ガンダムビルドダイバーズ REBOOT 作:キラメイオレンジ
けどこんなご時世なので忙しいだけありがたいことと思い頑張る。
今回は次の展開へのつなぎ回ですね。
「それじゃあダイ君とユナちゃんのGBN再デビュー、その成功と2人の今後がより良きものであることを祈って――カンパ~~イ♪」
「「「カンパ~~イ!」」」
キン!
と、グラスをぶつけ合い、中に入ったジュースを飲む俺、ユナ、マギーさん、ついでにアキラ。
ブレイジングエクシアの試運転及びユナとの修行を兼ねた連戦ミッションを終えた俺達は、マギーさんの誘いを受け、セントラルエリアの屋上にあるビアガーデン風のレストランでちょっとした祝勝会を行う事になった。
屋外に設置された席のテーブルの上には唐揚げやピザなどが並び、それぞれが手に持つグラスにはジュースが入っている(ユナが居るので基本ノンアルコール)。
驚くべきは、GBN自慢の五感フィードバックが反映された食べ物の味と食感、香りが完璧に再現されている事だろう。
食べ物も飲み物も、現実に口にしているのと区別がつかないレベルだ。
「この前カフェでコーヒー飲んだ時も思いましたけど、凄い技術力ですよねコレ」
「でしょう? おまけに現実の満腹中枢が刺激されるから、どれだけ食べてもカロリー0! 乙女にとっては夢の技術よね♪」
「まあ、それを利用して現実で殆どカロリーを摂らずに断食ダイエットをやる人が、空腹を感じずに栄養失調になるってケースがあった影響で、飲み食いできる回数とかが制限される措置がとられたんっスけどねぇ。女の子はダイエットが絡むとほんっと人が変わりますからね……」
いやに含蓄の籠った物言いをするアキラ。
こいつもこいつなりにリエさんに振り回されたりするんだろうか?
……にしては、腰回りは細くて出るトコはしっかり……ってバカ! 何思い出してるんだ俺は!?
「あらあら、やっぱり結婚間近の花嫁としてはウエストを出来るだけ細くしておきたいってことかしらね? 確か挙式は6月よね?」
「うっス。マギーさんとこにも招待状送っとくんで、良ければ来てくださいッス」
「………………えっ? お前、結婚すんの!?」
さり気ない会話の中に全く予想だにしていなかった情報が入り、俺はうっかり箸を落としてしまった。
「アレ、言ってませんでしたっけ? 俺、来月の大学卒業後はリエちゃんの家に婿入りして、お
――イラッ。
悪気なく人をムカつかせる事に関しては、類い稀な才能を持つ後輩の発言に俺はこめかみをひくつかせた。
人の幸せを妬むほど無意味で惨めなものはないと分かってはいる。
しかし、それはそれとしてコイツがさして苦労もなく(見た目だけは)可愛いカノジョと結婚し、コネ頼みで勝ち組人生をエンジョイするのはムカつく!
ちくしょう、俺なんて
なのに巷じゃJC誑かす性犯罪者認定。ちくしょう!
クイクイ。
俺がアキラに対し、呪詛の念を送っていると、ユナが服の端を摘まんで心配そうな顔をする。
ハッ! 俺は可愛い愛弟子がすぐ隣にいるにも関わらずなんて邪悪な感情を!?
