達也達第四高校が宿舎、もとい軍の演習場についたのは懇親会の始まる前日だった。
そして、宿舎で1日を終えて、翌日。
達也「なぁ、穂波。今日の懇親会出なきゃダメか?」
将輝「駄目に決まってんだろう。」
穂波「そうですよ。」
将輝「四葉の御曹司がそんなことでいいのか?」
達也「俺、真由美さんに会いたくない。あの人苦手なんだけど。」
将輝「駄目だ。…行くぞ。」
将輝が達也の服の襟を掴んで懇親会の会場に向かい、穂波、真紅郎、レオはそれに付いていった。
会場
会場内には既にたくさんの人がいた。
達也達が会場にはいると、会話を楽しんでいた各高の生徒達が達也達の方を見る。
達也「はぁ、だから懇親会なんて出たくなかったんだよ。」
将輝「まぁまぁ、どうせ見た目だけなんだから。流せばいいんだよ。」
穂波「達也君は渡しませんよ。」
真紅郎「いや、そういうことじゃなくて…。」
達也「まぁ、九島閣下から今日は面白いことをするから残ってくれと言われたらのこるしかないんだがな。」
レオ「なぁ、達也。俺って場違いじゃないか?」
達也「いや、それはないな。何せ、お前も選手だ。」
達也はそういうって、ウエイターから飲み物を貰おうとすると、そのウエイターから声をかけられた。
「ん?あれ、達也くんじゃん。」
達也「え?」
穂波「エリカちゃん?なんでここに?」
達也「ってか、なんて格好してんだよ。」
エリカ「私はここのバイトよ。クラスメイトと一緒にね。」
一条「達也、彼女と知り合いなのか?」
達也「ああ。彼女は千葉エリカさん。俺と穂波さんが剣術を学ぶために一時期入門した千葉道場の娘さんだ。」
エリカ「まぁ、あのときは達也君達が四葉の人間だなんて知らなかったけどね。」
将輝「俺は、一条将輝だ。で、こっちが俺の相棒の」
真紅郎「吉祥寺真紅郎だよ。」
レオ「西条レオンハルトです。」
エリカ「千葉エリカよ。よろしく~、」
達也「で、エリカがなんでバイト出来てるんだ?」
エリカ「それはもう、家のコネよ。」
穂波「千葉家のコネですか。流石千葉の娘ですね。」
エリカ「千葉家ってだけで色眼鏡でみられるのは好きじゃないわ。…私も四高行けばよかったな~。」
真紅郎「さて、仕事中だったんでしょ?仕事はいいの?」
エリカ「あ、やば。じゃあね、達也君。」
エリカが走り去っていった。
達也「一高は司波深雪、三高は一色愛梨。今年の一年は荒れそうだな。」
将輝「一色は家の社交会で会話したぐらいかな。…司波深雪さんは…」
達也「ん?将輝どうした?」
達也達は将輝の目線を辿ると、その先には司波深雪がいた。
達也「なるほどな。将輝…もしかして彼女に一目惚れか?」
真紅郎「将輝は女の子からよってくるからね。…こういうことには弱いんだろうね。」
将輝「そ、そんなわけ無いだろ!!」///
達也「まぁまぁ、もうバレバレだから。」
将輝「お前性格悪いぞ」
達也「性格は悪くないぞ。…人が悪いとは言われたことがあるが。」
穂波「そっちの方がもっと悪いですよ」
真紅郎「そうだね。…人が悪いなんて言われたことがある人を初めて見た気がするよ。」
達也達が司波深雪について話していると、一高の制服を着た人と三高の制服を着た人がそれぞれ達也達の方へ歩いてきた。
一高の制服を着た人…十文字克人と七草真由美、そして、三高の制服を着た人…一色愛梨と十七夜栞、四十九院沓子が達也達の方へ歩いてくる。
「た~つ~や~く~ん!!」
達也「真由美さん。お久し振りです。」
真由美「もう。なんでうちの高校に来ないのよ!!達也君が四高に入るって聞いて驚いたんだからね!!」
