本当にすいませんでした。
新しい環境になかなか慣れずまったく書けませんでした。
そのためちょっと今回は文やキャラがひどい事になっているかもしれません。
それでもよければ、どうぞ。
このデスゲームが始まってから4日が経過した。
小耳に挟んだ情報によると自殺や引き際を間違ったような奴等でかなりの人数が死んだようだ。
俺も実際に人が死んだところ見たわけではないが、人が死んだことで周囲に撒き散らされたアイテムを見たことがある。
あの時は流石に堪えたものだ。
さて、大量に死人が出ている中、俺は何をしているかというと、
「セェアッ!」
「グキュルラ!?」
ダンジョンにこもっていた。
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「ふぅ・・・」
モンスターを倒し、一息つく。
俺はこの三日間ずっと町に戻らずレベリングをしていた。
索敵スキルで周囲の敵を探し、敵が複数いたら隠蔽スキルでやり過ごし、一匹や二匹で行動しているモンスターをひたすら倒す。
それでもレベルはあまり上がらず、もう4日目だってのにまだレベル5――
「いや、レベル6か」
目の前にウインドウが表示され、SEが鳴る。
どうやら今の戦闘でレベルアップしたようだ。だとしても俺のレベルは低い。
これくらいβの時は2日もかからなかった。
本当に素手で戦うのは難しいし、時間がかかる。
俺はウインドウを閉じメインメニューを開く。
そして、俺にとっての武器であるガントレッドの耐久値や、アイテムの数を確認する。
・・・ポーションもパンものこり少ないな。
「一回町にいくか・・・」
そう呟いてから俺は階層マップを開き近くの町を探す。
このダンジョンに一番近いのは・・・
「ベーネルか」
俺は直ぐにウインドウを閉じてから索敵スキルや隠蔽スキルを使いながら、ベーネルと言う町に移動し始めた。
はあ・・・せめて食料だけでも現地調達できればいいんだが・・・
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ベーネルと言う町は職人や商人の町だ。
ここにいる職人達は第一層の他の職人達よりも熟練度が高いし、ここにいる商人達は他の商人達が売っていない様なものを売ってくれる。
まあ、たまにバカみたいに高い値段のアイテムを売ってくるぼったくり商人や、たまには良い剣を作るけどそれ以外はクソみたいな武器しか作らない鍛冶屋とかもいたりするのだが。
「さて、何を最初にするかな」
町の中を歩きながら呟く。
最初はやはりアイテムの補充だろうか。
でも買いすぎてガントレッドのメンテ出来なかったらヤバイし・・・
そう、頭を悩ませながら町を歩いていると、
「・・・?」
不意に違和感を感じた。
なんというか、こう、敵意とか殺気とかじゃなく、なんか見られているような、
そんな違和感を。
俺は索敵スキルを使い周りを探る。
すると、
「・・・居た」
策敵スキルが近くにプレイヤーがいることを教えてくれる。場所は教会のような建物の影。
「そこのあんた、町中でなんで隠蔽スキルなんて使ってるんだ?」
少し高圧的に隠れているプレイヤーに話かける。
隠れていたプレイヤーは隠蔽スキルを解き、姿を現した。
「・・・へぇ、オレっちの隠蔽スキルを見破るなんテ、かなりの策敵スキルだナ」
現れたのはローブを身に纏った女性プレイヤーだった。ローブのせいで顔は見えないが声から察するに、俺と同い年か少し上くらいの年だろう。
「俺としては、今まで俺の策敵スキルに引っ掛からなかった事が驚きなんだが」
俺の策敵スキルは間違いなく全プレイヤーの中でも1、2を争うくらい高いはず。それなのに意識してないとはいえまったく引っ掛からなかったんだ、奴はかなり隠蔽スキルが高いのだろう。
「それより、俺になんの様だ?さっきからずっと俺のことを観察しやがって」
「ただ短ニ、素手でフィールドから戻ってきたあんたに興味があるだけダ」
「・・・」
どうやら相手は俺自身に興味がある様だ。
・・・まあ、武器も持たずにフィールドから町に来たとなりゃあ興味もわくか。
「分かった。なら取り敢えず場所変えようぜ」
俺に興味があるんだろう?と付け足してから俺は歩き始める。ローブの女はそれに黙って付いてきた
にしても、なんかこいつのしゃべり方誰かに似てるような・・・?