恥ずかしい、子供の見本とならねばならない大人として、恥ずかしい。
「ど、どうしたユナ?」
「えっと、ししょーはその……結婚がんぼーとか、あるんですか?」
「ん? いや、まあ……いずれはしたいな~とは思うけど、別に今はそこまで強くないかな? ユナ位の年頃の子には俺なんかおっさんカテゴリーかもしれんけど、まだ23だし」
ユナの眼差しで冷静さを取り戻した俺は、改めて自身の結婚観を俯瞰してみる。
冷静に考えると、二十代前半の結婚ってのも今時窮屈ではあるかもしれないな……。
十代でママになったアキナさんを母に持つユナは違うかもしれんが……。
「お、おじさんなんて思ってませんよ! でも、うん……そうですよね! ししょーはまだまだピチピチのヤングマンですもんね! ご結婚とか、“3年位”は早いですよね!」
「ちゅ、中学生にピチピチとか言われるとは……ていうかヤングマンってなんだその昭和な語感? そして何故3年後? ――まあ、26歳なら適齢期っちゃ適齢期かな?」
晩婚化が進む今どきのご時世を考えると早めな気もするが、確かに悪くない。
確かにそれ位で結婚して30前に子供できたら楽しそうだな。でもって――
「40歳位にその親子で一緒にGBNで遊ぶとか、うん、すげー楽しそうだな」
「こ、こどもれしゅか!!? …………し、ししょーってば、かげきしゅぎましゅよ! ……エッチ」
「何で!? 今の会話の流れのどこにエッチな部分があった!?」
漠然と自分の人生設計とか考えていたら、気が付くとユナは真っ赤になっていた。
火照った顔を両手でお覆い隠し、『べんきょーしとかないと……』とかブツブツ言うユナ。
分からない。年頃の女の子の心理ってマジで謎だ……。
「あのー、また例によってJCといかがわしい会話してるとか申し訳ありませんけど、それで先輩、式とか来られますか? 来たいんなら招待状一応送りますけど」
「何だその仕方なく誘ってる感じ? ――ああ、招待状送ってこい。たらふく美味いもん食った上で友人代表のスピーチで、お前の高校時代の醜態披露してやる」
「うわぁ~呼びたくねぇ! けど、了解っス☆ 先輩もご祝儀弾んでくださいよ~?」
「ああ、奮発して300円くらい出してやるよ」
「安っ!!」
「……貴方達って、普段お互いの事好き勝手言うけど、何だかんだで仲良しよね?」
・・・・・
「それで2人は、これからどうするの? やっぱり2人でフォースを結成?」
それから1時間ほど飲み食いをして、ボチボチ解散かなというタイミングで、マギーさんは俺とユナに尋ねた。
この1週間はユナのガンプラ製作ばかりに気を取られていたが、確かに次のステップを考えなくてはならないな。
しかしフォースか……。
「始める前にネットで軽く調べましたけど、確かフォースの結成や参加ってDランクからでしたっけ? やっぱり入っといた方がいいんですかね?」
「モチのロンよ~! なんといってもGBNの醍醐味って言えばフォース戦だし、他にもフォースに入ってないと参加できないフェスやイベントも目白押しだしね。何より、気の合う仲間と一緒に冒険したり戦ったりするのはそれだけで楽しいものよ~♪」
確かに、こうしたオンラインゲームは人と人との関わり合いこそが最大の楽しみともいえる。勿論、ソロプレイを楽しむ層も一定数はするだろうが、少数派なのもまた事実だ。
何より、ユナにはダイバーとして大成してほしいと願う俺としては、彼女には是非とも入って欲しい。欲しいのだが……。
「……ユナは確か、元々遠方の友達と遊ぶ為にGBNを始めたんだよな?」
「えっ、はい。【ミナちゃん】って言う小学校の頃からの親友なんです♪ 今はリアルが忙しいみたいで、ログインできないらしいんですけど」
俺が確認すると、未来への希望に胸を膨らませたユナは嬉しそうに答えた。
そう、俺とユナの師弟関係はあくまで『ユナに自分の身を自分で守れる程度の力をつけるまで』という期限付きのものなのだ。
無論、素晴らしい出来だとは言えまだようやく自分のガンプラを手に入れたばかりのユナにはまだまだ教えてやりたい事もある。
少なくとも俺としては、ユナが最低でもBランクに昇格するまでは指導と護衛を続けるつもりだ。
しかし、だからと言って自然な流れでフォースを組むか? と言われると、また話が変わってくる。
なにせ俺達当人同士の問題だけでなく、そのミナさんという
その子からすれば親友と遊ぶつもりで得体の知れない男がついてくるなんて嫌だろうし、もしユナ達が今後、同年代の子同士でフォースを増やしたいとなったら、俺という存在は邪魔にしかならない。
俺はユナに強くなって欲しいが、それ以上にこのGBNの世界を楽しんで笑顔で会ってほしい。だから……俺は……。
「楽しみですねししょー♪ 私とミナちゃんとししょー、3人で始める新しいフォース♪」
ユナとは……ん? アレ??
