やはり普通の俺には普通の学校生活しか送れない。   作:佐羅田

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今回は短めで


偶然にも奉仕部はファミレスで勉強する

 

 

 

 

中間試験二週間前。部活もないので学校帰りにファミレスで勉強をするはずが今日は用事が合わず、どうしようかと思い取りあえずファミレスに入る。

すると見知っている人たちを見つけた。

 

「おや?結衣に雪ノ下さんにヒッキーじゃん。なんで三人でいるの?え、俺ハブ?」

 

「お前は集線装置なのかよ……あと、ヒッキーっていうな」

 

「馬鹿言わないでちょうだい。この男はたまたま会ったのよ」

 

「周くんなんでここにいるのー?隼人くんたちは?」

 

「ちょっと用事あるんだとさ、ご一緒しても?」

 

「判断は雪ノ下たちに任せる」

 

「この男もいることだし、構わないわ」

 

「一緒にやろうよ!」

 

「じゃ、ドリンクバー取ってくるわ」

 

結衣たちはもう飲み物をもっていたので俺も注文をして取りに行く。

適当にお茶にして席に座る。さて、勉強しますか。

 

「んじゃ、始めよっか」

 

結衣がそう合図して勉強が始まる。さて、音楽でも聞きますか。雪ノ下さんと比企谷君も音楽を聴くみたいだ。

 

「はぁ!?なんで音楽聴くのよ!」

 

「なんでって、俺はだいたいやるとき付けてただろ」

 

「まぁ、勉強のときは雑音消すために聴くだろ普通」

 

「そうね、その音楽が聴こえなくなると集中しているいい証拠になるし」

 

そうそう、聴こえなくなると集中!ってなるよね。俺の場合記憶までなくなるもん。あ、寝てるだけか。

 

「そうじゃないよ!勉強会ってこうじゃないよ!」

 

「え?結衣、優美子たちとやるときみたいな勉強会をこの二人に望むのは無理でしょ」

 

「でも勉強会って言ったら情報交換したり、質問とかしたり、雑談したりするもんじゃないの……?」

 

いや、俺たちの場合はそうなんだけどね。この二人は勉強をしに来てるから。多分遊びはないしょ……。

 

「ただ喋ってるだけじゃねぇか……」

 

「そもそも勉強自体が一人でやるようにできているのよね」

 

ほらね、やっぱり。

最初は抵抗していた結衣だったが俺たちが音楽を聴きながら勉強していると諦めたようにため息をついて勉強を始めた。うむ、偉い偉い。

そうこうしてるうちに時間も経ち、なかなか集中も切れてきたので周りを見渡す。雪ノ下さんはスラスラと数学の問題を解いている。めっちゃ声かけづらい。比企谷君も無言で英語を解いている。なので結衣に声をかけることにいた。

 

「結衣、手止まってるけどどーした?」

 

「えっとね、ここの問題なんだけど……」

 

少し恥ずかしいそうに俺に問題集を出してきた。

 

「『ドップラー効果』か……えーとね、それは……」

 

ちょうどやったばっかりの所だったのでなかなかうまく説明できたと思う。

 

「あ!なるほどね!ありがとう!」

 

時間はかかったが納得したようにぱぁっと笑顔になった。うんうん、教えがいがある子だ。

なんとなくレジの方を見ると知ってる顔というかポイントちゃんがいた。

 

「ポイントちゃんだ……」

 

「妹だ……」

 

「おい、なんでお前が妹の口癖知ってんだよ」

 

「え!?あの子比企谷君の妹なの!?」

 

マジかよ……。ぜんぜん違うじゃないか。

よく見ると横には妹もいて、しかも知らない男子もいた。

 

「あの男の子やるな、うちの妹と比企谷君の妹を同時に相手するなんて」

 

「悪い、ちょっと」

 

なぜが比企谷君が席をたって後を追いかけていた。

おいおい、シスコンかよ。でも二股だったら許さねぇ、絶対にだ!

一人で決意していると比企谷君が帰ってきた。どうやら発見できなかったらしい。

 

「あー、えっと、どっちがどっちの妹さん?」

 

結衣が質問してきた。

 

「あほ毛がある方が比企谷君ので、俺の妹は隣にいた髪が長い方」

 

「何故あいつが男子とファミレスに……」

 

そこまで気にするかよ……。

 

「遊びに来てたんじゃない?」

 

「女二人と男一人でかよ……ありえない……」

 

「小町ちゃんも周くんの妹も可愛かったしね~人気あるんじゃない?」

 

「俺の予想ではポイントちゃんとあの男子が付き合いそうで、うちの妹が仲介してるってのがありえそうだ」

 

「兄の俺に恋人がいないのに妹にいてたまるか!兄より優れた妹などいねぇ!」

 

叫ぶなよ。周りの目が痛い!

 

「頭の悪いことを大声で言わないで。ヘッドホンしてても聞こえたわよ、今」

 

雪ノ下さんがヘッドホンを外して比企谷君を睨みつけている。コードをピンと張って手に持っている。なんか、仕事人みたいだな……タララ~ってBGMが流れそう。

その後も何かしら比企谷君は色々と言っていた。

 

「というか言い過ぎると嫌われちゃうよー」

 

「そうそう、小町ちゃんのこと心配なのはわかるけどさ。うちのパパも『彼氏いるのか』とか聞いてきてウザいもん」

 

「うぐぅ、……というか何でお前は妹の名前知ってんの?」

 

言われてみればなんでだろう?結衣はどこで知ったのやら。

 

「え!?あー、あの、け、携帯?に書いてあった気が……」

 

あー、アドレス交換のときに比企谷君が携帯渡してたな、そういえば。

 

「そういうことか。よかった。妹を愛すあまり無意識のうちに名前を口にだしていたかと思ったぜ。シスコンにならなくてよかった」

 

「いや、ぶっちゃけそれはシスコン野郎だよ」

 

結衣もうんうんと少し引きながら頷く。

 

「ばっかお前!俺はシスコンではない。一人の女性として妹をあい……ああ、うそです。冗談です。やめろ、武装するな」

 

雪ノ下さんが驚きと恐怖の入り混じった目で比企谷君を見て、手にナイフとフォークを持って結衣の後ろにちょこんと隠れている。うん、かわいいね。

結衣は笑顔で、ゆきのんは戸惑い、優美子は照れが一番かわいいね!

