進撃の巨人 もしもこんな世界があったのならば   作:molte

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やっとの邂逅

3話です。

因みに浜辺美波さんが好きです。

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 あれから1週間が経った。あれからと言われても、いやいつからやねんって思わずツッコミたくなるかもしれないが、登校初日の俺の浴室シーンからである。

 

 女性耐性のない俺でもなんだかんだクラスの女子とは学校でもよく話すし、LINEでもクリスタだけじゃなくアニともよく会話するようになった。

 

 決してこれはアプローチでは無いので行き過ぎたというか、狙い過ぎた発言は自重している。(まぁそのような発言を考えようとも思わないが)

 

 今日は、入学後初めての休日明けの学校。

 意外と遅刻してしまいがちの月曜日であるが、気を抜かずいつも通りの日課をこなして、シャワーを浴びる。

 

(そういえば今日からミカサが来るんだっけか)

 

 怪我で先週1週間まるまる休みだったミカサは、今日から初登校ということで、ジャンが昨日遊びに来た時に何やら張り切っていた。

 

 (まぁ恐らくはクリスタがミカサのことを美人と言っていたのを思い出して、刺激されたのだと思うが…)

 

 そういえば昨日クリスタからLINEで、いつメンの女子達でミカサと遊んだというメールがあったのを思い出し、ミカサも少しは不安を和らげれたのだろう。

 

 アニからのLINEでは、楽しそうにミカサの家で遊んでいるのを写真付きで送られてきた。もちろんミカサも写っていて、クリスタが言うように本当に綺麗な人だった。

 他の男どもに拡散すると、変な気を起こすかもしれないのでやめておくことにした。主にジャンとライナーが

 

(確か今日は俺が日直だったよな)

 

 金曜の日直が1つ前の席のアルミンだったことを思い出し、今日は早く家を出ようと考え、いつもより早く支度を済ませる。

 

 毎週月曜日は、母さんが父さんの病院の方へ行っているので丸2日ほどいない。まぁこれもいつもの事なので特に気にはしてない。

 

(むしろ家事スキルが上がるから、正直願ったり叶ったりなんだよなぁ)

 

 父さんが運営する病院は、世界でもトップレベルの医療技術を誇り、母方の父(祖父)が現在、父さんの病院の医院長を勤めている。

 母さんは、その病院の手伝いにというより、父さんがいつも1人で仕事をするため、精神的に病んでないか毎週確認をしに行く名目上でイチャイチャしているのだ。

 この歳になってまでまだ若年のカップルと引けを取らないラブラブさは正直、見るに耐えない。

 

 だが、母さんが居ないため、必然的に俺が留守番をするのは、両親が俺に1人の時間を与える為と価値のある時間をくれたのである意味俺としてはありがたい。

 

 玄関を開け外に出ると、いつもより大分早い時間なのにアルミンがいた。それも怪訝な表情で。

 

「な、なんだよ」

 

 アルミンが俺に向ける表情が微妙に怖かったので思わずたじろいでしまった。

 

「ちゃんと分かってたんだねエレン」

 

 どうやら俺が今日日直で早く行かねばならない所を教え(叩き起こし)に来たアルミンであったが、予想が外れ残念げな声を掛けた。

 

「まぁな、何故かアニからも昨日寝る前にLINEが来てたからな」

 

「へぇー、アニと仲いいんだ」

 

 良いと思うぞ?と適当にあしらって、アルミンより先に通学路を進んでいく。

 

 アニとは中学校が同じだったが、別段仲が良かったわけではない。2年生の体育祭でフォークダンスのペアになった以来、ちょいちょい話をするくらいであって、高校生になってからよく話をするようになった関係なのだ。

 

(むっ、というか俺ってそんなにだらしないのか?)

 

 わざわざ釘刺しのメールが来るということは、アニからして俺の印象は単純にだらしない男ということなのか?

