IS〈インフィニット・ストラトス〉 射手の男   作:運命の担い手

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上げるのを遅れてすいません。
言い訳になると思いますが今週の水曜から金曜の夕方まで風邪をひいてしまって執筆に遅れました。
次からはこうならないようにします。
なんとか仕上がりましたが短いです。
では、どうぞ!


第20話「朝食」

太陽がまだ上がらない時間に目が覚め、外に出る。俺用に作った木刀二つを持って人気のない所で素振りをする。更識家にいる間はいつもしていた。

太陽が上がり、腕時計を見ると六時半ちょうどになっていた。部屋に戻りシャワーを浴びて、身支度を整える。

時間はまだ余裕があるのでサンドイッチを三つを作った。中身はツナマヨネーズ、キュウリとトマト、キャベツとハム。

時間になり、部屋を出て鍵を閉めて食堂に向かう。。

食堂に着くと既に多くの生徒が食事をしていた。ふむ、次からは少し早めに来るか。

食堂のおばちゃんにご飯に納豆、鮭の切り身と味噌汁、浅漬けの和食セットを注文する。和食セットをもらい、席を探していると一夏と篠ノ之がいたので座っていいか聞いた。

 

「おはよう一夏、篠ノ之」

「おう、おはよう」

「ああ」

「一夏、隣いいか?」

「いいぜ。箒もいいよな?」

「別に構わん」

 

一夏の隣に座り、和食セットを食べ始める。うむ。どれもうまい。さすが、IS学園と言ったところか。

 

「お前は来週の試合はどうするつもりだ」

「知識でどうにかできるだろ」

「バカだ」

「バカだな」

「二人ともひでぇー!?」

 

なにが知識でなんとかなるだ。こいつは正真正銘のバカだ。

 

「なにがひどいだ。相手は代表候補。知識だけで戦えたら苦労はしない。俺とお前はまだISを動かせた日が浅い。それを補うには体を強くする必要がある」

「なんでだ?」

「はあ……いいか、ISは操縦者によって反応が変わる。これはISが操縦者を理解して答えてくれるから反応が人によって変わるんだ」

「そうなのか。なあ箒、放課後に特訓してくれないか?」

「な、なぜ私がお前の特訓に付き合わねばならんのだ!」

「篠ノ之、声が大きいぞ」

 

はっと見渡すと視線が篠ノ之に集まり、ようやく理解したようで大人しくなった。

 

「もう一度聞くがなぜ私がお前の特訓に付き合わねばならんのだ」

「ほら昔さ、一緒に剣道やっていただろ。俺、お前が引っ越した後小学生まではやっていたんだけど、中学に入ってからは生活費の足しにするため部活もせずアルバイト三昧の生活を送ったせいで腕が鈍ちまってな。それで久々にお前と一緒に剣道しながら鍛えようと思ったんだけど、ダメか?」

「うーん……」

 

そう言えば、一夏と織斑先生は両親がいなくなったんだな。少しでも生活費を足しにしたい気持ちわかるな。

 

「俺からも頼む。俺はIS学園に入る前に鍛えていたから大丈夫だが、一夏の話を聞く限りまずいはずだ。ここはどうにか協力してくれないか?」

「はあ……良かろう。放課後、剣道場で、鍛えてやる。ブランクがあろうと容赦なくするぞ」

「ああ、いいぜ。そのくらい、覚悟の上だ」

「と、当然だ!そのくらいでなければ困る!」

 

なぜか篠ノ之は顔が赤くなり、目を背ける。……………なるほど、これは惚れているからか。

 

「あ、もし良かったら士郎もどうだ」

「そうだな。今日だけならいいぞ。他の日はやることがあるから無理だからな」

「箒もいいよな」

「あ、ああ。いいぞ」

 

少々残念なように答えた。すまない篠ノ之、孝司さんたち以外の人とはやったことないから試したいんだ。

 

「話しは変わるが二人は知り合いか?昨日から見る限り親しく見えるからな」

「ああ、俺と箒は幼なじみなんだ。と言っても、小学三年の終わりに箒が引っ越して昨日まで会っていなかったんだけどな」

「ほう、久々の再会か。よく分かったな」

「髪形が変わっていなかったから分かったんだよ」

 

