音速で天空を駆ける白銀の龍……個人的にもお気に入りの1体なのでRISEは未プレイな私ですがそれでも嬉しいですね♪
こちらも張り切って行きましょう、11話!
今回からコラボキャラが登場します。
古代樹の森に死を纏うヴァルハザクが現れ、その調査に乗り出した5期団ハンターのレクス一向。
だが、肝心のヴァルハザク自体が姿を見せないという事態に困惑する……
しかし、古代樹の森の異変はまだ始まったばかりだったのです。
『……う~ん、また空振り……ですかねぇ?』
「……の、ようだな」
「ニャー、かくれんぼは苦手なのニャ……」
死を纏うヴァルハザクを探すも、あの時以来一度も姿を見せない……時折、瘴気の残り香や瘴気に冒されたジャグラスを見掛けるものの、肝心のヴァルハザクを見る事は無かった。
あれからもう一週間経つが、状況は変わらずである……
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「お疲れ様ですレクス! ……また、見つけられなかったみたいですね」
クリスの言葉に、何で分かった? と疑問を持ったレクスだが……
「顔を見れば分かりますよ、特にシオンを見てれば……ね」
体長は約5mほど、大人のアプトノスと同程度まで成長したシオン……本来のゼノ・ジーヴァと比べてもかなり小さなナリをしているが、身体スペック自体はかつて戦った強敵ともう変わらない等に達している。
だが、その身に纏う雰囲気は……およそ古龍とは思えない程、優しく知性的で……そして分かりやすかった。
『んぁぁぁぁぁぁ!! またハズレなんてぇぇぇぇぇ……なんで出て来ないのぉぉぉぉ!?』
アステラの入り口近くにある小川で涼を取る冥灯龍……涙目で泣き叫び、八つ当たりみたいにバシャバシャと水面を前足と尻尾で叩くその姿は、まるでかくれんぼで相手を見つけられない鬼役の子供だ。
「……あー、アレはなぁ……分かるわな」
苦笑を堪えられず、タマに慰められるシオンを尻目にレクスは調査報告を纏めるクリスと顔を見合わせるのだった。
ちょうどその頃、新大陸の上空に現れた黒い影……シルエットはシオンに似た古龍寄りだが、翼膜は尾の付け根まで一体化しており、翼の面積はシオンよりもだいぶ大きい。
その背には、何故か明らかに違う種族を乗せて空を舞っていた……だが、背中の影の一つが突然その場から滑り落ちかけてしまい……バランスを失った古龍らしき影は、フラフラと森の中へ落ちてしまう。
「ニャ、彼の姿は……?!」
「ゴロ、風の龍か……何やら背負っていた様だが?」
「ニャー、ヒトの様にも見えた……ヒト族が共に在るならば、彼等の同胞ではなかろうか?」
「然り……であるならば」
見晴らしの良いエリア16の眺望から、偶然その一部始終を目撃していた3匹のテトルー。
彼ら「森の虫かご族」と呼ばれるテトルー達は、古代樹の上層部分に住処を構え、アイルーに匹敵する高い知恵と勇敢さを持ち、様々な地で生きる糧を探し集めながら暮らしている野生の猫人族だ。
アイルーとほぼ同じ言語を使うため、人間とも多少ながら交流を持ち、一部は物々交換で生計を立てている者もいるという。
新大陸上空で起きた小さな異変を目撃した3匹のテトルーは、最近交流を持ち始めた人間達の住処……調査拠点アステラにこの事態を報せるべく、足早に古代樹を駆け降り始める。
それが、新大陸の運命を分ける……重要な鍵になる出会いの始まりでもあった。
「イタタ……う~ん、みんな大丈夫~?」
「全く……酷い目にあった、アミラが突然マサトの背中から落ちるなんて……」
「申し訳ありません……新大陸到着の嬉しさが極まって……」
アミラと呼ばれた少女が弁解するも、その声を遮るように響く腹の音……
「……はぁ~っ、ミラルダ……食糧の残りは?」
「あ、天羅さん……っと、残りは……アレ?」
アミラの言葉に不信感を持った
だが、ミラルダが食糧を入れていた袋を探すも……先程の揉みくちゃで繋いでいた紐が切れたのか、在るはずの場所に無かったのである。
「なんてこと……この先どーすんの?! 食糧が無いとこの先ロクに動けないわよ?」
「……現地調達をしようにも、何がダメでどれが食べれるのか……」
「困りましたねぇ……(ぐうぅぅぅぅぅ……)」
意気消沈する3人の下から、にゅっと黒い鋼色の首が伸ばされる。
グクゥルルルル……(あだだだ……ふぅ……いくら鋼の身体してても、打ち身はちと痛い……)
3人の女性を背中に乗せ、先程まで空を翔んでいたのは、この鋼の身体をした大型のモンスター……風を纏う古龍「風翔龍クシャルダオラ」であった。
(3人とも、怪我はない?)
