朝木「植田、機関の行進間修理行けるか! 」
植田「無茶言うな!むり!」
橘「修理以前にどうやったらパンターを振り切れる?」
遠藤「履帯切れば?」
植田「主砲は弾詰まり!」
大川「機銃は!」
朝木「吹き飛んでる。つまりは早く撃てるようにしなきゃだな…でも」
井上「でももなにもあるか!」
朝木「橘がこっち来てるってことは狭間が本隊に合流して矢山が嫌がらせ位置に着き、海江田たちが所定の場所に到着してるわけで。」
植田「つまりは黒森峰の足止めは成功、おそらくあのパンターには修理中の車両群の護衛に回すために追撃中止命令が出るってところか?」
朝木「そういうことだ。おそらく初段作戦の結果から見て転輪が外れてる車両は早く修理しないと一撃でやられて数が減ることはすでに相手も理解している。なら別部隊にいて稼働状態にある戦車を持ってきて護衛に回すというのは必然であるわけだ。」
植田「黒森峰が奇襲はないと踏んでいる可能性は?」
朝木「たぶんない。橘のベルゲパンターに弾痕があるのを見ると橘はおそらく一戦を交えた後だ。オイ車の影に隠れて見えなかったかもしれないがそれでも狭間と矢山が見つかった可能性は大いにある。また、狭間は弾着観測射撃をオープンな試合で行っているから、それによる奇襲も考えて砲弾を迎撃可能な砲手を稼働状態にある戦車にのせておく必要がある。それから狭間車と矢山車は車両登録のときにオープンにしてるから見つかっていなくても警戒される。もうじきパンターは戻るだろう。」
植田「なるほど…」
エリカ「はーまた履帯…やつらはそんなに擱座したドイツ戦車が好きなの?なにやってるの?」
エリ砲「そのためにベルゲパンター…」
エリ通「変なこと考えてないで状況を整理しましょう。うちは動けるので警戒しながらにはなりますが」
エリカ「それもそうね。」
ここまでの戦闘を黒森峰sideで振り返る。
現状黒森峰の本隊はフラッグを含め履帯、転輪などが破損しており、稼働状態にあっても初段作戦で損傷しているため、全力戦闘は行えない。
損失車両は、時系列順で15号車、14号車(いずれもⅢ号戦車)が初段作戦前の予測射撃によって白旗、13号車(パンター)を台地向こう側の偵察に送った後、Leopardと精鋭チハ軍団の突撃で8号車、12号車(パンター)が白旗、その後7号車が白旗、1号車(ティーガー1、まほ車)、2号車(ティーガー2、エリカ車)が機銃弾を被弾、砲塔と車体の間で楔になり砲塔旋回不能、9号車(パンター)が砲身内部にリンゴをぶちこまれ射撃不能、6号車(パンター、朝木姉車)がとりもちを砲塔と車体の間に喰らって砲塔旋回速度低下、4号車(ティーガー2)が砲身内部にみかんととりもちをぶちこまれ射撃不能、そして五式中戦車とT-34-85が戦闘に加入し、10号車、9号車(どちらもパンター)が白旗、4号車が砲身と照準機を損傷、複数車が履帯を切断され擱座、水島高校本隊が撤退に入った際にエリカ車とまほ車の砲塔が復旧、チハ軍団最後尾を務めるチハ5号車が白旗、そのまま撤退する水島高校本隊の場所を掴み続けるため、6号車(パンター、朝木姉車)が追尾を開始、この時偵察に出ていた13号車より無線が入るが、混乱の中であったため、エリカ車通信手しか受信できず、また電波状態が悪かったため、解析による鮮明化を要した。
一方その頃、13号車(偵察パンター)はベルゲパンターとオイ車を発見、その後に『ベルゲパンターとオイ車を発見』の無線を発し、その後にベルゲパンターと交戦状態に入る。
