『いやーこうして一人で次元を移動をするのはいつ以来だろうか?』
アイオリア事オメガモンは今一人で次元移動をしている。デュークモンが言っていた謎の現象を調べるために次元を移動をして調査をしているところである。
彼は辺りを見ながら飛んでいるが今のところ異常がないので彼は別次元を抜けて着地をする。
『ふむここは俺が知らない場所だな。ジェイル聞こえるか?』
『あぁアイオリア君聞こえているよ?どうやら別次元についたみたいだね?』
『あぁ、今のところ異常が見つからない。この世界を調査をしたら戻る。』
『了解したよ。それで応援はいるかい?』
『もしものために備えておいてくれ。また連絡をする。』
通信を切りオメガモンからアイオリアへと戻り探索をする。彼は歩きながら何かの生物の気配を感じられないなーと思いながら木の上へと昇る。
(今のところ自然が多いところと判断をしているが・・・・・・生物の反応がないとは不思議な世界だな。)
アイオリアは木の上から見ているが街というものが見えないのでもう少し進んでいくことにした。
「・・・・・・ん?」
何かを感じて彼は動きを止めて辺りを見ていると何かの音が聞こえてきたので耳を澄ませる。
『マスター・・・・・・反応的なのを感じます。』
「どっちからだ?」
『ここから西の方です。』
「了解した。」
アイオリアは西の方へと飛んで行く。すると何かの化け物が人のようなものを襲おうとしていたので彼は拳にエネルギーを込めて叩きつける。
「であああああああああああああああ!!」
『ごぶらああああああああああああ!!』
アイオリアの拳が化け物の顔面に命中をして後ろの方へと倒れる。彼は着地をして襲われたであろう女性を見ている。
「大丈夫か?」
「え?え?人!?」
「・・・・・・ん?」
『ぐおおおおおおおおおおおおお!!』
先ほど殴った化け物が起き上がったのでアイオリアは小宇宙を高めていく。彼は右手を構える。
「これでもくらえ!!ライトニングプラズマ!!」
放たれたライトニングプラズマが化け物に命中をしてダメージを与えた。化け物はライトニングプラズマを受けてそのまま倒れて消滅をする。
「大丈夫か?」
「えっとあなたは?」
「失礼、私の名前はアイオリアというものだ。こことは別の次元からやってきたのだが・・・・・・君は?」
「わ、私は・・・・・・あれ?」
「どうしたんだ?」
「私の名前・・・・・・なんだっけ?」
「まさか記憶喪失なのか?ふむ困ったな・・・・・・シルフ、この辺に生命反応はあるかい?」
『この先になりますが生命反応があります。』
「わかったそこに向かっていこう。」
こうしてアイオリアは記憶喪失の女性を連れてシルフが示した場所に向かって歩いていくのであった。
次回 アイオリアと記憶喪失の女性がついたのは村だ。だがこの村は人間の村ではなく魔物が住んでいる村だったが彼らは悪い魔物じゃないということを聞いてアイオリアは警戒をして泊まることにした。
次回「魔物の村」