですかね?」
達也「今日は試作品を持ってきました。」
「ほぅ、T-7型。なるほど、飛行デバイスですかい?」
達也「テストは俺達4人で。…まぁ俺達は普通の魔法師とは違いますのでね。」
「おい、テツ。T-7型の在庫は?」
「十機です。」
「バカやろう!!さっさとあるだけコピーしてこい!!…何?テスターが全員休みだ!?…首に縄巻き付けてでもつれてこい。現代魔法が変わるんだぞ!!」
そんなこんなでそれから30分後に、実験が始まった。
『実験開始』
言葉の合図で一人のテスターがCADを起動してその場で上昇を始めた。
『離床を確認。上昇加速度の誤差は許容範囲内』
テスターがその場で停止する
『加速度減少ゼロ……等速。加速度マイナスにシフト……停止』
「ここまでは普通の移動魔法だな。……問題はここから。」
テスターが水平移動を始めた。
『水平方向へ毎秒1mで移動。停止。』
「テスターより観測室へ。……俺は飛んでる……自由だ。」
その言葉で観測室が成功を確認し、大喜びする。
また、他のテスター達が更に飛び始める。
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「お前達は馬鹿なのか?……実験が終わったからって鬼ごっこを始めやがって。超勤手当出さねぇからな。」
「そりゃないすよ。主任」
「ん?どうしたんですか?」
達也「いや、なんかタイムレコーダーの効率が悪いのかなと思いまして。」
「そこはハードで何とかしましょうか。」
達也「実は同じこと考えてました。」
「そいつは光栄ですな。」
後日、CMTで飛行魔法が完成したことはすぐにでも有名になった。
そして、真夜や弘一、剛毅、烈、深夜からお祝いの連絡が来た。
達也「穂波、本戦ミラージ・バットでこの術式使ってみないか?」
穂波「いいんですか?」
達也「ああ。もちろん。これのために作ったともいえるからな。」
穂波「ありがとうございます。」
達也は九校戦で勝つために飛行魔法を使用することを決めた。
そして、穂波も勝つために飛行魔法の練習を始めた。
次回は会場入りです。