シュトロハイムぅ!
うぉー…あれ、あそこです。八雲邸です。邸なのか亭なのかわっかんね
「…さて問題」
「…」ワクワク
「とある男が妖怪の山へ行こうとしていると何者かに拉致られました。さあ、何者とは誰のことでしょうか」
「!!はい!」
「はい、橙」
「藍しゃま!」
「正解!」ピンポーン!
「精神的に追い詰めなくてもさぁ…」ズーン
「…え、何これ…藍、また何かやらかしたんじゃ」
「いいえ…そんなことありません…」
「拉致られました」
「おおコラクソ狐こっち来い」
「ぎゃぁぁぁあ!裏切ったなぁぁあぁああ!」
「…じごうじとくですっ」
「自業自得と言うより自分で自分の首を絞めたの方が正しいな」
橙…ちぇんって読むらしい。妖怪化け猫…あ、八雲藍のことやりましたっけ?
ま、まあええわ(寛容植物)化け猫というよりおりんりんに近い感じ。おちん!
異変が終わる前は藍に虐待っぽい扱いを受けていたが異変が終わればなんのその。ただ無邪気な子供になったではありませんか。
このことには博麗の巫女も『やっぱりあの式存在しちゃいけないのよ。こんな可愛い子を虐待するなんて』と言っている。
一気に崩れたな…八雲藍…
「…で、これは何すれば良いの?」
「…さあ?」
「おいおいまじかよー」
「まじだよー」
「…そもそもの話八雲藍は俺のことをどう思っているんだ」
「紫''様''の妄想劇が具現化したうちの一つ」
「ちょっと待って風評被害も良いところだよ?」
「異変が終わったらすごい気づく人が少ない地味に良い人」
「…なぁんだかなぁ」
「結局あんま変わらないんですね」
ゆかりのお部屋<純粋な枠を超えた強さ!それがパワーだ!!
バゴォッ!
「いやぁぁぁああぁあ!?」ゴツンッ
クックック………いいザマだ馬鹿野郎。
この阿部新太が復讐を遂げずに終わると思っていたのかッ!!
絶対に遂げてみせる!これだけは心情として…ん?
なんか今懐かしいセリフ出てこなかった?純粋な枠を超えたとかなんとか…
聞き覚えが妙に…
「まだ自分が死なないとでも思ってるのかね?」
「と、戸愚呂弟だ…!」
「それって100%中の100%ってかっこいいセリフ言う人ですよね!?」
「よくわかったな…と言うか良いのあれ?死ぬぞ?」
「大丈夫大丈夫。仮にも大妖怪らしいですから」
「なんか私怨が入ってない?」
「…はっきり言って虐待のことまだ許してない」
「これはきついボディブロー」
「純粋な枠を超えた呪い!それがコトリバコさ!」バーン!
「コトリバコはダメだな。うん。それ怪異物だから。俺怖すぎてちびっちゃうから」
「ふぅ…ごめんなさいね。私の式が迷惑を掛けたみたいで」
「べっつに〜御友人の式らしいし」ニコッ
「有難いわね…ただその笑顔が怖い」
「なんでも良いっしょそんなの。純粋な枠を超えた阿呆!それが馬鹿だ!」
「いやいやかっこよく言っても馬鹿は馬鹿でしょ…横、良いかしら?」
「良いけど橙ちゃんは膝上な」
「わーい!」
幻想郷のどっか
「まさか冬眠明けの紫様にこんな力が…グフッ…血反吐を吐くことになるのは確か彼が幻想郷入りして隙間に入れた時くらいか…クッ、無念」
「…藍じゃないの」
「ああ霊夢か」
今更ながら八雲藍…狐妖怪。発情期が来ます。ご注意ください
発情期になるとヤバくなる定期的に爆発寸前を迎えるやべー爆弾。
異変が終わる前は橙に虐待をしていた。異変が終わればその仕返しと言わんばかりに橙の密告に死にかけている。
大体が酒を飲んで大暴れしたとか霊夢をぶん殴ったりしたとか。
あ、すいません…元からヤベー奴でした…
「失敬だな!?」
「うるさっ…ちょっとうっさいわね。ったく」
「ああすまん…いや何、ゆかり様が失礼なことを言っている気がしてな」
「あながち間違いじゃ無いでしょ」
「博麗の勘が言うんだ。間違い無い」
その頃八雲邸
「でね〜?」
「ほへー」
「眠い…」
「それで藍ったら…くしゅんっ!」
「…随分と可愛らしいクシャミなことで」ニヤリ
「紫様のくしゃみ…」
「え?あ、え?…え?」
「これは…」
「見た目相応の…」
「可愛らしさが出てますねぇ御友人殿…」
「え?え?え?」オドオド
「…お兄さんも悪よのう」
「橙こそ…主人を売るほど堕ちた記憶はないぞ」
「え、なにこれ私が何かしたの?」
ああそうだとも。とんでもないことをしてくれましたとも。
可愛い…!とてもとても可愛い…!クッ素晴らしいほどに可愛い!
可愛かった!マジで!可愛い以外に言葉が出てこないくらい可愛かった!
ああもうすこここここここここここここ
戻ってどっか
「とまぁ男拉致したらぶっ飛んでな」
「悪いがあんたを退治しなくちゃならない。覚悟してくれるか?」ブンッブンッ
「ちょっ!?話を聞けって!行き場がなさそうだから住処だけでもって紹介しようとしてだな」
「そして流れでセックスしようと?」
「ああそうだと…いや違う。断じて違うぞ。ここに宣言しよう」
「…だが拉致したという事実は消えない」
「八つ当たりに来てるだろお前?絶対八つ当たりに」
「うっさいわね!」ブンッ
「ふんっ!」バギィッ
「トラップカードオープン!拘束の呪術!」
「何!?」ギュルルル
「妖力を吸収する鎖…すごいでしょ?私が作ったのよ。魔法とか難しいからよくわかんなかったけど」
「くっ…外れ」バギィッ
「…え?」
「あ、…え?」
余談だが八雲藍は怪力である。怪力といっても握力じゃなくて腕力。
こ、こいつ…!
できる…!?