ミミック派遣会社 ~ダンジョンからのご依頼、承ります!~   作:月ノ輪

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顧客リスト№36 『天狐の神社ダンジョン』
魔物側 社長秘書アストの日誌


 

コン コン チャリン

 

賽銭箱へと投げ入れたお金が、数回跳ね落ちていく。その音が消えたのを確認し、二礼二拍手。

 

「「……。」」

 

社長共々目を瞑り、心で祈る。そして最後に、一礼…と。

 

「社長、何お願いしたんです?」

 

「そりゃ勿論、商売繫盛よ!」

 

「ふふっ、ですよねー」

 

 

 

 

日は巡り、今日は年明け。私達は例年通り、とある場所へと参拝しに来ている。初詣ってやつである。

 

服もしっかり着替えてきた。2人揃って明るい色の生地に花の模様が染め抜かれた振袖に。社長に至っては、入っている箱にしめ飾りをセットしていたりもする。

 

 

炬燵に入って動かなかったミミック達も、結構な数が参加。振り返ると、そこいらに紅白染めの箱に入ったミミック達が。

 

…中には変わり種の箱に入っている子も。おせちのお重(伊勢海老入り)や、おみくじ(大吉棒はみ出し)とか。

 

 

 

え? そんなに混んでないのかって? いやいや。ここは有名な神社、人魔問わず参拝客は多い。

 

となると、地面付近を動くミミック達は雑踏に揉まれ大変だろう。…普通ならば。

 

 

 

そこいらにミミックが、と先程述べた。だが、正しくは『ほとんどがミミック』である。

 

巫女さんや屋台の人、ミミックの友達である他魔物が幾人かはいるが、それ以外は全てミミック。我が社の子だったり、魔王軍の子や他のダンジョンの子達。

 

ミミックのための神社…というわけではない。他の場所では、色んな種族がごった返しているだろう。

 

つまりここは、ミミック達のために拵えてもらった専用の境内なのだ。

 

 

 

 

 

 

どういうことなのかと混乱している方は多いはず。なのでもう少し詳しく説明させてもらおう。

 

 

ここはギルド登録名称『神社ダンジョン』。そう、ダンジョンなのである。

 

とはいえ、一般客の出入りも自由。通年解放型でもある。道中の野良魔物もいない。

 

 

道中は朱に染められた何千もの鳥居により、長い参道が構成されているのだが…その様子はとても幻想的。別の世界に来たみたいな気分になれる。

 

そんな道の先は急に開け、境内がお目見え。白めの石畳が広がり、手水舎や像、巫女達の舞や唄が行われる舞殿や、食べ物屋台、お札御守り売り場などいろいろある。

 

そして、最奥にどんと構えられているのが、拝殿。立派なしめ縄の元、お参りをするのである。お好きな欲望…もとい、願いを。

 

 

そしてこの時期は混雑防止のため、複数境内が作られる。一部魔物にはここのような専用区画まで用意して貰えるのだ。凄い。

 

 

 

 

 

 

では、そんなとんでもないことを出来るダンジョンの主とは、一体どんな方なのか。それは…

 

 

「ミミン社長、アストちゃん。お願い事、確かに聞き届けんしたえ。最も、わっちはその助力となる加護を施すことしかできんせんけども…」

 

「充分ですよ、『イナリ』様! 結局お願い事って、自分の努力が重要になってくるんですから!」

 

背後から聞こえてきた声に、社長は振り向きにっこり答える。私も振り向くと、そこにいたのは巫女装束のようなものを纏った女性。

 

 

とはいっても、他の子達が来ている服よりずっと煌びやか。紅白を主体としたその全身至る所に色とりどりの飾り紐や金装飾が。

 

袴は足全てを覆い地につかんばかりであり、襦袢の袖のふくらみもそれに並ぶほどに長い。その双方に、一際華麗な金刺繍が幾つも施され、美しいグラデーションの染め遣いも見受けられる。

 

肩には領巾(ひれ)と言うらしい、天女の絵に良く描かれる長い帯状の半透明の布。そして髪には美しい(かんざし)。顔には朱による化粧が。

 

その妖美なる姿、花魁のよう。しかし、それと同時に厳かさも感じさせる。まるで、神様のような…。

 

 

いや、『神様の様な』ではない。神様である。このダンジョンの主であり、祀られているお方。それが彼女、イナリ様なのだ。

 

 

神様だから、各境内に分霊を置き、参拝者の願いを聞き届けることも可能。というか今も、私達の前にいるイナリ様とは別に、拝殿の奥の本殿にイナリ様の分霊がいる。

 

不思議な状況だけど、まあ気にしないのが吉…いや大吉であろう。神社だけに。

 

 

 

 

 

しかし、それだけではない。彼女は特別な姿をしているのである。

 

 

