魔海侯フォルネウスに転生したけど異世界でした   作:シュオウ・麗翅

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他のも書いてるのにこの始末。作品だけ多くても……ねぇ……?(´・ω・`)


プロローグ

ザバァァァァァン!!

 

広い海から現れたのは、1匹の魚だ。

否、それは魚と表現するには些か巨大すぎた。寧ろ、怪獣と言った方がふさわしいであろうその容姿。

うねうねと動く巨大な尾ヒレと背ビレ。なんでも飲み込みそうな巨大な口には、なんでも砕きそうな牙がズラリ。サメ映画に出てくる人食い鮫も真っ青なグロテスクな外見。

 

それの元に近づいてくる巨大なカエルのような魔物。大人一人分ありそうなそのカエルは無謀にも怪物に突進し……

 

グシャア!!

 

……と、強靭な筋肉質の腕によって握りつぶされてしまった。

道行く魚を噛みちぎり、邪魔な大岩を鼻息だけで吹き飛ばす様は圧巻の一言。

 

……さて、そんな怪物は

 

(ここどこおおおおおおおおおおおお!?)

 

……割とテンパっていたのだった。

 

時間は、少しさかのぼる。

 

 

「あぁー今日も仕事疲れたなー」

 

気だるそうに溜息をつきながらベッドにダイブするサラリーマン風の若い男。

ポケットから取り出したスマホを充電しながらアプリを開いた。

 

「今日はロマサガ祭。念願の四魔貴族が実装だ!」

 

開いたアプリは、ロマンシングサガRS。塔士と呼ばれる主人公が塔に導かれた英雄と共に戦う物語だ。

当然、サガシリーズの主人公やサブキャラ派もちろんの事、セフィラスやアスラといった敵モンスターや、七英雄、四魔貴族等のボスキャラもプレイアブルキャラとして扱えるのだ。

その四魔貴族で実装されているのは、ビューネイ、アウナス、そして今回実装されたばかりのフォルネウス。アラケスまだかな?

 

「さてと、早速ガチャ引いて……エビだー!!」

 

1回目の10連出来たのは、最果ての島と呼ばれるところの出身であるロブスター一族のボストン。ロマサガ3では高い体術とカウンター2倍の効果を持つ優秀なキャラだ。大概の人はラストバトルメンバーに入れたのではなかろうか?

 

「ちゃっかり周りにフォルネウス兵いるとか芸が細かいなっと」

 

20連目。普通に爆死。あ、ウンディーネさんちっすちっす。

 

「さてと、30連目っと……」

 

まぁさすがに30連で出るはずないかぁと思いながらボタンを押していく。闇鍋が少なく、SSキャラが出た時は高確率でピックアップキャラが出るのだが、当てるまでが大変なのだ。

 

あはは……と乾いた笑いを浮かべながら、教授のペット3匹が走った後のレバーを引く……。

 

『アビスの力を見よ!!』

 

「ファッ!?ま……まさか……」

 

フォルネウスキタ──ヽ('∀')ノ──!!

 

真魔貴族形態じゃない、怪物形態のフォルネウス!!代名詞であるメイルシュトロームまで覚えてるとか、運営もわかってんじゃん!!

ドット絵もなんか可愛い。敵フォルネウスと合わせたら親子に見えるぞきっと。

 

と思いながら、今回のイベント内容を見る。

どうやら、1度きりのクエストを選び、そこからロマサガ3のキャラと体術キャラがよく育つようだ。

 

メンバーは、高い火力を持つエレンとタチアナ、育成要因としてカタリナとフォルネウスとボストンを入れたチーム。陣形は勿論、スペキュレイション。

 

さて、イクゾー!

 

と、殿下のセリフを言いながらフォルネウス道場クエストに挑んだ。

 

「……アレ?なんだか、眠く……」

 

時計を見たら、夜中の2時。どうやら育成に夢中になりすぎて寝る時間を忘れてしまったようだ。

はぁ……明日も寝不足になるのか……と思いながら周回を中断して寝床に着いた。

 

……そして目が覚めると、冒頭に続くのである。




アマゾンストライク入手したけど、スペキュレイションとどう違うの?教えて!偉い人!
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