岩崎 花(♀):今作で何か常に文句言ってる人。小論文のテストで書いた内容が過激すぎて職員室に呼び出されたことがある。
上田 進(♂):今作で岩崎の何の身にもならない話を延々と聞かされる可哀そうな人。ギターを始めたという話を岩崎にしたら、『お前がギター弾いてる姿想像すると、(某赤と青の服着た歌ネタ芸人)みたいだな!』と言われて帰宅後即刻ギターを叩き割った。
「上田―……」
「随分眠そうだな、寝不足か?」
「いやぁ、昨日徹夜しちゃってさ」
「徹夜は健康に悪いぞ。何してたんだ? 万に一つだが勉強か?」
「お前ちょくちょく失礼なこと言ってくるよな。まぁそっちの言った通りっちゃそうなんだが」
「それで何してたんだ?」
「パックマン」
「え?」
「パックマンだよ、知らんの? アメリカの子供向けのアニメのキャラの黒目みたいなヤツ」
「そりゃまぁ存じ上げてるけど……二十一世紀になって二十年も経つ昨今にパックマンで徹夜する人間が存在するという事実に驚愕してた。あとお前のパックマンの捉え方の妙な具体性にも」
「いやぁ、あれムズいんよね。一面突破するのも一苦労だった」
「確かに難しいイメージはあるけどなんでわざわざ徹夜してまでそんなことを?」
「そりゃあもうこの世のすべてをモノにするためよ」
「お前にとってのこの世はクッキーしかないのか? とんだ物々交換の浮世と来たもんだな」
「まぁそこはどうでもいいんだよ。そんでやってて気づいたことがあるんだけどさ」
「……ロクな予感はしないが一応言ってみろ」
「あれってクッキーが全部デカいやつだったらめちゃくちゃ楽にクリアできるじゃん! なんでデカい奴ってあんだけしかないの?」
「正直もっと突飛な話題になると思ったがまぁいいか。そりゃあゲームバランスの為だろ」
「でもあれってゲームバランスおかしくね? だって自分と同じくらいのサイズのヤツにぶつかっただけで死ぬんだぜ? 現代社会なら満員電車の客全滅だよ」
「なぜあのピコピコの世界観と現代の世界観を比較してしまうんだよ。一体何がお前をそうさせたんだ?」
「ウチらの感覚で言えば自分以外の人間が全部通り魔ってわけじゃん。そんなメチャクチャなものでなーにがゲームバランスだよアホ」
「なんで俺が怒られなきゃならんのだ大アホ」
「って話はそこじゃないんだよ。ウチが言いたいのはデカいクッキーが少なすぎると思うんだよ」
「だってそんなことしたら簡単すぎるだろ? ゲームにならん」
「ゲームにならんも何もあれって絶対的な為政者になるためのゲームでしょ? 全てを得るみたいな」
「どうしてお前の視点はそうもとことん間違った方向に穿ったものに偏っているんだ」
「正直ス〇ラおばさんに頼めばあのクッキーの量産って可能になると思うんだよね」
「お前はス〇ラおばさんをジ〇ムおじさんか何かと勘違いしてないか? ……いやそもそもジ〇ムおじさんもそんな存在じゃないんだけどさ」
「あの人なら2分でマップ全部をあのクッキーで埋め尽くせると思うんだよね」
「お前にとってのステ〇おばさんってクッキークリッカーのグランマか何かか? ……まぁ万一そうだったとしてもどうやってステラおばさんに協力して貰うつもりなんだ?」
「そりゃぁ……莫大の献金。ダメなら土下座」
「プライドはどこに捨てて来たんだよ絶対的な為政者さん」