腰が痛くて立つことすらままならない
地底温泉
「…疲れが取れる…」
「いいお湯加減ですか?」
「そりゃあね。でもね…なんで女ばっかなのさ」
「混浴って言ったろ?でも男はここ使わないんだよねぇ。」
…こいつ…お燐とか言ったか?嫌な奴だぜ。温泉がてらここの話も聞きたいがこいつは無理そうだな。
しかし…こうも女がいるとお燐しか見れんなぁ。後ろ向いたら裸の人があらあらだもん。はぁ…最悪かな。
「混浴じゃなくて女湯の間違いじゃないだろうな?」
「そりゃあ勿論混浴さ。男専用とか女専用とかないからね」
「…そうか。」
「?何を心配してるのかわからないけど、お空も入ってるから大丈夫だい」
「ちょっと上がるわ。これ以上ここにいたらのぼせちまう」
「…うぇ?ちょ、ちょっと?」
「あっつ…いのは当然だな。温泉だし…勇儀って人に話聞かなきゃまずいよなぁ」
…いや、この際第三の目持ってそうなあの人でも良いんじゃないか?むしろそっちの方が詳しそうだ。
そうと決まれば着替えてさっさと行くしかねえな
地霊殿
「…で、ここにきたと」
「はい」(家広いな…)
「…まぁここ、地底の説明ですね。それなら…」(大体ナレーション的な感じになりますね…)
地底…嫌われ者が地上から追い出されて来る場所。ちなみに主人公は異変の件で人里や妖怪の山から嫌われているよ。…あとはもう触れないであげてね。
たまに騙されてここに置いてかれる人間妖怪がいる。そいつらは決まって「出してくれ」と願うらしい。叶ったことなど一回もない。
嫌われた妖怪の例はさとり妖怪。心が読める妖怪って結構怖いしね。そもそも顔の件でも…だし。昔に比べて人里は優しくなったらしいよ。慧音さんが言ってた
ここに落ちると一部の例外を除いて出ることはできないよ。不可侵条約みたいなのがあるから、仕方ないね。
自ら望んでやって来る奴もたまにいるらしいよ。すぐに死ぬけどね。
「…つまり俺はあれか。騙されて来たってわけか…悲しいね。冥界住みなのに」
「地上ではそんなこと関係ないのでしょう。ある程度嫌われたら外に出され、それ以上嫌われたら地底へ追い込まれる…そんな所ですよ。幻想郷は」
「…友人が言っていた言葉は『幻想郷が受け入れても幻想郷の中身が受け入れるとは限らない』だったんだがな」
「その言い回しは八雲紫さんですね。では。私はもう寝ます」
「はいよ。お休みなさい」
「あ、おにーさんお休み!」
「お休みね」
「じゃねー!」
「お休み…はぁ…俺って結構嫌われてたんだな…友人の関係もこれで帳消しだ。悲しい…」カチッカチッシュボッ
「…はぁ…俺だって、被害者なのにさ…勝手に容疑者にされて、勝手に殺されて、勝手に閉じ込められて…臭いものには蓋をしろとは言うけど、俺は臭い物か?」
…泣けて来るわ。おまけに煙草をつかむ手も少し震えてる。はっきり言って怖いんだ。みんなに免罪で嫌われることが。中学、高校と上がって行く度に孤立して行くような感じだ…少し、寒くなって来たかな。羽織るものなんて一つもないけど…
「…大は小を兼ねる。そんな存在だろ…多分、俺の存在は小だ。一個人が頑張っても一個人は脱せない…ね。ロマンチックだねぇ…」
「…おにーさん大丈夫?泣いてるよ?」
「ん、なんでもない。なんでもないさ。少しあくびが出てね。俺ももうそろそろ寝るわ」
「そうなの?なら良いけど」
「おうよ大丈夫だ。おやすみだよ…お空さん。」
…寝る場所なんてないけど。野宿くらいなら慣れてるさ。幻想郷に来た時からそうだ。あの人力車さえ有れば寝れたかもしれない…人力車?俺は人力車を作った記憶も使った記憶もないんだが…?っそ、足つった…
「…野宿だな今日は」
「野宿!?風邪ひくよおにーさん!えと…えと…私の部屋まで連れて行け!」ピュー
翌日 朝
「…ん、どこだここ」
「あ、起きたの?ここは私のお部屋だよ!さとり(金を落とす有難い存在の神)様から貰ったんだ」
地霊殿主人室
「へくしゅっ…風邪?それとも噂?」
「噂ですから気にしないでください」(それか死ぬか死んでしまえ)
「…お燐、もう下がって…頭痛がして来た」
「わかりました」(その頭痛で死んじゃえ)
「…私主人不向きだろうなぁ」
お空部屋
…お空さんの部屋は何もないな。特に何もない。どっかを主張しているわけでもない。ただ強いて言うならば服と可愛い物好きがわかる程度の品数しかない。お空さんのベッドで寝てた時は既成事実でも作られたのかと焦った。
「…頭痛っ…」
「だ、大丈夫!?頭痛薬なら…これ!」
「ありがとさん…」ゴクッ
「…治った?」
「治ったとも。傷は治りかけが大事なんだ。俺は寝る」
「そう。それじゃお休みね」
文字数が少ない?腰痛がひどいんだ納得してくれ!