達也「家が近いから四高を選びましたし、何より一高なら入学は出来なかったかもしれませんから。」
「お前が四葉達也か。」
達也「…十文字克人…。十文字家当主代理がなんのようで?」
克人「本戦モノリス・コードで対戦するからな。…顔を見に来た。」
穂波「絶対それだけじゃないでしょう?…例えば、一高への勧誘とか?」
穂波の言葉に克人の眉間が少し動いた。
真由美「達也くん、わが校へ来ない?」
達也「お断りします。」
克人「理由を聞かせて貰おう。」
達也「俺は四高を気に入ってる。…それに、友人も出来た。だから、その友人達を捨ててまで一高に行こうとは思わない。」
真由美「……わかったわ。勧誘はもう終わり。…達也君、本当に久し振りね。こんなに大きくなってお姉さんビックリよ。」
達也「真由美さんの後輩と戦うのを楽しみにしてますよ。」
達也はそう言って穂波を連れて将輝達のもとに向かった。
克人「あれがお前が絶賛していた四葉達也か。」
真由美「そうよ。四葉最強の魔法師にして、生まれた時から次期当主に決定した、奇跡の子。」
克人「なるほどな。試合楽しみにしてる。」
――――――――――――――
達也が真由美と克人を相手している時、将輝と真紅郎は三高の刺客にあっていた。
将輝「久し振りだな、一色。」
愛梨「なんで三高じゃなかったの?」
将輝「それはなぁ、達也がいるからな。」
愛梨「達也ってあの四葉の次期当主?」
真紅郎「そうだよ。」
愛梨「ふ~ん、そんなに凄いの四葉の次期当主は」
将輝「実技はそこまでではないが、魔法問わずの模擬戦なら達也は最強クラスだろうな。俺ですら勝てないし。」
真紅郎「そういえば、一色は穂波さんと戦うよね。」
愛梨「誰よ、その穂波さんって。」
将輝「桜井穂波、達也の婚約者にして、うちの学校の女子エースだ。」
愛梨「なら、その人に言っといて。楽しみにしてるってね。」
そして、愛梨は2人の連れを連れて戻っていった。
そのまま、七草真由美達との会話を終えた達也達と合流して、そのまま会話を続けていた。
『さて、皆様。これより、〝老師〟こと九島烈様より、お話がございます。』
しかし、出てきたのはドレス姿の女性だった。
達也「なるほど…閣下も人が悪いな。」
将輝「俺もわかったぜ。」
穂波「どうやら会場全体を覆うように威力を最小限に押さえた精神干渉魔法がかけられているようです。」
真紅郎「達也、術式を破壊してあげたら?」
達也「そんなことをしたら目立つだろうが。」
達也達はドレス姿の女性の後ろにいるであろう御老人…九島烈に目礼をした。
すると、烈は4人の視線に気付いて微笑み返した。
その後、烈が合図をすると、その女性が離れていって、烈にスポットライトがかかる。
会場からはいきなり烈が出てきたことに驚く。
『まずは悪ふざけに付き合わせたことを謝罪しよう。
今のは魔法と言うより手品の類いに近いが、この手品の種に気付いたのは
烈の言葉に言葉を失う生徒たち。
『諸君。私が今、用いた魔法は低ランクのものだが、君たちはそれに惑わされ私を認識できなかった。制御を間違えた大きな魔法は工夫を凝らした小魔法に負ける。…私は諸君の工夫を楽しみにしている』
烈は最後に達也達の方へ目を向けて、軽く微笑んで去っていった。
なんか手詰まり感が出てきました。
ので、少し一高バージョンも書き始めてみようと思います。
よって、一高バージョンが始動し次第、タイトルにそれぞれ、四高ver.と一高ver.と加えておきます。
さらに、三高ver.も一応考えてはいるのでやってほしいと思ったかたは感想欄だとかメッセージだとかで送ってください。
まぁ、次回は競技スタートです。