戦車道はチハたんと共に   作:エタノールの神様

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でかいのが活躍するよー


第十九話 奮闘!オイ車!

海江田「いいか!燃料の種類を間違えるなよ!ディーゼルにガソリン入れたらぶっ潰すぞ!」

木村「燃料補給最優先はベルゲパンターだ。たぶん底を突いてる。」

海江田「そうだな。後五式中戦車は無茶な機動をやったそうだから履帯も交換。チハ車もな。」

工藤「まずフラッグ車の補修を優先だな。」

同好会員A「でもギア交換って時間かかりますよね、そしたらそれより先に護衛戦力揃えた方が良くないですか?ベルゲパンターの燃料弾薬の補給を最優先にすべきだと思います。」

海江田「まずは戦力の確保、それからフラッグが逃げれるだけはしないとな…」

 

オイ車では補給、修繕準備を進めながら議論を交わしていた。

 

 

狭間「見えたぞ、うちの本隊だ。」

逸見「豪快に橋崩して行ったな。」

氷川「フラッグが煙吹いてる…」

 

海江田「ありゃー不味いぞ!修理が間に合わない!」

同好会員B「どうするんすか!フラッグが不調なんじゃあ市街戦は無理に等しい!」

蹴上「なんとかして見せるさ…整備員の名に懸けて!」

矢山『こちら四式軽戦車、敵車両の中に黒森峰6号車を確認、転輪がすでにひとつ外れているため撃破する。』

遠藤『了解しました。黒森峰本隊の位置は?』

矢山『まだ谷の中だ。ただしやつらは修理を終えて移動中、履帯をいたわって速度はあまり出てない。燃費を考えても少し低速。20km/h。』

遠藤『そのまま観測と嫌がらせを続けてください。こちらは少し遅れています。できれば予定より10分ほど長く時間を稼いでいただけますか?』

矢山『戦線復帰は望む?』

遠藤「矢山が戦線復帰を望まないなら10分以上稼げるって」

朝木「いや、戦線復帰は絶対だ。いまはチャンスなんだ。相手にたいして車両数で有利、この状況を逃したくない。」

遠藤『戦線復帰が絶対条件です。それでできるだけ稼いでください。』

矢山『了解、最低何分稼げばいい?』

朝木「7分30秒は稼がせろ」

遠藤『7分30秒お願いします。それまでには準備を整えますので。』

矢山『わかった、7分30秒な、やってやる。』

 

LEO車長「これから登坂します。隊長、ついてこれますか?」

朝木「無理だ。ベルゲパンターの燃料残量がもうほんとに少ない。それからギアが砕けたときにエンジンも少し殺ったっぽいから上がれないかもしれない」

LEO車長「わかりました、速度を落とします。」

 

 

黒森峰本隊が近づきつつあるなか、水島高校本隊は撤退を急いでいた。

フラッグ車兼隊長車の五式中戦車は植田が指揮していたときの被弾でチームマークの赤とみどりのしましまの水玉模様は色の境目の白線はもちろん一部装甲の銀色が見えるほど無惨な状況であった。それでも今稼働しているのは乗員達の並外れた技量があったからだとだと言えよう。

しかし現実は非情であり、前進最大のギアが割れたことで最高速度は出せず、また破片がエンジンを傷つけたためか出力も低下している。ここまで牽引してきたベルゲパンターは黒森峰13号車との戦闘から燃料を補給しておらずその残量は残り僅かであり、ここまでかなり飛ばして撤退してきたこともあり台地に登れるかどうかさえ怪しいものであった。

 

LEO車長「これから登坂に入ります。隊長、牽引要りますか?」

朝木「先に登れ。チハ車は登坂が苦手だ、先に登って補給と修繕を受けろ。笹山、牽引頼む」

笹山「わかった、だがこちらもプラグが緩んだのか知らんが出力落ちてるからそんなに期待するな。」

朝木「後3分で登れたらいいんだ、そしたら修理はなんとかなる。」

 

 

LEO車長「補給お願いします。」

同好会員B「Leopardはガソリンだっけか?」

LEO車長「ガソリンだぞ」

同好会員B「チハ車は軽油でok?」

車長1「そうだぞ、あと弾薬」

同好会員B「了解、積み込み始めるぜ、エンジン止めてくれ、あとチハ車は履帯を変える、乗員も手伝ってくれ。」

チハ車乗員一同「了解!」

 

 

 

 

矢山「由比ヶ浜、タ弾か徹甲弾かどっちがいい?」

由比ヶ浜「タ弾だと撃破は難しい、かといって徹甲弾でいくと貫徹力が足りない…この距離だし…」

与木「近づくか?」

矢山「…近づくか。左70度転進、全速よーそろ」

与木「左70度転身、全速よーそろ」

矢山「由比ヶ浜、行進射」

由比ヶ浜「暴れんなよ…暴れんなよ…」

矢山「おう、突然の淫夢やめーや」

由比ヶ浜「暴れんなよ…そこだ!」ポン

 

まほ「九時方向敵四式軽戦車、4号車、殺れ」

4号車車長「ヤヴォール」どん!

 

与木「ホイヤ!」

 

ギャリ!

 

本来ならここで四式軽戦車への攻撃は中止になるだろう。しかし、

 

まほ「4号車、そのまま追いかけてくれ。」

4号車車長「了解しました。」

まほ「奴は軽戦車だが出力重量比が低い。機動力で優位に立てる。」

 

 

矢山絶体絶命

 

 

 

 

矢山『こちら四式軽戦車、すまん3分も稼げんかった。でもティーガー2をこっちに引き付けた』

遠藤『とりあえず撃破されないで』

矢山『すまん無理かも!』

朝木「仕方ない…矢山達は切る」

 

海江田「やっと来たか!」

朝木「すまない急いでくれ。矢山が足止めに失敗した。」

海江田「参ったな…お前の車両は直せない…」

朝木「大丈夫だ、部品だけくれ。」

海江田「」アイサイン

木村「了解」

 

 

 

木村「全車修繕中止、これよりオイ車は戦闘準備に入る!」

 

車長3「履帯は片方だけ新品か」

操縦手3「問題ない。Leopardについていってやる、無茶機動もやってやらんこともない。」

LEO車長「精鋭部隊、これより中段作戦に入る!隊列を組め!」

 

橘「燃料補給急がねえとな…くそ!八分目まで入るかどうか…」

 

朝木「高射機銃再装着完了、植田、ギアなおりそうか?」

植田「割れたやつはずせたけど新しいのつけるのに時間がかかる!」

朝木「マジか動力喪失…」

 

狭間「黒森峰本隊到着まであと2分!」

 

同好会員C「他車両用弾薬投棄完了、榴弾設置完了、増槽投棄完了、クレーン取り外し完了、エンジン暖気よし、燃料残量よし、フラッグ車待避準備未了!」

海江田「朝木イイイイ速くしろオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

 

橘「燃料補給完了」

笹山「プラグ交換完了!」

園田「エンジン始動! 異常なし。」

朝木「橘、牽引頼む、我動力喪失!我動力喪失!」

橘「任せろ!」

笹山「じゃあ俺らは後方警戒だな!」

 

 

 

 

まほ「全車、フラッグのみを狙え!」

エリカ「ですがチハ車に撃破された車両がっ!」

まほ「分断作戦にのれば相手の思う壺だ。」

エリカ「なるほど…わかりました。」

 

 

黒森峰本隊が台地Bに登る。しかしその先には…

 

 

どごん!

 

エリカ「なによあれ!」

まほ「おそらく…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まほ「オイ車だ。」

 




あんまり活躍しなかったような…
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