頭の上、髪の隙間からぴょっこりと伸びているのは…大きな狐耳。その中から白いふんわりした毛も見えている。

 

そして、彼女のお尻から飛び出しているのは…大きな、大きな、本人と同じくらい大きな狐の尻尾。それが、九本。もう、モッフモフ。

 

 

そう、イナリ様は九尾狐の姿をしてる『お稲荷様』なのである。

 

 

 

 

化ける力を持った狐を『妖狐』というが、その中の最高位にいるのが『天狐』。イナリ様のことである。

 

周りの巫女達も、実は全員妖狐。来訪者に挨拶をしている子も、舞を踊っている子も、御守りを渡している子も、みーんな狐耳がぴょこん。尻尾が数本モフン。

 

 

余談だが、舞担当の子達は位が高い子が選ばれるのか、四本とか五本とか尻尾が生えている。イナリ様ほどではないけど、圧巻のモフモフ具合である。

 

因みに周りの像も、全部キツネ像。可愛い。

 

 

 

 

 

 

 

 

「今年もお力添えいただき、感謝感激でござりんす。みんな、おかげで気が楽で…」

 

「いえいえイナリ様! 頂いた御加護のお礼なのですから!」

 

頭を恭しく下げるイナリ様に、そう返す社長。実は、ここにもミミックを配備しているのだ。代金無しで。

 

勿論、お仕事してくれた子達には私達が後でしっかりお礼をする。具体的にはお年玉増額。それに、イナリ様から強めの加護を貰えるとあって、結構やりたがる子は多い。

 

どんな仕事かと言うと…は…は…

 

「はくちゅっ!」

 

 

 

 

「あら、アスト。寒いの?」

 

「ええ…、ちょっと…」

 

社長の言葉に私は頷く。白い息で手を暖めるも、身がぶるるっと震えてしまう。

 

ちょっと耐寒魔法弱かったかな…。みんなにかけてたから、自分のはちょっと疎かになっちゃったかも…。

 

 

「今年は寒さがとりわけ厳しいでありんすからなぁ。ちょいとお待ちなんし」

 

と、イナリ様は自らの袖に手を入れる。取り出したるは…。

 

「竹筒…?」

 

鮮やかな緑をした竹である。大きさは両手で掴んでも少しはみ出るぐらい。するとイナリ様、その側面を軽く爪でコンコンと弾いた。

 

「そら『飯綱(いずな)』、お二人の首巻になってたも」

 

その言葉の直後、竹の先が仄かに輝く。そして、何かが飛び出してきた。

 

「わっ!」

 

思わずビックリしてしまう私の首に、それは素早く巻き付いてくる。一体…あれ?

 

「温かい…!」

 

首回りがホカホカしてる…!それにこの触り心地、フワフワして毛みたい…って。

 

「コン!」

 

鳴いた!?

 

 

 

無理やり首元に目を動かすと、そこには白い狐の顔。これって…!

 

「『管狐(くだきつね)』ですね!」

 

「えぇ、当たりでございんす。その子達はわっちの眷属でありんすよ」

 

にっこり頷くイナリ様。狐のマフラーとは洒落てる…!

 

「おー…!モフモフぅ…!」

 

社長も堪能している。と、彼女は更に一言。

 

「これ、ファーみたいね!」

 

確かに。白いファー付き振袖ってのもあるし。納得していると、イナリ様はクスリと笑った。

 

「お気に召して頂き、恐悦至極でありんす。命じれば、首巻だけでなく手袋にも変化いたしますえ」

 

「へー! この()達は手袋を買いに行かなくとも、自分で変身できるんですねー!」

 

…何言ってるんだろ、社長…。

 

 

 

 

よくわからない社長の台詞は置いといて、私は気になったものに目を移す。

 

「それにしても、管狐とミミックって、ちょっと似てますね…。そんな狭い筒の中に入れちゃうなんて」

 

それは、管狐が出てきた竹筒。今私達のマフラーになってくれている子達は、どう見てもそこに入れるサイズではない。

 

なのに、2匹も出てきたのだ。まるで狭い箱に身を隠すミミックみたいである。

 

 

「ふふっ。確かにそうでありんすねぇ。でも、ミミン社長には敵いんせんな」

 

そう笑い、イナリ様は筒先を社長へと向ける。察した社長は、それへと腕を伸ばし…。

 

「よいしょっ!」

 

着ている振袖、そして首に巻かれていた管狐ごと、みるみるうちに筒の中へ。あっという間にスポンと入ってしまった。

 

「流石!素晴らしき妙技で!」

 

ぱちぱちと拍手をしたイナリ様。そのまま竹筒を袖の中に…いやちょっとちょっと!

