主人公のお家
「…お前出て行けよ」
「なんでですか?」
「襲われたくないから」
「別に発情期で無ければそんなこと無いのですが…」
「うるせ。この前河童にパチンコで撃たれたんだわ」
「…河童と天狗は別の生き物ですよ?頭沸いてるんですか?」
「発情期過ごしてんならお前らと一緒だろうがクソ烏」
「…」ボソッ
「?何か言いたいならもっとはっきりと」
「クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏クソ烏以下略」
「ギエピー!?」
なんでだ。お前世の流れに敏感すぎるって言われない?他人からの評価気にしすぎてない?そこまで落ち込まなくても…ほ、ほら!…何も思いつかねえ…え、何これ。死の呪文放たれんの俺?パルプンテで地獄のルーレット始まるのこれ!?ちょ、ちょっと待てよ…マジで…頼むからさ…
「クソ烏クソ烏クソ烏クソry」ボソボソ
「…あの…謝るんでそれやめてもらえませんか…?」
「ああ、良いですよ」
「軽いなオイ」
「ヤンデレってあるじゃないですか」
「ヤンデレと。」
「それの真似も良いかなって。あと純粋に貴方に嫌われたら私後がないんですよ。マジで頼みますよ?」
「う〜ん納得できない」
「はっきり言って能力持ちは嫌われ者」
「…わけわからん」
なんだこの天狗!?と言いたいが全員が全員そうなのでなんとも言えない。むしろこいつが一番友好的だと思う。妖怪の山には3年くらい近寄らないで置こう。そう決心した時に限ってこいつは妖怪の山行きません?とか言うんだろうなぁ嫌だなぁ俺の友達にそんな奴いたなぁ
「とりあえず妖怪の山に行きましょうよ」
「自ら死にに行くのは駄目って古来から言われ続けてるから」
「何言ってんだこいつ」
ストレートにぶちまけて来た。ここまで直球で来るとは思わなかった。しかしこれで俺は正式にこの家の布団でぬくぬくと暖まることが出来る。外に出たくないのであるのならば代償は付き物だ。運動不足とか健康診断とか血糖値とか血圧とか…あ、頭痛くなって来た…
「その何を言ってるか分からない人とは妖怪の山に行けませんね違いない。というわけで俺は今日ここにいるからさっさと出ていけ」
「ちょ、待ってくださいよ仮にも私妖怪ですよ!?人食い散らかす妖怪ですよ!?」
「…天狗なら天狗らしく神隠しでもすりゃ良いのに」ボソッ
「ほほう?」
「しまった」
こいつ…こいつの普通の時でも多分少し発情期が残ってる!コップの中にある水滴みたいな感じで残ってる!しつこい油汚れと同じだコレ!
そんなやらかした俺を横目にニヤニヤする新聞記者もといクソ烏。なんだその顔はやめなさい不気味な…俗物がぁ!
「それはそれは…攫ってくださいという暗示ですね?そうでしたか…逆レイプではなく監禁セックスがご要望でしたか…それでは攫うほかないですねそうしましょう!」
「ば、離せ!言葉の綾だ!おい!人の話を聞け!」
「聞いたからこんなことになってるんですよ!駄目ですねぇその種族を前にして言い伝えられている種族の話をするのは…特にこの世界だと尚更…♪」
「何お前楽しそうにしてんの!?俺あれだからな!?食っても美味くねえからな!?」
「いや食べませんし冗談ですよ…なんかすいませんね。」
「な、何だ…」
冗談か…つまりそれは今クソ烏が俺の腰に手を回し抱きついてるのも嘘ってことだな?なんだ簡単なことじゃないか…驚いたけど謎は解けた!ということなのでさっさと退け馬鹿
「冗談か。そうかそうか退け」
「辛辣!?いいじゃないですか別に!つか良いだろ別に!外の世界の人間は胸を押し当てられると興奮するってこの本に!」
そう言ってクソ烏が出したものは薄いほって何持ってんの!?え、待って、え、もしかしてコレ…コレが真理だと思ってるの!?大不正解!たしかに胸の大きさで意見は分かれるけどさ!お前だからってエロ本はねえだろ!?このクソ烏考えも腐っていたのか
「エロ本じゃねえか!?」
「うえぇえ!?コレが!?」
「手放せくすぐったい!あ、ちょっと胸押し付けんなよ!?マジでちょっとねぇ!?」
「やっぱ興奮してるじゃないですか!ほれほれ〜私の胸が使えないとは言わせませんよ〜?」
「お前は酔っ払ったおっさんか!この、ちょっ死ね!もう死ね!死んで俺を解放しろ!」
「…わかりました。しかし死ねとはどういう意味ですか?場合によっては…私がリスカする羽目になります」
「なんでだよ!?」
おい、軽はずみな発言のせいであいつ死のうとしてるぞ!?やべえよどう説明すんだよわかんねえよ…あいや、解放しなければ死ねって意味だったとしよう。最悪なんとか説得すればリスカはしない。多分…多分ね?むしろ説得してもリスカしてたら救いようがねえ
「えっと…解放しなければ死ねって」
「ああなら安心ですね!あと少し布団の中に入れさせてもらって良いですか?」サムッ
「…もうそろそろ俺がこの幻想郷に来て一年だ…春でこっち来たからお前らに苦手意識があるよ。というか勝手に入って来ないでもらえる?」
「良いじゃないですか。私眠かったんですしお寿司…後美醜逆転したら私美人ですよ!ボンキュッボンの美人ですよ!?多分」
「その美醜逆転が今ここにいるんですが?」
「あ、そうでしたね」
「あ、そうでしたねってそれはないだろ!?お前なぁ!」
このクソ烏…ほんっとクソだな…ていうか冬の朝にその格好は無いだろ。お洒落か?お洒落なのか?お洒落なら今すぐ長袖に着替えたほうがいい。寒いだろ半袖ミニスカは。ていうかよくそれで生きてたなとりあえず布団に包まっとけ…なんて出来たらいいけど俺も寒いから布団は渡さん。出ていけクソ烏。
だが世の中には面白い事があるもんだ。俺、この会話が終わるまで布団から出てないんだよね。
運動不足で血糖値が高いであろう作者が通ります