岩崎 花(♀):今作で何か常に文句言ってる人。どうでもいいことには集中力が続くらしくこの前の休日は包装用の割とサイズが大きめのプチプチを大量購入しては一日中潰していた。
上田 進(♂):今作で岩崎の何の身にもならない話を延々と聞かされる可哀そうな人。たまたま休日にその岩崎を見つけ、その後彼女が何をやるのかが手に取るように分かったらしいが、さすがに六時間も続けたとは思わなかっただろう。
「上田って確か九月生まれだからやぎ座だよね?」
「何もかも不正解だよ。やぎ座は十二月とか一月生まれとかその辺りだろ、そもそも前提が間違ってんじゃねぇか。どうしてそうも自信満々に当てに来ようと思えたんだ」
「いやまぁ当たる確率十二分の一だし、あともう十一回質問すればどこかで当たるとは思ってたから。てか一発でここまで言われるとか想定外なんだけど」
「何でお前そこで開き直れるんだよ、何で気後れするほどお前はギア上げて来れるんだ」
「てかあの手の星座って妙に占いとかで取り上げられてるけど何なんだろうな」
「確かに朝のニュース番組とかで毎日あるし割と占いとしてはポピュラーだな」
「前々から思ってたんだけどあの星座って何をどう見たらその形に見えるんだ? 昔のヤツら想像力豊かすぎんだろ」
「まぁ無理やり形取ってるところがあるってイメージはあるけど」
「おひつじ座とかマジでなめ腐ってるもん。何だアレ」
「星座がなめ腐ってるって何だよ。いよいよ地球の外にまで怒りの矛先を向け始めたらどうしようもねぇだろ」
「だってあんなのウチが名前つけるとしたら『し座』だよ」
「なんだ『し座』って。そんなアホな星座あってたまるか」
「そんなに言うなら見てみてよ、ほらこれ画像検索したやつ」
「……『し』じゃん。これ完全に『し』だわ」
「だろ? これをおひつじ座って言うのはさすがに後世の人間バカにしてると思うわ」
「バカにしてるかはともかくとして、まぁ確かにこれは無理があるな」
「やっと上田がウチに共感してくれたよ、今までウチとあんな感性が違ってたから、もしかすると上田は宇宙人か何かじゃないかと思ってた」
「何で宇宙の話で初めてそこの疑問が解けてんだよ」
「まぁそれは置いといて、だからウチはおひつじ座って名乗るのはダメだと思うんだよね、そのレベルで言い出したらウチだって適当な星座パッと作れるし。上田もそう思うだろ?」
「いや流石にそこは共感できない。自分の星座が『し座』になるのはさすがに受け付けないわ」
「お前『し座』かよ」
「やめろ口に出すなダサさが浮き彫りになる。大体なんだ『し座』って、イントネーションがヒザと同じじゃねぇか」
「……ピザが大好きなヒザを痛めたし座の志田」
「何だその昔のふっかつのじゅもんみたいな怪文書……絶対に後世に残すなよ。こんな言葉の羅列底辺ラッパーでもやらねーぞ」
「でもなんかこんな感じのラップやるのってスターみたいじゃない?」
「頭きらきら星って考えれば間違っても無いかな」
「でも『し座』ってしし座みたいで見方を変えればカッコよくない?」
「しがない意見だなホントに」
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