考えながらサムズアップしてたらナイフがこちらに向いていた。

 

「危ない危ない」

 

「あなたが言うと冗談に聞こえないから怖いわ。信楽君はなにか変なことを考えてないかしら?」

 

「そんなことないさ」

 

「そう……かしら。まぁいいわ。比企谷君は帰って直接聞いてみたら?」

 

雪ノ下さんの結論めいた発言で勉強に戻る。しかし比企谷君は集中できなさそうだ。

その後いくらか経ったってお開きとなった。

 

 

家に帰ってベッドに寝転ぶ。現在夜の8時、両親の帰りは今日も遅い。勉強もする気もなくグダグダと過ごしていた。

 

『たーだいま~!』

 

下から嫌な声がした。やばい、これはあれだエマージェンシーだ。

ドアに鍵を閉めようとすると先にドアを開けられた。

 

「よっす!おひさ!愛しのおねーちゃんが帰ってきましたよー!」

 

お、おう。やっぱりか……。うるさく入ってきたのは我が信楽家の長女で名前だけなら一話から出ていた人物、信楽七海である。そんなメタい発言はやめよう。

 

「あねき、いきなりどうしたんだよ」

 

「いつまでたっても愚弟だね!だから私に勝てないのよ」

 

そんなの知ってるわ、もう諦めてるし。

 

「はいはい、で、何しに来た?」

 

「ちょっと、必要なものがあってね~取りにきたんだよ」

 

「へ~。それってなに?」

 

「ん?名前を書いたら死んじゃうノート」

 

「どこの新世界の神だよ……」

 

「まぁ、冗談は置いておいて。話は変わるけどあんた彼女できた~?」

 

いきなり変なことを言いだしてよいっしょっとベットに座る。

 

「は?できてねぇーよ」

 

「まだ気にしてるのかい?まったくあんたは一途だね~」

 

「その話はやめてくれ」

 

「はいはい、悪かったよごめんね!」

 

「なんでテンション高いんだよ……」

 

「でも、気になる子はいるんでしょ?」

 

そう言われて一瞬結衣の顔がよぎった。いやいや、ないでしょ。あれは恋愛感情じゃない、多分。

 

「……いないよ」

 

「お?一瞬間があったね~。ふむふむ、新しく入った部活の子かい?」

 

「なんで俺が部活に入ったこと知ってるんだよ……」

 

「彩華からメールあったのさ」

 

「あんにゃろ……」

 

「で、どうなんだよ~どういう子?」

 

うりうり~っと肘でついてくる。ウザ!マジで!

 

「やめろやめろ。本当にいないって、それより彼氏さっさと作れよ」

 

「私は理想高いしね~」

 

「確かにね。じゃあ、あの美人さんは?」

 

「ん?ああ、いない、いない。あいつはそういうの作らないよ」

 

「なんでさ?胸もデカいし俺が知ってるなかでもかなり美人の方なのにな~」

 

「きゃー!変態!じゃあ、私とあいつどっちがタイプ?」

 

「あねき以外なら誰でもタイプだよ」

 

「なるほど……ブスせんっと」

 

おい、メモすんな。

 

「話聞いてた?」

 

「うん」

 

「俺はいったってノーマルだ。普通だ、一般人だ」

 

「確かにあんたは普通だよね~」

 

「そうだよ。文句あっか」

 

「べ~つに~。それじゃあ彩華の部屋行ってくるから!頑張れ青少年!」

 

バタンとドアを閉めて出て行った。うるさい姉である。

 

「全く、昔のこと思い出したし変な気分だ」

 

うわ~っとベッドに寝っころがる。

何で俺は結衣こと思ったのか……いやいや気にするな。俺は何にも感じてないはずだ。

その後は風呂に入ってさっさと寝た。

全く、嫌なあねきだぜ。

 

 

 

amane's mobile     

 

FROM 周            21:34          

TITLE nontitle

比企谷君、今日はお疲れさん。

ちょっと聞きたいんだけど部室に置いて

ある小説って比企谷君の?

 

 

hachiman's mobile

 

FROM 八幡           21:40

TITLE Re

あ?多分俺んだわ。

で、どうした?            

 

 

amane's mobile     

 

FROM 周            21:42          

TITLE Re2

いや、なんか前に見た時に読んでみたいな

って思ったんだけど貸してもらってもいい

かな?嫌なら別にいいけど

 

 

hachiman's mobile

 

FROM 八幡           21:43

TITLE Re3

もうそろそろ読み終わるから別にいいぞ。

今度の部活んときに貸してやるよ

 

 

amane's mobile     

 

FROM 周            21:44          

TITLE Re4

ありがとうございますm(_ _"m)

話は変わってポイントちゃんに聞いたの?

 

 

hachiman's mobile

 

FROM 八幡           21:45

TITLE Re5

聞いてない……。

べ、別に、詮索すると嫌われるって聞いた

からじゃないんだからねっ!(*`Λ´*)」

 

 

amane's mobile     

 

FROM 周            21:46          

TITLE Re6

つ、ツンデレ口調かよ……。

 

 

 

 

 

 

 

 




次は葉山の依頼のやつです!
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