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「さて、何が知りたいんだ?」
ここはとあるレストラン。周りはまったく人はいなく、こうゆう話にはもってこいの場所だった。
「いざそういわれるト、何を聞けばいいか困るナ」
案外相手は知りたいことが具体的に決まっていないようだった。
仕方ない。
「俺は名はシン。武器は何故か持てなくて、攻撃スキルも使えないから素手で戦っている。年は13、血液型はB型、他に知りたいことは?」
自分から情報を流す。こうでもしないと話が進まないからな。
この情報に相手は目を見開いて驚いていた。
「まさかとは思っていたガ、本当にシン坊だったのカ・・・」
そんな事を呟いてる。
って、
「シン坊って・・・まさかお前アルゴか!?」
「ああ、そうダ。正真正銘アルゴお姉さんだゾ?」
「どうりで聞いたことのあるしゃべり方な訳だ・・・」
まさか情報屋としてβ時代に有名だったアルゴにこんな早く会えるとは運がいい。
アルゴの顔をよくみると『鼠のアルゴ』と言われる由縁である鼠のヒゲのようなペイントがあった。
「にしてもまさカ、シン坊があの噂の正体とはナ。流石のオレっちも驚きだヨ」
「噂?」
なんだ?噂って。
「ああ、なんでモ、『武器を持たず、素手でフィールドを練り歩くバカがいる』っナ」
「バカは余計だ、バカは」
知らないうちに俺は有名人になっていたらしい。嬉しいのか悲しいのか・・・
にしても本当に会えてラッキーだ・・・。これでしばらくは情報面に関しては困らない。
「ところでシン坊」
「なんだ?」
「武器と攻撃スキルが使えないってのワ、どうゆうことダ?」
・・・思えば説明してなかったな。
「何故かは分からないが、武器は装備できず、スキルは修得出来ない。ただそれだけだ」
「『それだけ』ってレベルじゃないと思うゾ・・・」
アルゴが俺の台詞に呆れている。
珍しい。
「とゆうカ、なんなんダ?そのバク」
「・・・俺はこれはただのバクじゃないと思う」
「・・・どうゆうことダ?」
俺の言葉にアルゴが食いついた。
「このSAOってゆうゲームはさ、初のVRMMOだとか、ソードスキルとかそんな表面的なとこだけ話題になっていたが、実は他にも凄い点はたくさんあるんだ。例えばそうだな・・・アルゴ、SAOを買うときなんか思わなかったか?」
「特には無かったナ。強いて上げるなら値段が意外に安かったことカ?」
アルゴはそう答えた。
そしてその答えは俺が欲しかった答えだった。
「そう、このゲームは異様に安いんだよ。MMO最大級の大型サーバーの維持費、開発費その他諸々を入れてあの安さは異様だ。で、その理由何だか分かるか?」
「確か・・・独自のデバッグシステムによる人件費の削減、だったカ?」
「正解。で、その独自のデバッグシステムの一つに他のデータを確認しそれを逆算するなりそのままのデータを使うなりしてバクを修正するものがある」
「・・・なるほどナ。それなラ、すぐにでもバグは修正されるはずダ」
「だが、そうならない。つまり、これがバグでなく意図的にされたものの可能性が高いってことだ」
あくまで可能性だけどな、と付け足しておく。
その後、少し情報交換(と言うなのネタ提供)をした。
なんかこっちからも聞き出したいな・・・
あ、そういえば
「なあ、アルゴ」
「なんダ?」
「どうにかして食料を現地調達する方法って知らないか?」
俺はついさっき思っていたことを聞いてみた。
「あー・・・それは、300コルってとこだナ」
流石アルゴ。情報より先に値段を言うとは。なんとゆう商売根性。
「マ、今回はタダにしておくヨ」
「え、マジで?」
「マジ」
予想外過ぎることをあのアルゴが言ってきた。
どうしたんだこいつ・・・
「で、その情報はどんななんだ?」
アルゴに聞く。するとアルゴは何かを思い出すようにしながら答えた。
「あー、この町のある道具屋に調理スキルを取った状態で行くんダ。そこのクエストを受けるト、携帯調理器具が手に入ル。あと、確か熟練度が30以下じゃないとクエストが受けれないから気を付けロ」
なるほど。30以下か。ならさっき空いた新しいスキルロットに入れれば大丈夫だろう。
「ありがとな、アルゴ」
そう言ってから俺は道具屋にいこうとする。が、
「・・・なんでこんなこと聞いタ?」
アルゴが俺にそう言ってきた。
「・・・生き残るためだよ」
そう言って俺は店を出た。
・・・ひどいですね、今回。
なんかやっつけ感がかくしきれないとゆうか・・・
アルゴもなんか違和感バリバリですし。
多分この話は後々修正します。
後、しばらくは更新が遅いと思うのでご了承ください。
では
追記
まさかこんな早く修正するとはしかもかなりの量を本当にすみませんでした