 近所のお年寄りに挨拶しながら、そんなことを考えているとアルミンが

 

「いいなぁ、エレンは選り取り見取りで」

 

「なんだよ唐突に、選り取り見取りってなんだそれ?」

 

「エレンには知らなくていいことだよ」

 

 またアルミンが俺を馬鹿にしてマウント取ってこようとする。くそったれ金髪少女が…。今度こそ許さn「金髪少女じゃないよね?」……すっごい目力でアルミンは俺を睨んでくるので、邪悪な考えはよして無言で先に進んでいく。

 

「今日からミカサが来るんだよね。エレンはどんな人か見たことある?」

 

 マリア高校の校門をくぐったあたりで、アルミンから今日の主題ともいえる質問をされる。

 

(まぁアルミンになら見せてもいいか)

 

 ポケットから取り出したスマホの電源をつけ、パスコードを打つ前に顔認証により先程まで見ていたYouTubeの画面が現れる。マルチタスクにしてLINEを選択し、アニのトーク画面から少し上にスクロールして、件の写真を拡大してアルミンに見せる。

 

「へぇーこの人が…。なんていうかモデルさんみたいだね」

 

「まぁ確かに…。」

 

 アルミンの言うことは確かに的を射ている。多少スレンダーで、美人の少し東欧な顔立ちの写真に写っているユミルと同じくらいの長身の人だ。

 

(確かあの人の妹だとか言ってたっけか)

 

 先日のクリスタからよる情報では、ミカサは3年生のリヴァイさんと御兄妹らしい。ミカサは長身なのにリヴァイさんは背が低いらしい。あとめちゃくちゃ潔癖症って言う噂もあるが本当なのだろうか。

 

 そうこうしている内に教室に着いたので、日直の仕事である、窓の換気と花瓶の水換えをして、教卓の上に置いてある日誌を手に取って名前欄に自分の名前を記入する。

 

 欠席欄には今までミカサの名前が載っているが、俺は書かずに今日の予定を記入して、自由執筆欄に自己紹介文と今年一年の抱負を書いて、日誌を机にしまう。

 

「んー、暇だなぁアルミン」

 

「そーだね、学校探検でもする?」

 

 現在の時刻は7:45分。HRが始まるまでちょうど1時間もある。2人とも授業の予習復習は既に終えているので、特にすることもない。

 既に一回キース先生から、学校案内はされてるものの、省かれている施設も多いので、エレンはアルミンの提案に乗ることにした。

 

 

「にしても、まじで綺麗だなこの校舎」

 

 生徒らの教室がある教室棟と職員室や実験室などの特別棟の間に挟まれている中庭は、最上階の教室棟と特別棟を結ぶ渡り廊下から覗くと、噴水があがりエレン達からは、淡く虹が掛かっているように見えた。

 

 他にも、屋内のプール場と水球部専用の屋外プール場や学校内にコンビニスペースがあったり、宿泊用のホテルと天然の温泉があったりと、月曜の朝のテンションではついて行けない程びっくりしてしまい変に疲れてしまった。

 その際、俺とライナーの大好きなフィンランドサウナがあったので気分上々になってしまった。

 

 アルミンは柵に体重を預けて黄昏ているみたいだった。いい感じに太陽の光と金髪が反射して、童顔白髪にしか見えないのは言わないでおこう。

 

「エレンってクリスタの事好きなの?」

 

 唐突の問いにすぐ反応できるわけもなくもう一度聞き返してしまい、アルミンは淡白に同じ質問をしてきた。

 

「どうしてそう思ったんだ?」

 

 いや2人とも仲良いから両思いに思ったよ、などありがちな回答ではなく、アルミンの回答は、幼馴染の勘らしい。

 

「友達としてなら好きだぞ?恋愛の観点で言えばそういう感情はないけど」

 

 ありきたりな答えだが、本当にクリスタに対しては恋愛感情を抱いていないのは事実である。

 それに、もしクリスタに伝わると今後の人間関係やら、ユミルやらライナーが突っかかってくるのが目に見えているので、正直に答えた。

 

「そうなんだ!?じゃあ僕狙っていいよね!」

 

「なんで俺の確認がいるんだよ…アタックすればいいだろ」

 

「狙うって言っても具体的に何をすればいいのかよく分かってないんだよね」

 

 なんでやねん!って思わず尼崎生まれのツッコミ芸人の声がどこからか聞こえてきそうだが、アルミンより恋愛に疎い俺に相談とかされても困るしな。

 