 

「連れ帰ろうとしないでください!」

 

「あら残念無念♪ 愛らしゅうから、つい。コンコン♪」

 

狐耳をひょいと折り曲げ、てへりと誤魔化すイナリ様。文字通り、女狐…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ…社長を箱に戻したとこで、話を戻そう。このダンジョンでの、ミミックの仕事である。

 

幾つかあるが、最も分かりやすいのは、あれであろう。今さっき私達がお願い事をした、拝殿の方を見て欲しい。

 

そう、そこの…賽銭箱。

 

 

 

察しの良い方ならば、もうおわかりになったはず。あれ、ミミックである。ほら、丁度…。

 

 

ズズズズ…

 

と、人がいなくなった隙を見計らい、本殿のほうへと移動していく賽銭箱。それと入れ替わるように、別の賽銭箱が同じ位置に到着した。

 

 

なにせ、この時期は参拝客が多い。ここは比較的少ないが、他の場所は押すな押すなの大行列。時折回収しないと、お賽銭が溢れかえってしまうのだ。

 

しかし、大量のお金ってとんでもなく重い。神通力が使えるイナリ様ならともかく、他の狐巫女さん達が運ぶのはかなりの重労働。

 

 

そこで、ミミックの出番なのだ。箱に容量以上に詰めることができ、賽銭箱ごと移動も出来る彼らが回収を手伝っているのである。

 

…中には、お金に埋もれる気持ちを堪能したいという不純な動機の子もいるが…。ネコババすることは絶対にないのであしからず。

 

そもそもイナリ様に見られているし、バレた時の社長によるお仕置きが怖いからする気も起きないだろうが。

 

 

 

 

 

 

他にもお仕事がある。実は狐巫女達だが…結構参拝客に狙われるのだ。

 

どうやら彼女達の尻尾の毛にご利益があると、人間達の間でまことしやかに噂されている様子。ちょくちょく狙われているらしい。特に、舞終わりで疲れた巫女が。

 

というか実際に効力はあるみたいで、御守りには毛が入っているとイナリ様から前に聞いた。だとしても、許可なく引っこ抜くのは当然ダメである。

 

ただ普段ならば、イナリ様の神通力で即座に対処が可能。なにせダンジョン内の出来事は、彼女()の手の内のようなもの。

 

 

しかし、この初詣の時期は少し様子が違ってくるのである。

 

 

まず、参拝客が一気に増える。そうすると、その分悪さを働く輩も当然増える。

 

しかも、お酒で気分が良くなった…もといおかしくなった人々もその凶行に加わることがあるため、その数はかなりの数になってしまう。

 

それでも、平時のイナリ様なら問題なく始末できるだろう。だが、この時期はそれが難しい。

 

 

山のように来る参拝客に対応するため、幾つも境内を作ると先程説明した。その全ての本殿には当然、イナリ様の分霊が。その分、力が弱まってしまうのだ。

 

それだけではない。参拝客全員へ加護与えるため、ほとんどの神通力を割いているのである。

 

故に、狐巫女達を助けることが難しくなってしまう。一時期はそのせいで皆行事に参加するのを嫌がり、仕方なしにダンジョンを閉じたことがあるほどらしい。

 

全く…一部の素行の悪い人のせいで、善良な人や狐たちが割を食うなんて迷惑な話である。

 

 

ということで、私達が力を貸すことになったのだ。狐巫女達を守り、悪さする人を懲らしめるために。

 

え?どうやって守っているのかって? それは―

 

 

「アストー! 今年もアレ、やるわよ!」

 

「今年は勝たせてもらいんすよ、アストちゃん」

 

…あっ、社長とイナリ様に呼ばれてしまった。行かなきゃ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社長達を追い、やってきたのは境内の端。そこは石畳ではなく、転んでもあまり痛くない土の地面。そして周りに建物はない、妙に広い空き地である。

 

「はい、アスト!」

 

にょっと社長が自分の箱から取り出したのは、私の丈ほどもある巨大な羽子板。雄々しい宝箱の絵が描かれている。

 

一方のイナリ様も、神通力で何かを呼び出す。それもまた、巨大羽子板。そちらには厳めしい狐の姿が。

 

そう、今からやるのは新年の風物詩、羽根つき。でも、羽子板がやけに巨大じゃないかって?それには理由がある。

 

「両者とも準備は良い? よーし…!」

 

と、社長はまた箱の中を探る。取り出したのは、色鮮やかな羽根の集まり。それを、付けていたしめ飾りと交換し、箱の中にパタンと籠り…。

 

「いざ、尋常に…勝負! そぅれっ!!」

 

ピョーンッと大きく跳び上がった。そしてそれを…

 

「わっちからでありんすね。行きんすよ~アストちゃん!」

 

カコンッ!

 

イナリ様が、羽子板で思いっきり打った。

 

 

 

ひゅるひゅるひゅる…と山なりに飛ぶ社長入り宝箱。私のところに来たので…

 

「えーい!」

 

カコンッ!

