岩崎 花(♀):今作で何か常に文句言ってる人。2月を除く12か月の内、30日と31日まである月がそれぞれ何月かを覚えようと2か月猛勉強した結果正解したのは8月と12月と、当てずっぽう11月のだけだった。彼女曰く『尻上がりな結果』らしい。
上田 進(♂):今作で岩崎の何の身にもならない話を延々と聞かされる可哀そうな人。岩崎への当たりの強さが祟ってか、最近は彼もボケ側に傾きつつある。
「時に聞くが上田、お前の好きな寿司のネタは何だ?」
「それ前にも聞かなかったか? 別に何の時でもないし」
「いいから答えろよイクラ好きの上田」
「この瞬間質問に答える意味無くなったんだけど。とりあえず俺はコンパスで指の間を素早くトントンする遊びで忙しいから、この話は終わりな」
「何でウチの話より無駄な命張る方が価値が高いんだよ。じゃあ教えろってイクラの次に好きなネタ」
「どこの誰に需要あるんだその話」
「強いて言うならこれから話すウチに」
「……まぁそんなこと気にしてないで、これやるからお前も遊んどけ」
「要らねぇよコンパス、やんねぇよウチは。とにかく言えって」
「分かったよ、まぁ……シンプルにマグロかな」
「いや、お前の好きなネタはサーモンのはずだ」
「おい今何が起きたんだ。質問に答えてから起きないはずのことが起きたんだが」
「とにかくお前の好きなネタはサーモンなんだよ。んで、サーモンについて言いたいことがあるんだけどさ」
「神から聴覚と躊躇い奪われたのかお前? なぁ」
「サーモンってさ、とどのつまりサケのことじゃん?」
「何ちょっと残念みたいな感じで言ってんだよ。あとこれからの話付き合うとは一言も言ってないからな」
「でもさ、サケの事をたまに『シャケ』って言う人いるじゃん? アレいい加減どっちかに統一した方がいい気がしてさ」
「どっちでもいいわそんなの。てか俺その話聞かされるためだけに好きな寿司ネタ上書きされたのかよ」
「だって考えてみ? 同じ寿司屋のネタの中にあるシャコの気持ち」
「逆に聞くけどお前はそれ汲み取れたの?」
「そりゃもう、自分が注文されたかと思ったら結局人気者のサーモンに持ってかれてんだよ? 凹まない訳ないじゃん」
「似通った源氏名のキャバ嬢かよソイツら」
「とにかくそんなシャコのためにも早急に呼び方を統一すべきだと思うんだよ。でしょ?」
「へー、指怖いわこれ」
「もうお前コンパス持つなよ。んで上田はどっちに統一すべきだと思う?」
「知るかよ。ところで俺も一つ気になることがあるんだけどさ、お前さっきシャコの為にも何て言ってた?」
「え? 早急に呼び方を統一すべきって言ったけど……聴覚奪われたの?」
「何でそれをお前に言われなきゃダメなんだよ。まぁいいや、お前さっき『
「知らねぇよそんなの。ところで上田はサケかシャケかどっちだよ」
「もうコンパス握ってろよお前」