あべこべ幻想郷に核爆弾を   作:覚め

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たまに地面に手がつくと染み込んでる感じがするんですよね。
あれ大好き


溶けて溶けてその先へ

 

例の橋

 

「…煙草は…」カチッカチッシュボッ

 

「あんたも懲りないわね。そして暇人ね」

 

「ふぁ〜…暇は慣れてんでね…さーて、どうやって地上に上がろうか」

 

「あんたまだそんなこと考えてたの!?」

 

「男のロマンは男にしか分からんのよ。生憎だが入り口も大体分かってるしな…登る方法さえわかりゃいい」

 

前ここに来たことがあるけどあれは正に地獄の一言だったな。ルーミアのお付きがあったけど鬼に3発ぶん殴られるし発情期の烏と猫に襲われかけたし挙げ句の果てにはルーミアちゃんに襲われかけたし。

…俺って結構悲惨な目に遭ってる気がする…

 

「前に地底に来たことがあるの?」

 

「まあな。その時のことなんか死んでも思い出したくねえけど」

 

「あんた死んでるでしょ」

 

「ごもっとも…パゥ…お、丸いやつできた」

 

「…空飛べれば入り口から脱出出来そうだけど。あんた飛べないもんね」

 

「馬鹿にすんなこのやろう…どうにかして地上に上がんねえと俺の死体が可哀想だろ」

 

「自分の死体…?そんなもん処理されてるか食われてるかのどっちかでしょ」

 

「それもそうなんだがなぁ…今思い返すと俺って地上じゃ最低最悪の詐欺師らしいから死体も放置されてると思うんだ」

 

「妖怪に食われてるんじゃ?」

 

「それが分からんのよね。死んだら男でも食われるかもしれないし。」スパー

 

「悲惨ねぇ」

 

「まったくだ…俺の供養は俺でやりたいんだがね。と言うわけでさいなら〜」

 

「…変な人」

 

これ以上地底にいたらどう考えても嫌な目に遭う。というより悲惨も悲惨。

最悪の場合リンチ&レイプのコンボが来るかもしれん。主に発情期のやつから。

一体いつから俺はこんな逃げ回る人間になっちまったんだか…元からだったわ

 

地底の出入り口

 

「…でっけえ穴だな。念の一つや二つ使えねえと上がれる気がしねえ。」

 

「煙草の火は消してと…あち。さあて…人間の底力、舐めんなよ〜!」

 

「いいえ舐めまくるわ」

 

「んにゃのこのやろう」ドテンッ

 

「駄目じゃないの…地上に出たら今貴方は集団リンチの対象になるのよ?」

 

「そういうふうにしたのはお前だろ…」

 

「まあ火傷もしちゃって」

 

「お前はヤンデレなのかメンヘラなのかノーマルなのかはっきりしろ」

 

「ノーマルです」キリッ

 

「キリッてしながら言うんじゃない…とりあえず俺は地上に上がるぞ。自分の死体くらい自分で埋めたいと思ってたんだ」

 

「あらあら…それは悲しいことね。死体ならもう…ないわよ」

 

「そりゃなんでだい?」

 

「答えは簡単、死体蹴りよ」

 

「死体蹴りか…悲しいねぇ。どうせやってんのはお面付けた子を取り合ってた奴らか博麗の巫女さんあたりだろ」

 

「いえ、彼女達は何もやってないわ。むしろ戦おうとしたくらい。」

 

んん?どう言うこっちゃ。死体蹴りって要は死体に対して攻撃してることなんだろ?

よく分からんなこいつの言うことは…

 

「その巻き込みで死体蹴りが発生したと言っても過言ではないわ…風見幽香が死体を埋葬したのよ」

 

「へ〜幽香さんが」

 

「ええ。肥料として使うらしいけど…納得したかしら?これで地上に上がる理由は」

 

「あるね。大いにある。俺を異変首謀者に仕立て上げたクソ野郎だ。そいつに用がある」

 

「…無鉄砲ね…相変わらず変な方だこと」

 

「そんな奴と友人になったのはお前じゃい…さてどうするべきかこの長いトンネルは…」

 

「それじゃ私上で待ってるから」

 

「良いなぁ空を飛べるやつは…あ、黒だ」

 

「!?」

 

「…女って空飛んだらデメリットがあるんじゃないのか…?まあ良いか」

 

「嘘、見えてた!?」

 

「…嘘なのになぁ…可愛い性格してやがんなあいつ…どうやって登れば良いんだろ?」

 

…さてマジでどうしようか。鬼にお願いしたら多分死ぬだろうしなぁ…かと言ってあの烏と猫に頼むのも…例の橋の女はな…勇儀さんも…

悩ましいなあ畜生!…あと希望があるとすれば仙人様と萃香って鬼くらいか…

 

「…半分も登れる気がしないからなぁ…ぁ?なんだあれ」

 

上からなんか降ってきてね?このままだと俺ぶつかるんじゃね?

それだけはやばい!なんとしてでも逃げ

 

「グェ!?」ゴツンッ

 

「んにゃ!?」

 

「…しぬ…あと3歩で死ぬ…!」

 

「あ、あっと…ごめんなさい!」

 

「謝るなら地上に連れて行け!」

 

「…わかった」

 

「ノリがいいな貴様」

 

地底トンネルの中

 

「でも俺はお姫様抱っこは承諾してないかな」

 

「いいじゃんお兄さん…ていうかお兄さん久しぶりだね。前会ったの覚えてる?」

 

「んー…お前あれか。発情期ペットのいる館の」

 

「そうそこの主人の妹だよ!」

 

「…その三つ目でわかる自分が怖い」

 

「フフフ…あ、もうそろそろ地上だ!あとは投げるね!」

 

「え、ちょっと嘘でしょ!?やだやめてマジで洒落になら」

 

「それー!」ポイッ

 

「ひぃゃあぁああぁあああ!?」

 

酔う酔う酔う酔う酔った!

きつい!これはきつい!どうやって俺は地上に行けばいいんだ!?助けてくれ!御友人に期待するか!?

無理だ!あいつ楽しそうににやけながら落ちていくのを見ていそうだから嫌だ!

 

地上

 

「…紫様。いくらなんでも地底から彼が来るのを待つなんてやっぱり無茶では」

 

「良いのよ。私ほとんど1日を無駄に過ごしてるし」

 

「自覚があるなら動いてくださいよ。生活面以外で」

 

「それはこれは失礼」

 

地底トンネル<ぁぁあぁあぁあぁああ!

 

「…なんか悲鳴が聞こえるんだけど」

 

「…予想以上に早くないですか?」

 

「ええ。私の予想だと3年はかかると思ったんだけど」

 

「3年!?」

 

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?」

 

「キャッチ!」ガシッ

 

「反射神経すげえなオイ」

 

 

 

 

 

 

 

 




やっぱり主人公はこうでなくっちゃね
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