一から無限に広がる物語(かのうせい) ヒト、それをオクトパストーリーと呼ぶ 作:オクトパストーリー主催者
過去の分と現在募集中の分です。
オクトパストーリーお題(2020/11~2021/04分まで)
オクトパストーリー お題【4月分】
締切日:2021/04/30 23:59必着
下記の文章の続きを、募集要項の条件で書いてください。
――――ここから本文―――――
「――――こうしてみんな仲良く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」
傍らの幼子の背中をポンポンとリズミカルに優しく叩く手。
「ふぁぁ……ムニュ」
親の声とリズミカルな振動に心地よくなってきたのか、幼子の目がトロンとし始める。
「そろそろお眠かな」
「もう一回。もう一回さっきの」
そんなリクエストに
「しょうがないなぁ。じゃあもう一回だけ」
昔々かずっと遠い先のことか、わからない――
傍らの幼子が睡魔と闘いながら、紡がれる物語に聞き耳を立てる。
―――ここまで―――
オクトパストーリー お題【3月分】
締切日:2021/03/31 23:59必着
※募集は終了しました。
下記の文章の続きを、募集要項の条件で書いてさい。
※ 時代は定めていません。
※ 55年体制とかその類の体制は定めていません。
――――ここから本文―――――
とある国家のとある場所で、事件は起きた。
「キャップ! 特ダネです! 今回の憲法改正、中身の一部を掴みました!」
大声で若手の記者が駆け込んでくる。
「何だと!」
たちまち周りを囲む記者たち。
ガセだろうと訝しむ声が上がるも、映像を確認すると確かに【機密】【部外秘】の文字が並ぶ文書だった。
「こいつは……」
暫くの間、部屋には記者たちが読みふける音だけが聞こえていた。
地方自治
第※条
日本国は、都道府県制を廃し道州制を敷く。
第※条
日本国は、畿内道、東海道、東山道、北陸道、山陽道、山陰道、南海道、西海道、北海道の九道を置く。
第※条
日本国は、道の下に州を設ける。州は令制国を基とする。令制国外であった沖縄県は琉球国より、琉球州とし、西海道に配す。
第※条
日本国は州の下に地方自治体を置く。地方自治体の名称その他の制度についての詳細は法律で定める。
第※条
日本国政府は、……
「何だ、これは!」
机を叩き興奮する声が響いた。
「はい。平和条項は予想通りでしたけど、地方自治が随分と意外というか……ですよね」
戸惑う若い社員の声。
「政府は正気か!? 都道府県を廃止する? 州に変える? まぁこれは未だいい。ただ州が令制国に基づくだぁ? いまさらそんなものもの持ち出してどうする!」
血圧を心配するほど顔を赤く染め上げる年配の記者。
「本当に、何を考えているのやら」
「いや、文化的には未だ区分けがあるだろ? 愛知でも東西三河と尾張の違いとか」
「そう考えると案外良いかもな」
「時代劇かよ」
「それよりよくこんなの見つけられたな」
情報をすっぱ抜いてきた記者に疑問が飛ぶ。
「まぁ色々と伝手はありますから」
照れくさそうに小鼻の脇を掻く記者に
「おいおい、西●事件の二の舞は御免だぞ。そこは大丈夫だろうな」
そんな声が上がる。
そんなへましませんって。と若手記者の反論やそれに対する応酬、改正案の中身についての討議。そんな周囲の喧騒をよそにデスクは考え込んでいた。
(この若いのに特ダネを掴ませるほど政府の防諜は落ちちゃいない筈だ。となれば、こいつは意図的に漏洩させたものなんだろうよ。記事に書かせて潰す気だな)
だが。と男くさい笑みを浮かべデスクが独り言ちた。
「もしこいつが現実になったらどうなるかな」
―――ここまで―――
オクトパストーリー お題【2月分】
締切日:2021/02/28 23:59必着
※募集は終了しました。
下記の文章の続きを、募集要項と下記条件の下で書いてさい。
※男女最低一人づつ登場させてください
※登場人物の名前は投稿者が決めてください。
※お題の○○は投稿時に人名に置き換えてください。フルネームである必要はありません。
※○○は人名の文字数を現しているわけではありません。
――――ここから本文―――――
神無月も半ばを過ぎ、庭の紅葉も散り始めた午後。
その日、空はどこまでも高く、上空には鱗状の雲が現れていた。
久方ぶりのいい天気に遠くで近所の子どもが遊ぶ声がする。
その声につられて庭に面した窓を開け、室内に風を呼び込む。窓からの風は心地よく揺り椅子に腰かけ揺れに身を任せているうちに深いまどろみに落ちそうになった。
そんなまどろみは思いもかけないところから破られた。
私の目の前のマントルピースに置いてあった思い出の品――中央に小さな鏡が付いた仲の良さそうな男の子と女の子が手を繋いでいるマイセンの置物――が、水晶が擦れ合うような音とともに突然砕け散ったのだ。
物語であれば、狙撃された、あるいはPKや魔力の発動などと言う出来事なのだろうが、あいにく私は一般的な市民に過ぎず、狙撃されるような覚えも、特殊な能力や才能もない――ないはずだ。
突如として砕けた置物を呆然と見つめる私の脳裏に、これを贈ってくれた幼馴染の姿が思い浮かんだ。
(○○!?)