「えぇ、大丈夫よマサト。 問題ないわ……アミラのお腹以外は」
マサトとは、このクシャルダオラの名。
彼はココ新大陸とは違う地の生まれで、ハンターであるミラルダと出会い……とある事がキッカケでミラルダに一目惚れされ、共に各地を旅しているのであった。
その中でチャージアックス使いの天羅、とある里の
なお、ミラルダだけがマサトの言葉を直接聴く事ができ、他の2人にはミラルダから間接的に……またはマサトが何かしらに文字を書く事で意思を伝えているのだった。
(う~ん、食糧か……それは困ったなぁ……私もヒトが食べれるかの判別までは出来ないし……)
「……とりあえず、場所を移動しましょ? ココ、凄く大きな木の上みたいだし……」
ミラルダの言うとおり、現在マサト達が居るのは古代樹の森エリア17の北東部。
近くには古代樹に直接開いている内部への穴もあり、そこや古代樹の表皮に沿って生えた蔦や枝によって幾つもの道が出来ている……まさに天然の迷路の様な場所だった。
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移動を開始して間もなく、エリア17のキャンプを偶然発見したミラルダ達だったが、慣れない樹上の道と、複雑なルートでなかなか辿り着けず……仕方なく北で見つけた古代樹の穴から内部を通り抜け、見晴らしの良いエリア16……所謂“
ちなみにマサトはエリア17北部に開いた穴を通れず、単独で飛ぶと方向音痴で迷子になるため、
だが、偶然なのか天然なのか……古代樹の東側へと回ればアステラがすぐ眼窩に見えたのだが、何故か正反対となる西側へ回ったのはご愛敬w
「さっきの場所……何であんな所にキャンプがあったんでしょうか……」
「新大陸に入った、調査団とやらのキャンプじゃない? ……彼らと合流できれば、食糧も何とかなるんだろうけど……」
「そうですね……問題は、彼等の居場所なのですが……」
新大陸のハンター達は、
(ココからなら、下の様子もある程度は分かるね……ん? あれは……?)
エリア16にある竜の巣……そこから下を覗き込んだマサトは偶然にも、眼窩に嫌な予感をヒシヒシと感じる
マサト達が墜落後に移動を開始した頃……異変を偶然発見した「森の虫かご族」のテトルー達は、此方も偶然アステラの外で料理用の素材採集をしていた料理長アイルー「ディラン」と出会い、事態はすぐさまアステラへ伝わった。
「新大陸の外から古龍が渡ってきたのか?」
「オウ、その様だ……彼等の話から、飛来したのは『風翔龍クシャルダオラ』だとさ。
しかも、何者かを背中に乗せていたらしい……」
「……はぁ? 何者かって何なんだよ?」
「それは分からん……目撃したテトルー達は、人間だと言っていた様だが……」
総司令の言葉に、レクス達召集されたハンターは一様に驚いた……まさか、今のアステラとシオンの様に人間と共生をしている古龍が他にも居るとは。
それもその筈……新大陸への航路を走る定期連絡船に積まれるのは基本、アステラやセリエナの運営に必要な物資や関係者からの手紙、情報も含まれるが、通過するものは全て厳しく検閲されており、新大陸での調査を円滑にする目的もあって、必要以上の情報は新大陸に来ない。
……最もそれ以前に、龍歴院や各組織の思惑……龍の守人や
兎も角、彼等が
本来ならば調査団関係者以外の人間の渡航は基本的に禁じられている、それが新大陸の生態系への影響を最小限に留める為に採られた厳しい掟……
だが、通常では考えられない方法……
「クシャルダオラに乗っていたのならば、我々と同じく古龍と何らかの関係を持つ存在である可能性は高い……動けるハンター達は古代樹の森で、古龍クシャルダオラとその人間の捜索にあたってくれ」
アステラを預かる総司令「バン」はあらゆる可能性を考慮し、ハンター達に
ハンターを引き連れ、人語を解する風翔龍クシャルダオラ……
その正体は紅龍騎神さんの小説
古龍の私が惚れられました♪♪の主人公、
唐突に現れた2体目の人格持ち古龍、この出会いがもたらすもの……
そして、マサトの目的した「ヤツ」とは……?