「あっ、そういえば今週末の祝日あるだろ?その日にうちの家で入学お祝い&ミカサ復帰パーティーやるんだけど来る?」

 

「なんでエレンは毎回大事なことを言い忘れるの?はぁー、もちろん行くに決まってるでしょ」

 

 アルミンも参加と…。パーティー専用のLINEグループにアルミンのアカウントを招待する。

 

「って、僕以外みんないるじゃん!」

 

「わりっ完全に伝え忘れてた」

 

 もうっ!と可愛らしく怒っているが興奮するのはライナーだけなので適当に無視しとく。

 一応パーティーに参加するのは、さっき伝えたアルミンと、ライナー、ベルトルト、アニそして1-A唯一カップルとジャンとマルコにクリスタとユミル、ミーナで、主役のミカサである。

 

「教室戻るか」

 

「そうだね」

 

 ぼちぼちと校門をくぐる生徒の数が増えてきたのを見て、アルミンと教室に戻った。

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

 HRの開始のチャイムが鳴るや否や、ガラガラっと扉を開ける音と共にキース先生と女子生徒が入ってきた。

 1-Aの生徒全員もこの女子生徒が、ミカサである事はわかっている(既にLINEほんの少しで絡んでいる為)のである。

 

「今日から貴様らと苦楽を共に過ごす仲間を紹介する!!」

 

 月曜の朝からあんなに馬鹿でかい声出してすごいなとか無駄なことを考えつつ、ミカサの自己紹介が始まった。

 

「えっと、今日から復帰しました。ミカサ・アッカーマンです。知ってるお友達もいますが皆さんよろしくお願いします!」

 

 キース先生がいるので声援は飛ばせないが、大きな拍手が教室中に巻き起こる。ミカサも照れながら席につき、後ろの席のミーナと楽しそうに挨拶を交わしていた。

 

「漸く全員揃ったわけだが…、来週の水曜日にみんなが待ちに待っていると思う新入生歓迎会が執り行われる!内容としては、生徒会長の挨拶から始まり、部活動紹介、そして体育祭の色決めなどミニゲームも沢山あるぞ!」

 

 その旨を聞くと、バスケ組はウズウズしていた。もちろん俺も楽しみで仕方ないし、あの人と練習できることを想像すると説明のつかない何かが込み上げてくる。

 

「ではこれでHRとする!皆!ミカサと仲良くするように」

 

 いつもより柔らかい表情でキース先生は生徒にそう伝え退出していってしまった。

 

 

 案の定ミカサの席には、人だかりが出来ていた。やれ何処から来ただの、モデルさんですかと聞くやつだの、ミカサは嬉しさ半分、困惑半分といった感じだった。

 

 エレンはその様子を遠目で見ていたが、ミカサの事よりも新入生歓迎会があることを告げられて、嬉しそうに「今日から特訓だ!」とかライナー達に言っていた。

 

 一方でミカサは、転校生のような扱いを受けると思っていたが、時間が過ぎるごとにそんなこともなくなって、もともと仲が良かったクリスタやユミル、ミーナと一緒にいることで、つい数時間前に紹介された生徒とは思えないほどの溶け込み具合で、サポート役のジャンはする事もなく困っていた。

 

 他クラスからは、めちゃくちゃ綺麗な人がA組にいるらしいぞと話題になっていたため、ミカサに迷惑が掛からないようにジャンが必死に対応していた。

 

 

「君がエレン君だよね?」

 

 3時間目の数1の授業が終わるとミカサがエレンの席まで赴き、声をかけた。

 

「ん、よろしくなミカサ。俺のことはエレンって呼んでくれ」

 

 エレンもかしこまって正しい姿勢で返事をし、分かったとミカサは承諾するとそれで、と切り返した。

 

「私の兄がエレンに用事があるみたいなの。それで放課後体育館まで来てくれって事を伝えろって頼まれたんだけど、放課後大丈夫かな?」

 

 首を傾げ可愛らしく、いや愛嬌のあると言った方が的を射ているが、ミカサがエレンに頼み込んだ。何処からか鼻血が出た音が聞こえたが、気のせいだと思いたい。

 