黒森峰本隊は迅速に修理を実行、6号車(パンター、朝木姉車)はT-34-85よりカラーボールを打ち付けられクルッペ(操縦手用の覗き穴)を着色され損傷、車列最後尾のフラッグ車を隊列から外すべく射撃を実施し、成功する。車列からはみ出たフラッグ車は隊列に戻ろうとせず別道を撤退、6号車はフラッグ車を追尾。下り坂に入ったところからフラッグ車から反撃が行われ始めたが、その弾を跳弾させ、とりもちを焦がして無力化することに成功する。下りきった後、敵フラッグを仕留めにかかるも突如現れたベルゲパンターの榴弾の着弾で照準がずれ、射撃が外れる。少々混乱に陥ったものの、追尾を再開する。
その頃本隊では、全車の修理および通信の解析が完了、少し距離は離れたものの、行進間遠距離射撃を行い、水島高校本隊を防衛戦に移行させることに成功、またハルダウンにちょうどいい地形で防衛させることにも成功し、T-34-85、Leopardの主砲を無力化することに成功する。しかしチハ部隊から履帯を中心に足回りに集中砲火を浴びせられ、また一発の榴弾の着弾と共に煙幕弾を撃ち込まれて視界を奪われ、水島高校本隊を逃がしてしまう。
そして現在に至る。
遠藤「なかなか戻ってくれないね。あのパンター。」
植田「そういや俺ら何両撃破したんだ?」
遠藤「七両。足止め隊は。」
手宮「こっちはパンターを殺ったぞ。」
植田「てことは八両、ただし重戦車は殺れてない…」
朝木「不味いな…台地Bに着くまでが心配だ…」
水島高校スタート地点は台地Aの西側、黒森峰スタート地点は台地Aの東、山の西の谷。
両校共に北上しながら戦闘を展開、まず廃下水道を使用して台地を下からほぼ起伏の影響を受けず通過、谷で戦闘を繰り広げた。
そのさきには少しの平坦と台地Bがある。台地Bには市街地があり、その前の平坦には沼地と林と湿原がある。
蹴上『こちらオイ車、目的地に到着した。各車損傷は?』
LEO通信『こちらLeopard隊。チハ車含め全車が燃料の補給が必要。チハ車は砲弾の補給もいる。弾種は強化徹甲弾を多めに補給してくれ。』
妹尾『こちらT-34-85。同じく燃料の補給を要求、後は被弾の衝撃でプラグが緩んだのかエンジン一部シリンダーが失火中。最悪エンジンの交換が必要。』
遠藤『こちら五式中戦車。弾薬の補給はあるやつでいい。徹甲弾多めで。後燃料が底を尽きそう、後高射機銃がピンポイントで被弾して吹き飛んだからまるごとくれ、それからギア交換。割れた。』
蹴上『…隊長小隊がすんごいことになってるのがよくわかりました。矢山さん手宮さんなにかありますか?』
手宮「補給は徹甲弾三発、榴弾一発、でも燃料を最優先で。推進や牽引で結構減ってる。」
矢山『こちら四式軽戦車、嫌がらせ任務中、戻る頃にはオイ車も戦闘になってるから作戦通り補給は行わない。あっすまん。我交戦開始。』
蹴上『了解しました。補給準備急ぎます。』
狭間「おいおい、時間足りねえんじゃないか?」
海江田「そのためのこの車高と主砲副砲。クレーンとして使ってやるぜ。最悪T-34-85はエンジン交換だもんな。まあそう思ってスペアエンジンT-34-85のやつだけ積んできてるもんな。」
狭間「砲身をクレーンとして使うってどうすんの?穴開けるのか?」
海江田「この特殊部品を使うのさ!」
狭間「それってクレーンの巻き上げも人力じゃないか…」
木村「元整備員ナメてもらっちゃ困るよ!」ムキムキ
戦闘はまだまだ続く。
あとがき
特になし