あべこべ幻想郷に核爆弾を   作:覚め

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よくわからんがよくわからん


あべこべがなんだってんだ

はて。どこだねここは。

つかマジでどこ?

俺は確かに旅行で宮本武蔵っぽい格好しながら江戸歩いてたんだけど?

なんならそこから愛媛城行こうとしてたんだけど?

ん?俺は車に轢かれてもないし上から鉄骨は降ってないし事故どころか事件にすら遭ってない…はず

俺の覚えてる記憶では…確か

 

「二天一流!」ヤー

 

的な感じで外国人と親しくジャンプしたことくらい…?

外国人は?あれ?いなくね?て言うかいまわかったけどここ公園じゃね?

なんだ…?都市街でもこんな広い公園はねえぞ?お?どうなってんの?

 

「…そうだ!あれが原因なら!」

 

もう一度ジャンプすれば!

 

「せーの…二天一流!」ヤー

 

なにもおこらなかった

じゃねえよ!ドラクエか!ここはドラクエか!?

 

「…しっかし広い公園だなぁ…ん?富士山っぽいのが見えるけど…それにもり…てことは」

 

富士の樹海が見えるってことは…大体富士山のふもと辺り!

そうか〜!そう来たか〜!

…で、なんで俺ここにいんの?富士山近くにこんな公園あったっけ?

ドラえもんの道具?

 

「とりあえず歩くか」

 

彼はまだ知らない…

その一歩を反対方向に向けていれば即死の攻撃が降り注いできたと言うことに…

彼はまだ知らない…己の幸運を!

 

「的なナレーターでも入るのか?ゲームだったら…」スタスタ

 

歩きながら目を凝らす…が出口らしきものはない

 

「マジでどこだここ」

 

「…もしもここが公園じゃなかったらどうなるんだろう…?未開の地って奴?」

 

「まあいいや気楽に」ガッ

 

「いこ…?なんか肩に降りかかったような…」チラッ

 

振り返り確認する。何もいないし何もない。

訳わからないがこう言うことはたまにあるのでそう言うものなのだろうと放置。

これがいけなかった!

 

「…まあいいか」スタスタ

 

そのまま歩く。そして見えてくるのは…花畑!

感の良い方ならもうお気づき。

ここは幻想郷。しかし…この幻想郷は女性の綺麗と醜いが逆になっている…とどのつまりあべこべ世界!

そして幻想郷の花畑と言えば…?

人によって答えは変わるだろう。

しかし!絶対に入ってはならない花畑!

その花畑の持ち主は…

人にその姿を貶され…

人にその育てた花を貶され…

人に強い恨みを持つ戦闘狂人!

その名を…風見幽香!

と、言いたいが。それは噂に過ぎず、実物で言えば人を嫌うだけの妖怪である。

確かに力は強いし戦闘狂人であるがそれは強者に対して。

弱者には割と友好的。

人間も弱者であるが立ち寄ればたちまち罵声を浴びせられるために嫌うのである。

 

「ん〜…未開の地だからなのか綺麗な花が見えるなぁ」

 

「近付くか。誰もいなければそれでよし。誰か居れば話を聞いて良し。二段構えよ」

 

花畑…

 

「…はぁ…」

 

風見幽香はただいまちょっと不機嫌である。

なぜか?それは人が歩み寄り罵声を浴びせてきたからだ。

 

「よくわからないわ…慣れてきたけどこの子達を貶されるのは少し腹が立つわね」

 

そんなに嫌いなら自分から立ち寄らなければいいのに…そう思うようになったのはいつからか。

白く透き通るような肌は嫌われ荒れた肌が好まれる。

健康的な身体は嫌われて不健康な身体が好まれる。

整った綺麗な顔は嫌われ醜い汚れた顔が好まれる。

風見幽香は全てにおいて前者である。

白く透き通った顔、健康的な細い身体、整った顔…

 

「…はぁ…私ってそんな不細工かしら…?」

 

自覚はあれどわざわざ罵声を浴びせられる程の不細工ではない…と信じたいがこれが現実というべきか。

 

「すんませーん!」

 

「!?」

 

突然の訪問者。この後表に出れば容姿のことについて酷く罵るであろう。

風見幽香がとった手段。それは沈黙であった。

 

「あれ?家みたいなのがあるから人がいると思ったんだが…」

 

「…すんげー…花ってこんな育つもんなのか」

 

「?」

 

男の声で発せられた内容。

それは風見幽香が思っていた内容とは違い、褒め称えるような内容であった。

はっきり言って嬉しかった。

自分を見ることが無くても花には罵声を浴びせる屑共とは違い、褒め称える言葉は初めて聞いたからである

 

「…人がいねーとこんな綺麗に咲くもんなのかぁ」

 

聞き間違いではない!ならば取る行動は一つ!

