あべこべ幻想郷に核爆弾を   作:覚め

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ちなみにファーストキスを見るといつも「童貞とかなら分かるけど…」って思っちゃいます


初キス

 

八雲邸

 

「…んげっもう10時か…最近時間が経つのが早い」

 

「そりゃあ貴方…もう霊夢が死んだくらいなのよ?」

 

「霊夢?あの博麗の巫女が死んだ?いつ?」

 

「嘘よ」

 

「嘘かよ!!」ドロップキック

 

「見切った!間一髪で回避!」スッ

 

「ほわぁぁぁぁぁぁぁ!?」ドンガラァッシャーン!

 

「…大丈夫かしら?」

 

いや、全然大丈夫じゃないです。しかし最近時間の経ち方が早い。さながら静かに走り抜けていく車のようだ…

意外とマジで。俺が300年生きたら100秒が1秒に感じるんだろうか。それはそれで怖いんだが…最近ぼーっとしてる時が多いからかな。

ぼーっとしてるからボケてきたってか。やかましい悲しくなるぞバカもん!まだ老けてないもん…

 

「…そういやたまにいるよね。予定が一つ崩れたら全部崩れる人」

 

「いやそれ今いう必要ある?ていうか大丈夫?」

 

「大丈夫大丈夫。でさ、その人って恋愛のことにも予定とか立ててんのかな?」

 

「さあ?好きな人といるのに予定なんか要らないでしょ」

 

「瞬きしたら骸骨になってるから?そりゃあ妖怪の単位だろうが」

 

「いや、貴方も亡霊だからね?生きてる亡霊だからね?わかってる?」

 

「いいやワカラナイドラゲナイソラゲナイ」

 

「いまひとつなんか要らなかったわね。で、貴方はそういう計画とかは立てるの?」

 

「ん〜…まあ大体は」

 

「そうなのね…それじゃあその計画を今から台無しにしてあげる」

 

「おおそうか俺は振られるのか」

 

「いやなんでそうなる!?」

 

「嫌な予感しかしないもんだからついうっかり」

 

「…じゃ、こっち向いて?」

 

「なんでだよ…んぅ!」ゴキッ

 

「体全体回してこっち向いてよ。なんで腰鳴らして満足してるの?」

 

「あ、そういうことか。何かするならかかってきやがれ!」

 

「それじゃあ遠慮なく」チュッ

 

「!?」

 

「やっぱり初モノ?」

 

「…接吻に初モノもクソもあるか。まさかここでキスされるとはなぁ」

 

こちら阿部新太。美人からのキスを確認、ドウゾー

 

人里

 

「息子が何かしでかしたような気がする…!」

 

八雲邸

 

しかしこれでどうだろうか。俺はそろそろ面と向かって好きって言えるかな〜と思ってたのに。

このキスでもっとできなくなったではないか。あれか。背中から抱き付けば良いのか?だーれだ♪って言えば良いのか?

そんな外の世界の常識なんて通用せんのがここ幻想郷だ。壁ドンより抱っこだバーカ!

 

「…どうだった?」

 

「とても頭が真っ白になりましたよ。ったくもう…これでお前の顔を見て好きだっていうのが少し先になっちまった。あ〜あ残念」

 

「それを早く言いなさいよぉ!?」

 

「それをいうよりも早くテメェがさっきのことしたんだろ。ぶっ飛ばすぞ」

 

「正論…!恋人に慈悲はないのか!?」

 

「残念だったな。この物語を考えてる奴の頭に恋愛という文字はないんだ」

 

「ああ…そういう(察)」

 

「さてだ。最近俺の布団が温めておきました状態なんだが知らない?」

 

「知らないわよ」

 

「…あっさり答えた…!?」

 

「いやあっさり答えちゃまずいの?『…知らないです(そっぽ向き)』が正解?正解なんてそもそもあるの?」

 

「じゃあ誰が秀吉だったか光秀だったかがやった草履温めておきました状態にしているんだ。なんかもう怖いぞ」

 

「…あ」

 

「どうした?」

 

「布団が元からあったかい説」

 

「残念だったなそういう日に限って既に布団はひかれているのだ。」

 

「まるで獣ね」

 

「…まあ今そんな寒くないしあったかくもないから別に良いけどさ。冬あたりからやってくれてたら嬉しかったなぁって。そう思う俺は多分もう手遅れなんだろうけどさ」ハハッ

 

「なんか家が手遅れ患者炙り出しみたいで嫌だ」

 

「ほとんど同じようなもんでしょ。命が手遅れな奴が今ここにいるし」

 

「あんたは死んでるわよ」

 

辛辣すぎて何も言えないくらいの正論で突き返された。そういや空って飛べるの?飛べないの?

どっちなんだーい!?亡霊って霊が付くくらいだから飛べるだろ。とびっきりな偏見だけどさ。

飛べたら気持ちいいだろうな〜そして鳥になりたいなぁ〜…いやまあなったらなったで大変だろうけど。

そう考えると全て嫌になってしまった

 

「世には胴体のことで気にしているメイド長がいるらしいわ。こんなモノ邪魔だと思うんだけど」

 

「それじゃああんたの能力で分けてあげれば?」

 

「…これまた心にくる正論…!」

 

「一生心に乗り掛かってろ」

 

数日後、メイド長のバストが3cmくらいデカくなった。

 

「そう言えば貴方今片腕片足なのよね?」

 

「そうだな。ゲゲゲに出てくる妖怪状態だべ〜↑」

 

「てことは今抵抗する能力ないのでは?」

 

「待て、これは違うぞ。いいか?それは違うんだ。魔法って便利なのが」

 

「知らないわ!私の独壇場よぉ!」

 

「ぎゃぁぁぁぁぁあぁあぁあ!?」

 

拝啓、お母様へ。

最近、彼女ができたのですが、彼女が想像以上にホームランを連発してきます。

対処法を人類の先輩として教えてください。

 

A.知らぬ存ぜぬ

 

 

 

 

 

 

 

 

 




知らない方がいいこともあんだってさ。
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