 

同じく、羽子板で打ち返す。それをまた、イナリ様がカコンッと。さあ、何回ラリーが続くかな…!

 

 

 

 

あ。説明してなかった。と言っても見てもらった通り。社長を羽根として、羽子板で打っているのである。

 

元は、普通の羽根つきじゃ飽きちゃったというイナリ様と社長による考案。箱工房の技術と、私の魔法と、イナリ様の神通力を使い作った特製羽子板を使うのである。

 

おかげで巨大なのに重さを全く感じず、普通の羽子板と同じ感じで触れる。自分の身体と同じ大きさのものを自由自在に振り回せるって結構面白い。

 

 

羽根となっている社長も、かなり楽しいらしい。時折、ひゃっほー!という声が箱から聞こえてくるし。

 

因みに社長、ランダムで空中に止まったり、急に速度上げて落ちてきたりと変則的な動きも混ぜてくるから結構スリリング…!でもそれがまた…!

 

 

「ほーれっ!」

カコンッ!

 

「なんのっ!」

カコンッ!

 

「お見事! けれども、これはどうでありんしょう!」

カッコーンッ!

 

「おっとっと…! 危なっ…!」

カコッ!!

 

 

ラリーは続きに続く。イナリ様、かなり強くなってる…!去年は勝ったとはいえ、今年は厳しいかも…!

 

 

結構集中している間に、気づけば周囲には人だかり。ミミック達も、その友達の他種族の子達も、巫女達も、皆見に来たご様子。

 

「がんばれー!イナリ様ー!」

 

「負けるなー!アストちゃーん!」

 

わいのわいので大盛り上がり。と、誰かのお友達な、エルフの女性見学者がポツリと呟いた。

 

「これは…羽根つき…なのか…?」

 

 

 

 

う…そう言われれば…羽根つきといっちゃいけない気がして来た…。

 

でも、なんて呼べばいいだろう…。羽根つきならぬ『箱つき』…。うーん…なんかしっくりこない…。

 

他に何か…。んー…。羽子板…。 あ! 羽子板ならぬ『ハコ板』とかは!?

 

 

ボスンッ!

 

え…? 真横から聞こえた異音に、ゆっくり首を動かす。

 

あっ…! 羽根が…もとい箱が落ちちゃってる…!しまった…考え事をしてたのがマズかった…! 

 

パカッ!

 

と、箱が開く。そして社長がひょっこり出てきた。墨のついた筆を手に。

 

「はーいアスト。罰ゲーム♡」 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ううぅぅ…。ボロ負けしちゃった…」

 

帰り道。私の顔は、墨で〇とか×とか書かれて真っ黒け…。

 

あの後、調子づいたイナリ様にほとんど負けてしまった。悔しい…来年リベンジを…!あの綺麗なお顔を朱で真っ赤に染めてやる…!

 

「いやー!楽しかったわねー!」

 

そういう社長の顔も、ちょこちょこ墨まみれ。志願してくれたミミックを羽根とし、ハコ板をしたのだ。

 

毎年そうなのだが、これを始めるとみんなやりたがる。巨大羽子板は他にも幾本か持ってきてあり、全部置いてきた。だから今頃、ミミック同士でカコンカコンやってるはず。

 

 

「あ、そだ。はいアスト。一足先にあーげる!」

 

と、何か思い出したように箱を探る社長。そしてハイと手渡してきた。わ、やった…!

 

「お年玉!」

 

「今年もよろしくね!」

 

にへりと微笑む社長。いくら入ってるんだろ…。おおっ!? こんなに!? なんか、負けて凹んでた気分吹っ飛んじゃった!

 

 

 

 

 

ホクホク顔で参道を歩いていると、空から甲高い鳴き声が。見上げると、朱色の鳥居の隙間から青空を翔ける鷹の姿が。縁起がいい。

 

と、更にどこかで飛ばしているらしい凧も見えた。それを見た社長は、ポン!と手を打った

 

「アスト、私良い事思いついたわ。新しい遊びを!」

 

「なんです?」

 

「この間、シルフィード達から『ウインドジュエル』貰ったでしょ? あの風を発生させる魔法石」

 

「そうですね。確か倉庫にあります」

 

「それを凧に使えば、ミミックが乗っても浮き上がるんじゃない?」

 

「あー! できるかもしれませんね!」

 

「帰ったら早速ラティッカ達にお願いしてみましょ!」

 

意気揚々な社長。ふと私は思いつき、彼女の耳元で囁いた。

 

「社長、その遊びの名前は…?」

 

そう言いながら、箱をコンコンと突く。社長は「あぁ!」と声をあげ、私と同時に答えた

 

「「凧あげならぬ、『ハコあげ』!」」

 

 

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