命潰えるその日まで   作:浅間蓑太郎

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初投稿です。
あと小説初めてですのでお許しください

なお、ゲームや漫画、アニメ等のキャラクターに類にする部分が数多くありますがそこらについては生暖かい目で見守ってください
※外見上は類似しますが名前と性格は別です

とあるTRPGのシナリオが起きるまでの物語ですので読まれる際はご注意ください

シリアスに近いと思いたい思わせて(願望)


序章

「どうせ死ぬなら青空の下がいい」

 

私の知りうる大事な誰かがそう言った

でもそれが誰だったのかはわからない

異性なのか同性なのか…それとも…敵なのか

今じゃどうでもいい…

このまま眠りたい

 

「―――!!」

 

誰かが呼んでる?でもそんな気分じゃない

 

「――2!!!」

 

うるさい…酷く疲れてるんだから寝かせて…

 

「R-2!!起きてR-2!!!」

 

ライフルを床に置き、肌色に近いロングヘアの赤眼の少女は肩を揺さぶりひたすら"名前"を呼び続ける

周囲からは幾つもの銃声が響き、遠くの方では爆発する様な轟音が続いている

少女は目を覚ましたことに気が付いたのか肩から手を下し、胸を撫で下ろす

 

 

「ここは?」

「南西の民家の1階空き部屋、爆撃の時にみんなとはぐれたの」

「そう…マスターは?」

 

私が尋ねた途端、少女は首を横に振り、ライフルを差し出す

 

(ST AR-15…私が愛用とは言いづらいけど支給されて使い続けているアサルトライフル

サプレッサー、スナイパー用スコープ、グリップにストックも私が使いやすいように改良し、単発と連射を切り替えられるようにしている)

 

「例の弾薬は?」

「ないよ、グレネードもないし…通信もダメ」

「ん、わかった、ありがとR-5」

「これからどうするの?私達だけじゃ任務遂行できないよ?」

「…少し考えさせて」

「りょーかい!他に何かないか調べてくるね!」

 

アサルトライフルを構えながら警戒しつつ部屋を後にした

 

(さて…現状の私達の装備はアサルトライフルしかない状況…合流するにも戦況がどういう状況かもわからない…かと言って動かないっていのも愚策…)

 

顎元に手を添えながら思考する中、結論に至る前に轟音と共に地面が揺れ、壁は礫となり部屋と放たれた

不意を突かれたR-2は咄嗟に腹這いになるも全部が避けれることはない

いくつかの礫はR-2の体へと深く食い込み、痛みを感じる前に天井は雪崩の様に崩れ落ちる

 

「…最悪」

 

最後に放った言葉は崩れる落ちる音に掻き消され、また、意識を失うのであった…

 

 

―――R-2が目覚める30分前―――

 

 

月と星が姿を現し、暗闇が街を包む中、桜色の長髪少女を肩で担ぎながら倒壊した建物の合間を抜けていく。

周囲から絶えず聞こえる発泡音を後目に身を低くしながら移動を繰り返しながら

気絶している少女へ声をかける

 

「R-2!起きてよ!」

「起きないと桜餅食べちゃうよ!!」

 

R-5の言葉は今も届かず、眠りから覚めることはない

 

「どうしよう…」

 

涙ぐみながらも周囲を見渡し、敵がいないことを確認する

 

(考えなきゃ…この状況化でセーフルームも無いし、グレネードもない…)

 

起こす為に一々止まるのならば直様やられる、そんなことは語らずも分かる状況

常に変わり続ける戦場で頭を回し続け、脳裏に一つ思いつく

 

(身を隠して止まって起こせる場所)

「建物!!」

 

周囲を見渡しながらまだ形の残っているを探し、灯りのない建物を目にした

今まで見てきた宝石やご馳走と比べ物にならない程神々しく、そして、希望に見えた

涙を拭いながらゆっくりと近づき敵ががいない事を確認して、扉を開けて入っていく

 

「ここならR-2が起きても大丈夫だよね…」

 

少女はR-2を空き部屋に下し、自身の懐から拳銃を取り出し、

一つ一つの部屋の扉をゆっくりと開けてゆき室内の安全を確保していく

一通り調べた後、誰もいない事を確認してから拳銃をしまう

 

「取り敢えずは大丈夫そうだし…」

「銃の整備して…あっ!私のライフルは…背負ってるね」

「よし!取り敢えず…寛いでおこ!その後起こせばいいよね」

「でも騒いだらバレるから静かにしよ」

 

少女は茶色の炭酸飲料といくつかの雑誌をリビング運び、ソファに寝そべり雑誌を読み始めるのであった…




最後まで読んで頂き有難うございます

今回の話は序章…所謂とある任務での後半辺りになります
自分自身めんどくさい書き方してるとは思うけども
これでいいかなという投げやり状況

出来たらアドバイスもあればありがたいのでコメントもお待ちしています

更新は…ウン…仕事がね…ウン…

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