さっさと追い払うこと!そうでもしなければ次罵声を浴びた時耐えれるかどうかわからないからだ!

 

「…誰?貴方」

 

「あら、人がいた」

 

「聞かなかった?貴方誰?」

 

「人に名を尋ねるときは自分からだろ」

 

「…風見幽香。で、貴方は?」

 

「俺は阿部新太(あべしんた)。んでちょっと尋ねたいことが」

 

「…さっさと人里へ帰んなさい。私、結構不細工らしいわよ?」

 

「え?人を見た目で判断するのは人としてどうかと思うが…」

 

「…あらそうなの。それを私の顔見ても言えるかしら?」

 

帽子を取る。

こうすると人間は人目見るだけでどこかへ一目散に逃げる…

はずだった。一つ誤算があるとすればその男が外来人だったことか。

 

「え、結構美人だけど」

 

「…お世辞にもならない嘘はやめなさい。」

 

「ん?お世辞じゃないけど…あ、とりあえず人がいる場所に」

 

「…それならあっちね。それじゃ」

 

「…美人さんはガードが固いってのはこういうことか。よく言ってたなぁ…」

 

新太が思い出していたのは父の記憶。

 

父親『いいか?美人ってのはガードが固いんだ。だから運命装って語りかけなきゃガードは解けない。そうでもしなきゃ他の男共と同じように見られちまうからな』

 

…もちろんそのあと母に怒られていたが。

 

「…とりあえずあっちか。」スタスタ

 

彼が目指すは人里。

ここが何処かは聞かずにいたのは幸か不幸か。

彼はポケットにあった菓子を花畑に置き、そんなことを考えながら呟いた

 

「これあげますね」

 

風見幽香の反応は…警戒はされるもただの菓子だと気付けば食していた。

つまり悪くはなかったということである。

 

「さて…数時間掛けて行きますか!」スタスタ

 

数時間後!もはや夜!

だが妖怪に襲われなかったのは男だったからに違いない。

この幻想郷では一部の不細工を置いて男を殺すということは重罪どころか万死に値する行為である。

これは上級妖怪どころか下級妖怪にすら通用する一部の掟のようなものであった。

そしてのこのことやってきた人間は不細工ではないために襲えなかった。

この時ばかりは流石に男でなければ殺されていたであろう。

 

「おー、なんか人工的な…でも原始的な何かが見えるぞ。すんませーん」

 

「ん、なんだお前」

 

「気が付いたらここに居て」

 

「…ということは外来人か?妖怪でないのならば入れぬことではない…それに男だしな。あの女を連れてこい」

 

「え?あの女ってまさか…」イヤイヤ

 

「…慧音だ。とにかく連れてこい。あの醜い女を連れて来て許可をとれ。地位で言えば俺たちより上だからな」

 

「…わかりました」

 

「失礼したな外来の人。こちらへ」

 

「あ、はい」

 

数分後

 

「…」

 

「よし入れ」

 

「あまり気乗りはしないが…」

 

「お前は入っていいと言えばいいのだ。ある程度話してな。」

 

「わかってる。まったく…すまない待たせた」

 

「…こりゃまた美人で」

 

「美人!?お、おいこの男変だ!」

 

「何!?何が変なのだうわキッモ!」

 

「この男私を見て美人とか言ったぞ!?」

 

「なんと!?貴様不細工好きか!?」

 

「はあ!?美人好きだよ一応!」

 

「な、なんと…!?自覚はないのか…!?」

 

「どういうことよ…」

 

「貴様この女を見て美人と言ったのか!?」

 

「…まぁ感覚が狂ってだけだ。夜だしな。入っていいと思うぞ」

 

「…いやなんか貶された気がするんですけどぉ!?」

 

「あ、いやすまんな…」

 

ちなみに主人公の容姿はイケメンか不細工かと問われれば若干イケメンかなってくらい。

中の上寄りの上の下?

 

「…ああ、すまない。説明を忘れていたな。」

 

「え、あ、はい」

 

「ここは人里だ。周りは妖怪がいたはずだが…まあ男なのと顔か。お前、注意したほうがいいぞ?

 ここには美人が多すぎて不細工見ただけで失神するからな。まあお前の場合それはないだろうが」

 

「…なぁんかなぁ」 

 

「とにかく。達者に生きろよ」

 

「あいあいさ〜」

 

ここからこの男の原始的な暮らしは始まる…!

 

 

 

 

 

 

 

 




ヤンデレ的なのは多分ないです。
多分
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