 それよりも本題であるあの人からのお誘いにエレンもそっちから来るとは夢にも想ってなかったのかどこか浮き足立って大丈夫だとミカサに伝えていた。

 

「そうだミカサ。今週の祝日空いてるか?うちの家でみんなと入学&ミカサ復帰祝いをやるんだけど」

 

 主役の参加を改めてエレンはお願いする。エレンも来ることは分かっているが、一応形式上と言うか建前上は直接伝えた方がいいと思ったらしい。

 

「うん。もちろんお邪魔させてもらうよ」

 

 ミカサは満面の笑みでエレンに向けてそう答えた。ミカサも直接言って貰えてどこか安心した部分もあるみたいだ。

 

「僕らいつも大人数で昼飯食べるからミカサも参加しなよ」

 

 どこから嗅ぎつけて来たのか、アルミンが2人の会話に介入してきた。アルミンもミカサと自己紹介を交わし、雑談を再開し始めた。

 

 キーンコーンカーンコーン

 

 予鈴が鳴るまで夢中になっていた雑談を止め、教室にだれもいないことに今気づいた3人は急いで、移動教室へと向かうのであった。

 

 

 4時間目が終わり、昼休みになるとほとんどの生徒たちが、食堂へ向かう。エレン達仲良しグループは、食堂を利用せず、教室で机をくっつけて昼食を取っていた。エレン達以外に教室で食べている者はおらず、昼休みはエレン達専用の部屋となっていた。

 

 10人ちょっとの仲良しグループにミカサが新たに加わり、いつもより会話に花が咲いた。

 ミカサも参加できることに嬉しそうにしていた。

 

「皆んなは入りたい部活動とか決めた?」

 

 アルミンが全員に向けて質問した。

 

「まぁ俺たちは皆んなバスケ部だけど女子陣が気になるな」

 

 男子を代表してライナーが女子陣の部活動について、興味を示す回答をした。

 

「んー私は今の所男バスのマネージャーかな?」

 

 クリスタは、初日にもエレンに言った通り男子バスケ部のマネージャーの希望の旨を伝えた。

 

「私達はバレーかな、今までずっとやってきたし」

 

 アニが代表して、ユミルとミカサとサシャでバレー部に入ることを伝えた。

 

「ん?ミーナはどうするんだ?」

 

 エレンは答えなかったミーナが気になった思わず聞いてしまった。

 

「うーん、それがまだ迷ってるんだよねー。いろんな部活あるし今のところは決めかけてるって感じかな」

 

 そうなんだと言って大好物のチーズハンバーグにかぶりつくエレンであった。

 

「私もクリスタもバレー部だったけどやっぱりレベルが違うしねー」

 

「まぁでも、マネージャーは一回やってみたかったんだよね!」

 

 ミーナはクリスタを誘発させて言うが、クリスタはあまり触れず自身の意思を主張した。

 

 だが、この高校の部活動のレベルは高く、特に男子バスケ部と女子バレー部は新設2年目でありながら、共に全国大会出場を果たしている。

 バレーに至っては現状、春高2連覇の最強高校と記者やスカウトマンが毎週くるほどの最高峰であり、校長は優勝が決まった途端、腰を抜かして入院したとか…。

 

「バレーはでも、シガンシナ中もストヘス中も強かったよな?」

 

 エレンと同じアニが出身のジカンシナ中とミカサ、ユミル、クリスタが居たストヘス中は、3年連続で全中の決勝カードとなるくらいの常勝校であった。

 

「てか、エレンの家何時くらいに行けばいいの?」

 

 話題は変わって今週末みんなで行うパーティーの話になった。未だに計画を大雑把にしか決めていなかったので、本格的に決めようとLINEでも話が挙がっていたのだ。

 

「とりあえずBBQをする事に異論はなかったよな?」

 

 皆がエレンの発言に一斉に頷く。サシャは何故か話を聞かずにポテトチップスを頬張っているが…。

 エレンもいちいち突っ込んだら長くなるので放っておく。

 

「じゃあこうしよう。買い出し班とエレンの家で準備する班の2チームに分けて行動しよう」

 