特徴を憶えていたからか。よく憶えていたものだな。

 

「ゆーみん、隣座ってもいい~?」

「ん?」

 

見ると、本音がいた。後ろには谷本と夜竹もいて、朝食のトレーを持っている。

 

「いいぞ。一夏と篠ノ之もいいだろ?」

「いいぜ」

「私もだ」

「だそうだ。座っていいぞ」

 

本音が安堵して、谷本と夜竹が小さくガッツポーズをする。すると、なにやら周りからざわめきが聞こえる。

 

「ああ~、私も早く声かけておけばよかった……」

「まだだ!まだ二日目。大丈夫、焦る段階じゃないわ!」

「でも、昨日ね。部屋に押しかけた子もいるって話だよー」

「「「「なん……だと……!」」」」

 

どうやらそうらしい。らしいと言うのは俺は寝ていたからだ。部屋に戻ったらすぐに寝たので全然分からなかった。

ただ……ドアには15枚ほどメモ紙が張ってあった。正直、ビビった。

 

「織斑君に弓塚君って朝すっごい食べるんだ」

「男の子だね」

「俺は夜少なめに取るタイプだから、朝たくさん取らないと色々きついんだよ」

「俺の方は朝昼晩大体これくらいだな。まあ、それなりに運動しているから大丈夫だ」

「そ、そうなんだ」

 

更識家では大体このくらいだったからな。それよりも……

 

「三人はそれだけで大丈夫なのか?」

 

三人のトレーの上のメニューこそ違うが飲み物一杯、パン一枚またはクロワッサン二つ、おかず一皿(少なめ)だ。

 

「わ、私たちは、ねえ?」

「う、うん。平気かな?」

 

平気じゃないだろ。口には出さないが予想だとダイエットをしていると思う。

 

「お菓子よく食べるしー」

 

………これは報告だな。

 

「ね、ねー、ゆーみん」

「なんだ?」

「誰にメールをするつもりなの~?」

 

なぜか本音が冷や汗をかきながら聞いてくる。当然だろ。

 

「決まっている。彩乃さんにだ」

「それは勘弁してー!」

 

本音が俺の携帯電話を取ろうとするが躱す。

 

「なら、昼にはきちんと食事を取れ。それでは体を壊すことになるからな。谷本と夜竹もだぞ」

「「「は、はい!」」」

 

三人ともいい声で返事をする。携帯電話をメールをせずしまい、食事を再開する。

 

「お前なんだかお母さんみたいだな」

「何を言う一夏。体は資本、壊してしまったら元も子もないぞ」

「ま、そうだな」

 

「一夏、弓塚。私は先に行くぞ」

「ああ。また後でな」

「また教室で会おう」

 

食事を済ませた篠ノ之は席を立って行ってしまう。なぜか後姿が侍を思わせる。

 

「織斑君って、篠ノ之さんと仲がいいの?」

「お、同じ部屋だって聞いたけど……」

「ああ、まあ、幼なじみだし」

「「「え!幼なじみ!?」」」

 

一夏は別段意識はしていなかったようだが三人は驚き、周囲は『え!?』とどよめいた。

 

「え、それじゃあ―――」

 

パンパン!

 

谷本が質問しようとしたところで手を叩く音が食堂に響いた。

 

「いつまで食べている!食事は迅速に効率よく取れ!遅刻したらグラウンド十週させるぞ!」

 

千冬さんいや織斑先生の声が聞こえ、食堂にいた全員が慌てて朝食の続きをする。それもそうだ、IS学園のグラウンドは五キロもある。俺以外は急いで食べている。

 

「士郎お前いつの間に食べ終える寸前なんだよ!」

「なに、嫌な予感がしたのでな、早く食べただけだ」

「ちくしょう!」

 

四人が食べ終えるまで熱いお茶を飲んでいよう。

 

 

 

 

 

 




お気づきかもしれませんが箒が不機嫌じゃありません。昨夜の勉強で緩和されています。
ですので朝は不機嫌ではありません。

それではまた来週!
あと風邪に気をつけてください!
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