紅魔館
「うぃーっす」
「こんにちは」
「こんにちは…とりあえず入らせてくんない?」
「良いですよ…どっかでみたことありますし」
説明しよう。俺が何故ここに来たか。
お礼を言いに来たから!風見幽香さん?まだですよ。
こっちの方が優先順位高いんですよ。理由は八雲から聞いた「紅魔館の主人は異変の影響を受けていない」と言う情報。
あの白黒魔法使いと面識があるかどうかは問わない。さっさと聞いてさっさと帰るに限る!と言いたい。
ここに魔導書があるって聞いたけど魔力も霊力も何もないって言われたしなぁ…
「…誰もおらんか」バタンッ
扉を閉める音がいつも以上に聞こえるくらい静かだなここ…見た目以上に広い気もするし。
「んーと…」
「…ん、これはこれは」
「ああ、これはこれは…名前は」
「十六夜咲夜と申します。えーと」
「阿部新太です」
「あ、すいません。よろしくお願いします」
「…何がお願いかわかりませんが…」
「お嬢様は自分の努力が無駄になることが嫌いでして…連れていきましょうか?」
「お願いします」
珍しいタイプだな。幻想郷で話が通じる相手だなんて…大体が発情期か男に目がないか喧嘩野郎か…
どうでも良いか。
お嬢様室とかありそうだよね。
「それでは後は任せました」
「…消えた…どうなってんだほんと。幻想郷って不思議ねぇ」コンコンコン
「…誰?」
「阿部新太でございます〜」
「ならノックは四回よ。これだからマナーのない…!?」
「なんだそんな死人が蘇ったような顔しやがって…今日は聞きたいことがあったんですよ」
「そう…?」
レミリア解説した記憶がないけど登場した記憶はあるから大丈夫かとは思うが一応この異変側からのレミリア。
吸血鬼。運命を操る能力(笑)紅魔館の主人のくせに幼女。
性格はどっちかっていうと我儘すぎる…咲夜さんから見たら顔と性格が重なってストレスがマッハで積み立てられている。怖い
外の世界から来たら待ち伏せを喰らい八雲紫に3秒で制圧されそのあと脅されて泣く泣く異変を起こした。
尚、異変についてはレミリアが主導者として収まっており、八雲紫は「そんな指示出したかしら?」とシラを切っている。
ちなみにそのことで5日くらい泣いた。
「…貴方、死んだんじゃないの?」
「死んだよ。死んで戻った」
「…Japanese OK?」
「OK。英語はわかりづらいからやめてくれ」
「分かったわ。じゃあなんで成仏とかしないの?もしかして…ザオリクとか効かないタイプ?」
「それはストーリー上で死んだやつだろ…俺は亡霊だよ。」
「亡霊?よくわかんないけど亡霊ってことは冥界住み?」
「そうだね」
「…あそこの主人ってバイセクシャルらしいけど」
「またそれかよ」
なんだよ!今度は咲夜さんが襲われかけたってか?今度は俺を襲うかもってか!?襲われかけたとも!前回!
…おっといけねぇ。で、なんだっけ
「…前宴会で襲われそうになったのよね。『ロリだ!』って…何がロリよ…どうせ私はロリ百合とかで調べたら体探しが出てくるのよ…」
「…それ知らんがな」
というより調べたらってことはパソコンあるってこと?いやなさそうに見えるけど
「…ま、良いわ。で、運命だと…お前は次に『そんなことより白黒魔法使いのことについて知らないか?』と言う!」
「そんなことより白黒魔法使いのことについて知らないか?…はっ!?」
「やっぱ誰にやっても面白いわね。」
「ジョセフジョースターか?それともメイドインヘブンか?全くどっちにしろジョジョネタは辞めていただきたい…」
「貴方結構話わかるのね。で、白黒魔法使いだけど。異変前は男嫌いだった…でも重度ではなかったわ。男と触るのが嫌ってくらい。香霖堂の店主とはそれで仲が悪かったけど…生まれつきらしくて父親とも縁を切ったらしいわ。絶縁って奴よ。」
「へー」
「まぁこの異変で最も影響が少ない人間かしらね…?」
「なんか外がうるさ」ボゴォッ
「取材に来ました!」バタンッ
「…帰って頂戴」
「男を連れ込んでどうする気だったんですか!?証拠はあるんですよ!ちょっ気持ち悪っもう終わったんですか!?」
「今本音漏れたの聞き逃さなかったぞオイちょっと表出ろ」
「え?ちょっと何するんですか待ってくださいよねぇはなして!誰か助けて!吸血鬼に襲われるぅ!」
「…うるせー!」ドロップキック
「へぶっ!?」ボギッ
「アギャッ!」ドンッ
「…ヤッベ…やっちまった」
「…人間ですよね…今の。異変の首謀者とか言う…!ならやってやりますよ!天狗舐めんな!」
「ちょ!?」
やばいやばい!逃げろ逃げろ!
またあいつに追いかけられてる!発情期じゃないから余計怖い!俺あれだよね!?
肉便器になったりしないよね!?あいやそれはそれでありか…?いや、無いなやっぱり。風見幽香さんのにならなってみたいけど。
親父みたいに運命感じさせてもそれは無理だろうしな。
「む…ワイン貰い!それとティッシュ貰い!」
「追いかけっこの最中にそんなことしてて良いんですかぁ!」
「これをこうして…!あっクソやりづらいな…ワインボトルってどうなってんだよ!」
「そのワインボトルで何をするつもりですかー!?」
「ここで右に90度!」グイッ
「んな!?」スッテン
「…栓抜きって言うのかわからんが…よし開いた!まぁワインも確か酒なんだから燃えるよな…?」カチッカチッ
「流石に怒りますよこれは…!」
「これでどうにかして…よし出来た!そーれ!」ブンッ
「火炎瓶!?」パリーン
「…燃えない…」
「…やってくれましたね…お気に入りの服なんですよこれ…!」
ワインって火炎瓶になれないんですね。初めて知りました