 マルコの提案に否と言う者はおらず、話がとんとん拍子に進んでいく。

 なぜ今までこれをしなかったのかとエレンは疑問に思ったが、ミカサにも具体的な説明もいるだろうし、そういうことにして自分に言い聞かせておいた。

 

「準備班は正味3、4人で十分だ。うちの庭そんな広くないからちょっとぎゅうぎゅうになるかもしれねーけど」

 

 エレンの発言に思わず十分広いだろ!とツッコミたくなるが、我慢して話を進める。

 

「じゃあ、くじ引きで編成決めようよ。僕ちょうど持ってるし」

 

 ベルトルトがスマホのアプリにくじ引きがあるらしく、ここで活用しよう(ここ以外ない)と陽気だっておもむろに皆んなの前に携帯を指し出した。

 

 エレンは準備班確定なのでエレンを除いた、12人がベルトルトの携帯に各々の名前を記入して参加した。

 ベルトルトの合図で、くじ引きをするという選択をタップすると、振ったら棒が出てくるタイプのくじ引きが画面に出てきた。

 

        〈結果〉

 

      準備     買い出し

 

      アニ     ミカサ  ユミル

 

      アルミン   ライナー ベルトルト

 

      クリスタ   ジャン  マルコ

 

      ミーナ    サシャ  コニー

 

 

 となった。 

 ジャンはめちゃくちゃ喜んでた、アルミンもかなり嬉しそうな表情だったが、ライナー落ち込んでいた。

 

(そういえばあいつクリスタ狙うって言ってたな)

 

 今朝の学校徘徊でアルミンのクリスタアタック宣言を思い出し、クリスタほどの美少女の陥落は難しいと一人でうんうんと頷いていた。

 

 

「準備班の方は少し力仕事がいるかも知れないが、まぁアルミンにがんばってもらおうぞ」

 

「頼りにしてるよアルミン!」

 

 クリスタから言われたその一言で、アルミンの目はメラメラと燃えていた。ただのアホであるが、男は単純なのだ。ユミルも「勉強以外はアホなのか」と呟いてたし…。

 

「買い出し班の方は、マルコの裁量に任せるぞ」

 

「うん、任せてよエレン」

 

 一番信頼できそうなマルコにエレンは采配を任せた。別にジャンやライナーでもよかったのだが2人とも女の子にホの字なので使えないとエレンは判断したのだ。

 

「みんな着替えも持ってきておいてくれ」

 

「え?なんで、お泊まりじゃないんでしょ?」

 

 エレンに対するミーナの質問は至極当然である。まぁ次の日が休日なので、可能ではあるが、女子としてはいきなり異性の家に外泊するのは抵抗がある。

 

「いや、BBQの煙で臭くなるだろ。うち大浴場あるから」

 

「あ、そっかエレンの家お金持ちなんだよね」

 

 まだエレンの家に行ったことがない女子陣は、エレンの家柄を思い出したと同時に、ミカサはエレンも意外と兄に似て潔癖症に近い人かな?と思ったのであった。

 

 

 

 放課後、エレンはどうしてかは知らないがミカサの兄である、リヴァイ先輩に呼び出されたいたのをHR中に思い出し、急いで体育館に行くのであった。

 

 

 だんっだんっだんっだんっ

 

 

 そこには俺の憧れの人である先輩が、汗ひとつかかずシューティングしていた。

 

(シュートフォームもあの時から変わってねぇ…俺の憧れの人がこんなにも近くにいるなんて)

 

 エレンがしんみりしていると視線を向けているのに気づいたのか、こっちはやって来た。

 

「おい、お前がエレン・イェーガーだな」

 

 身長に似合わない、声の変わり具合にエレンは少し驚いたがそれよりも驚いたのが……、

 

(この人間近で見ると半端ないオーラだ…。筋肉のつき方といい身体の作りが運動選手のレベルじゃねぇ)

 

 思わず見惚れてしまった、高校生でこの身体つきは見たこともない、アスリートレベル、いやそれを超えそうなほどのポテンシャル。全てにおいてこのリヴァイはやばいとエレンは彼を畏怖の対象に見てしまっていた。

 

「オレと1on1をしろ」

 

「…えっ?」

 

 

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