ようやく視界が戻ってきた時には、異変が起きていた。
目の前に鬼を思わせる少女がいるのである。
……僕は、ギリギリサーヴァント?というものだと理解した。
僕が混乱するのも無理ないのである。
なぜなら、こんな少女のサーヴァントは、まだどのゲームにも、小説にも、アニメにもいないからである。
???「人間様たちこんなきりー!百鬼あやめだぞ!」
悠真「お、おう。……」
目の前の鬼の少女は、そう名乗った。
だが、混乱してた僕は思わずそっけない反応をしてしまった。
百鬼あやめ「ひ、ひどい!余、そんなに変だったか?それと、ここはどこか知ってるか人間様?」
…………おそらく目の前の鬼の少女『百鬼あやめ』は、現状が理解出来ていないはずである……
悠真「えっと………百鬼さんでしたっけ?えっと……Fateもしくは、それに関係する作品を知っていますか?」
あやめ「ん?ふぇいと?余はそんなの知らないぞ?」
………んっ……おいおいまじかよ!
知らないって…今回これはおそらくFateの聖杯戦争だと思うけど…
うーん……とりあえず………
目の前のあいつを何とかするか…
悠真「とりあえず、ここは協力して欲しい。あいつを倒して欲しい。」
あやめ「…ん?あいつか?え〜余めんどくさい〜」
悠真「へっ?………今なんて言った?」
あやめ「え〜だって余あいつ倒してもメリットないし……余、眠いし…」
まぁそうだよな。
普通に考えてそうなるわな。
……でも、どうにかしてやる気出してもらわないと……仕方ないけどこれで。
悠真「あいつ倒したら好きなおやつを1つだけ買ってあげます。それで大丈夫ですか?」
あやめ「えっ!本当か!人間様?」
とても目をキラキラさせながらこちらを見つめてくる。
うっ、眩しい。
これが陽キャか!
なんてのはどうでもいいんだけどw…とりあえず僕は首を縦に振る。
あやめ「よーし!余頑張るぞー!で、あいつを倒せばいいんだよな?人間様?」
悠真「あぁ。……あとその前に…」
僕は右手をかざす。
そうすると、右手の令呪が淡く光って消えた。
あやめ「おっ!なんだかよく分からないけど余、力がわいてきたぞ!」
悠真「一応契約できたのかな?じゃぁえっと…」
あやめ「余は百鬼あやめだぞ!」
悠真「じゃぁ百鬼さんあの化け物を倒してください!」
あやめ「わかったぞ!人間様!」
そういうと、百鬼あやめは腰についている二つの刀に手をとる。
一つは黒い柄の刀でもう一つは赤い柄の刀だ。
二つの刀を構えているその姿は、まるで鬼神そのものだ。
???「…………………」
そういえば、あいつよく待っててくれたよな。
???「………コロスコロスコロスコロス…」
そういうと再び、僕の方へ突進してくる。
しかし、前とは違い僕の前には心強い仲間がいる。
あいつが鎌を振り上げた!
しかし、もう決着は着いていたのだ。
…百鬼あやめは敵の背後にいたのだ。
あやめ「遅いぞ。」
その瞬間、霧のようにあいつが消える。
悠真「……こ、これで終わったのか?」
僕は、その場にへたり込む。
そして全身の力がすっと抜けていく。
思っていたよりも身体は緊張していたようだ。
あやめ「だ、大丈夫か人間様?」
悠真「う、うん。な、何とか…とりあえずここから離れよう。追っ手が来たら困るから」
あやめ「その心配はないと思うぞ!なんとなくだけど余、あいつの気配を覚えたからな!」
悠真「そ、そう…あとさ、霊体化ってできる?もしできたらして欲しいんだけど…」
あやめ「ん?幽霊みたいになるあれか?余あれできるぞ!ドヤァ!」
そういうと透明になり、姿が見えなくなる。
だが不思議と僕にはそこにいるように感じた。
悠真「ごめんね。せっかく契約してもらったのに…」
あやめ「いいぞ別に大丈夫だぞ。人間様の都合もあるだろ?それに余とお話しできる人もこっちに来てから久しいからな!」
悠真「そうなのか……ん?そういえば、僕まだ名乗ってないか?」
あやめ「そういえばそうだったな。人間様の名前を教えてくれ。」
悠真「佐藤悠真だ」
ここから僕らの聖杯戦争?が始まった。
まぁ次回は互いの紹介みたいな感じになるのかなー?