脳裏に浮かんできた幼馴染の姿を思い浮かべると同時に得も言われぬ不安感で胸が締め付けられた。
妙に自分の心がざわざわと波立つのを感じ、そのざわつきは暫くの間治まることが無かった。
―――ここまで―――
オクトパストーリー お題【1月分】
締切日:2021/01/31 23:59必着
※募集は終了しました。
下記の文章の続きを、下記条件の下で書いてさい。
※サブタイトルは各自で必ずつけてください。
※必須タグ【R-18】・【残酷な描写】・【ボーイズラブ】・【ガールズラブ】が必要なものの投稿は受け付けていません。
※文章は表も含めて削除・変更しないでください。表は日記の1ページを表現しています。
補足
※登場人物に血のつながりはありません。法的な兄妹関係もありません。
※日記を書いている婚約者の名前は各自でお願いします。
※【英明さん】の苗字と容姿or服装の描写はお任せします。
――――ここから本文―――――
| 3月12日(金曜日) |
| 英明さん、婚約して明日でもう半年になるのに婚約した時のキスから何もしてくれない。 やっぱり妹としか見てくれないのかな。それとも……ほかに好きな人がいるのかな。婚約したことは皆には内緒にしようって言っていたし。 恐いけど、明日確かめてみよう。このままじゃ……。 |
――ここまで――
オクトパストーリー お題【12月分】
締切日:2020/12/30 23:59必着
※募集は終了しました。
【 】の説明に従ってください。
※サブタイトルは各自で必ずつけてください。
※挿絵を付けるかはお任せしますが、付ける際は募集要項通りでお願いします。
※新キャラ(オリキャラ)付けたら容姿の説明が欲しいです。本文中でも挿絵でも注釈でもいいので。
――――ここから本文―――――
鳥の鳴き声の聞こえる穏やかな朝
……それは、いつもの朝のようでいて、どこか違った朝だった。
この家の主、
「……? な、何で……の、儀子が、ここに?」
とある事情で同居中の幼馴染――
背中まで伸びたセミロングの髪、仔犬か栗鼠のような印象を想わせるくりっとした榛色の目、小さく整った卵型の顔、鼻筋が通ってお雛様のような小さな口、そしてなにより目を引き付ける雨宿りができそうなほどせり出した胸。
そんな彼女が三角巾を付け割烹着姿で煮物の味見をしたかと思うと、何かまな板の上で素早く刻み、冷蔵庫から何かを出して盛りつけ、忙しなく動いていた。
(貴方作る人、私食べる人。なんていつも言っている儀子が料理だなんて。夢かな……?)
宜弘が暫くその姿に見惚れていると、儀子がふぅと一息吐き、三角巾を外し頭を軽く振る。解いた長い髪が一瞬散るように踊って肩に流れた。
何かを考える様に口元に指をあてながら周囲を見回し、振り向く儀子と宜弘の視線が合わさった。
「あら、宜弘様、お早うございます」
「え? ……宜弘様って、え? 様? え? それにその言葉遣い……。 え?」
「もう、宜弘様。朝はお早う、昼はこんにちは、夜は今晩は。ですよ。人が生活するには挨拶が肝要でしてよ」
窘めるようでいて、けぶる様な笑みを浮かべ、
「宜弘様、お早うございます」
鈴を転がすような声を宜弘にかける。
「あ、おはよう、儀子……って何で儀子がここに?」
「もうすぐ朝食ができますから、お座りになってお待ちください」
「え? あぁ……」
目の前の出来事にどういう事かと戸惑っている宜弘をよそに、儀子は手際よく朝食の用意をしている。
【ここの部分を埋めて次につなげてください。】
「今日は皆さんと楽しく過ごすことができました。今年も一年、一緒にがんばっていきましょう! それでは、一旦、締めさせていただきます。みなさまのますますのご活躍とご健康を願いまして【関東一本締め】を行います。みなさま、どうぞご起立ください。」
宜弘のその声に会場内がざわつきながらも準備が整う。宜弘の前には儀子がにこやかに佇んでいる。
「それでは、パン!と一回だけ手を叩く関東一本締めで締めさせていただきます。皆様、お手を拝借。いよ~っ!」
パンッ
「皆様、本年もよろしくお願いいたします」
人物参考イメージ
水無瀬 儀子
オクトパストーリー お題【11月分】
締切日:2020/11/30 23:59必着
※募集は終了しました。
お題
下記の文章の続きを書いて。
※サブタイトルは各自で必ずつけてください。
※挿絵を付けるかはお任せしますが、付ける際は募集要項通りでお願いします。
※新キャラ(オリキャラ)付けたら容姿の説明が欲しいです。本文中でも挿絵でも注釈でもいいので。
――――ここから本文―――――
「そうか。……ここまでだな、俺達」
そう呟くと男は女を残し扉を開けた。
その場に残された女の眼から滴が一つ、また一つと頬を伝わっていったことに気付かず。
(どうしてこんな事になったんだ……)
その言葉だけが男の脳裏を駆け巡る。
駆け巡る言葉を振り払うように男は杯を重ねる。
『溝内さん、もうお止めになったほうが』
何軒目かで馴染みのマスターに言われた言葉。
その言葉を背中で振り払い扉を開き外に出る。
店に入る前に降り始めた雨はますます強まって、心と身体を打ちのめす。
傘は持っているが、差す心境にはなれなかった。
降り続く雨が男の顔を、身体を、全身を容赦なく濡らしていく。
ふと我に返った男が顔を上げる。
そこにある一軒の店。
古めかしい木製の扉には、何の表示もなかった。
「どこだ、ここは……?」
―――ここまで―――
人物参考イメージ
溝内(フルネーム:溝内新三)
画像はCHARAT Blanc(https://charat.me/blanc/)で作成しました。