IS〈インフィニット・ストラトス〉 射手の男 作:運命の担い手
まあ昨日風邪で寝込んじゃいましたけど。
そんなこんなで始まります。どうぞ!
あれから一週間経った。
雪原と言う幹部は処分したと言っていた。
どういう処分にしたかまでは聞いていない。てか聞きたくない。
この一週間何かあったといえば、無鉄を開発した企業から連絡があった。
なんでも挨拶に来てとか無鉄はどうですか?などをあれこれ聞かされた。
だが、最後にとんでもないことを言われた。それは後日に言おう。
あとはないな。
え?簪、本音と一緒に寝た朝どうだったって?あれはやばかったぞ。
―――回想―――
翌朝。
「んー……。良く寝た」
今日は遅めに六時半に起きた。素振りくらいはできるな。
「さて起きるか、て体が動かん」
よくよく見ると簪と本音が腕にしがみ付いて寝ていた。これじゃ、動けん。
「おい。簪、本音起きろ。朝だぞ」
片腕が動けばいいんだがしがみ付いて寝ているので声でどうにかするしかない。
「おいってば。……はあ、だめだ。全然起きる気配がない」
こんなところを楯無さんに見つかったらバッドエンド一直線だ。
「士郎くーん。いるかなー?」
なんでこんな時に来るんですかあなたは!
「いるのかなー?開けちゃうぞー?」
「ちょ、ま……!」
時すでにお寿司。じゃなくて遅し。
楯無さんが布団を見た。当然簪と本音が見える。
「……おはようございます」
「……ええ、おはよう」
やばい。笑顔だけどオーラみたいなのが見える。
これ以上悪化させないように……。
「お嬢様、士郎さんの部屋で何…を……」
ガッデム!なぜここまで悪化するんだ!
ほれ見ろ。虚さんの後ろに般若が見えるぞ!
「「「………………………………」」」
「「すぅ……すぅ……」」
聞こえるのは簪と本音の寝息だけ。
考えろ、考えろ!両腕には簪と本音がしがみ付いている。正面には楯無さんと虚さんがいる。
ここはまず―――
バリ!←上半身のパジャマのボタンを手で一気に裂く
シュッ!←上半身のパジャマをパージする。これで簪と本音から離れる
ババ!←ハンガーに掛けてあるジャンパーを羽織る
ダッ!←ポカンとしている楯無さんと虚さんの間から抜け、逃げる
―――この間、1.5秒!はて?最近こんな早業やって気がするのだが?
それより逃げるが優先!
「「…………待てえええええええええ!!!!」」
「誤解だああああああああああああ!!!!」
これが本当の逃走中だ!
すぐに孝司さんと和也さんがなんと参戦したのだ。孝司さんは真剣を振り回し、和也さんはいつも無表情なのだが、怒っているように見えて、無言で拳を振るった。
しかし、意外にもこれは15分だけだっだ。騒ぎを聞きつけた沙織さんと彩乃さんが収めてくれたから良かった、本当に。
騒ぎを起こした楯無さんと虚さんは道場で朝ご飯抜きの正座を5時間。参戦した孝司さんと和也さんは朝ご飯抜き外の壁を背に空気椅子5時間。
で、俺と簪と本音はお咎めなし。静かな朝ごはんだった。
教訓としては騒ぎ過ぎるときつ過ぎる罰があると言うことだ。
そして明日はいよいよIS学園に行く日だ。準備は大丈夫だ。あらかじめに持って行くバックなどに教科書類を入れている。
紙には書いていなかったが恐らく、入学してからは家から通うのではなく寮に入らせるつもりだろうから着替えや娯楽品を入れている。
やることはやっているので今現在は何もすることがないので部屋でアーサー王伝説を読んでいる。
「無鉄は整備済み、打鉄二式は機体そのものは八割完成して武装は「山嵐」を除いて完成してテストをするだけ。準備はすでにしているからなし、と。まあいいか」
あとで簪と本音と一緒にゲームするかな。
「おい士郎、今暇だな」
「なんの脈略も無く現れてなんですか?」
こんなふうに時々、孝司さんは来る時がある。そのせいで最近、今のように現れて簪の後ろにいたから簪が予備動作なく腹に思いっきり肘打ちをした。それ以来、簪にはしていない。
「暇ですけどなにか用ですか?」
「まあな。お前は明日から簪たちとIS学園に入るだろ。しばらくは戻ってこれないことぐらいは分かっているからお前を連れて行きたい所があるのさ」
「どこですか?」
「墓参りだ」
「誰の?」
「…………お前の両親のだ」
「……え?」
しばらく思考が停止した。
「ここがそうなんですか」
「ああ、そうだ」
孝司さんと車で20分。場所は墓地。平坦な所で周りにも当然他所の墓がある。
「この墓はお前の爺さん、弓塚
「そうですか……」
資料では知っている。父さんと母さんの交際には反対していたと。だから父さんと母さんは駆け落ちして住み慣れた町から離れた。本当なら駆け落ちした日には婚約者を紹介する予定だったそうだ。
俺の祖母である弓塚
「墓の掃除は生前お前の両親を慕っていた人たちでやっているそうだ。おかげできれいだろ」
「はい」
見てて分かる。隅から隅まで掃除がしていることが。父さんと母さんはどれほどまでに慕われていたかがよく分かる。
「うんじゃ、俺はそこいらで散歩している。戻ってくるまで報告しておけよ」
「分かってますよ」
孝司さんはタバコに火を付け、気ままに散歩しに行った。
「さて、何から言えばいいかな?」
まずは俺が記憶喪失だということ言うか。
「実はな、父さん、母さん。俺は―――」
色んな事を話した。記憶がないこと、ISを動かせること、更識家の人のことも。他にもたくさん。それからは時間はあっという間に過ぎた。
「そんじゃ、そろそろ夕暮れだ。帰るとするか」
「はい」
辺りが暗くなってくる。少し名残惜しいがまた来ればいい。
「じゃあ、父さん、母さん。俺、明日からIS学園に入るから少し来れないけど、また来るから」
立ち上がって先に行っている孝司さんのあとに付いて―――
―――行って来い。
―――行ってらっしゃい。私と悟郎さんの愛する息子、士郎。
「!?」
咄嗟に振り向くとそこには父さんと母さんの墓があるだけ。周りは誰もいない。
「おーい!ぼさっとしていると置いて行くぞ!」
「あ、はい!今行きまーす!」
幻聴かもしれない。気のせいかもしれない。だけど、確かに俺は聞こえた。
「行ってきます。父さん、母さん!」
行こう。明日はIS学園だ。
来週からはようやくIS学園になります。
問題なく書けているんですけど一つ考えていることがあります。
それは新刊のIS八巻が出るので七巻以降どうしようかなと思っています。
まあそれは八巻を買ってから考えます。
夜に設定を上げる予定です。