「いやちょっと待てユナさんや。――俺も頭数に入ってるの?」
「?? そんなの当り前じゃないですか?」
えっ、アレ? ユナ的にはもう確定事項な感じなの?
キョトンとした顔で小首をかしげる愛弟子(当然の様に可愛い!)の眼差しを見ると、自分の考えの方がおかしいのではと錯覚してしまう。
「い、いやちょっと待った。そもそもその友達……ミナさんの承諾燃えずに決めるのはよくないだろ? それに俺みたいな大人が加わったらその、同年代のメンバーとかも集めにくくなるし」
「どうしてそんな悲しい事言ううんですか!? そりゃあ、お友達はたくさんいた方がいいとは思いますけど、私は他の誰よりミナちゃんやししょーと一緒に居たいんです! 大丈夫です! ミナちゃんはちょっと頑固者なところがあるけど、ちゃんとお話すれば分かってくれますし、きっと3人で楽しくやれますよ! ……それともししょーは、私と一緒にフォース組むのはイヤ、ですか……?」
キュン!
何この可愛さと健気さ!?
不安そうな上目遣いとかマジで庇護欲掻き立てまくられるんですけど!!?
俺の弟子、マジで可愛い過ぎない!?
それに比べて俺は何と浅はかな事か。ユナには笑顔で居続けて欲しいなどと考えながら、こんな悲しそうな顔をさせてしまうとは! 不甲斐ない!
俺は不安そうな表情のユナの手を取り、思いの丈を伝えた。
「ユナ、ありがとう。キミがそう言ってくれるなら、俺も一緒にいたいって思う。これからは師弟としてだけじゃなく仲間としても、よろしくな!」
「し、ししょー……♡ はいっ! こちらこそ末永くよろしくお願いします!!」
俺達は改めて互いに絆を確かめ合い、フォース結成を決意した。
まあ、そうはいっても当面はDランク昇格の為のミッション攻略から何だけどな。
「あぁ、先輩が自分でも無自覚の内にどんどん人生の袋小路に入っていくッス……。俺の誘いは速攻断った癖に」
「まだ根に持ってんのかよお前は。ていうか誰が人生の袋小路突入だ」
こんなに可愛い弟子に慕われている俺の未来に、一体何の憂いがあるというのか?
まったく、コイツにもユナの純粋さを見習ってほしいものだぜ!
「フフ、どうやら話はまとまったみたいね? 私的にはダイ君とユナちゃんにはアダムの林檎《ウチのフォース》に入ってくれても大歓迎だったんだけど、2人やユナちゃんのお友達がどんなフォースを作るのかも楽しみネ♪ ――あっ、そうだダイ君。ユナちゃんと2人で早い昇格目指すなら、丁度うってつけのイベントがあるわよ?」
そう言ってマギーさんはシステムウィンドウを操作し、俺とユナのメールボックスにアドレスを添付して送ってくれた。
ページを開いてみると、それは近々GBN内で開催されるイベントの告知サイトであった。
――――
[第1回 ランク別大規模サバイバルミッション 極東オープン]
・3階級に分かれたGBN史上最大のサバイバルミッション開催!
・参加資格制限は一切不問! C~Fランクダイバーによる【ミドルクラス】、A・Bランクによる【ハイクラス】、Sランク以上のダイバーによる【エキスパートクラス】の3部門で開催されます。
・不動のチャンプ【クジョウ・キョウヤ】を筆頭に、【獄炎のオーガ】や【タイガーウルフ】【シャフリヤール】に加え【ビルドダイバーズのリク】も参戦決定!
―――――
「どうかしら?」
「階級別のサバイバルミッション……上位ランカーがしのぎを削るエキスパートクラスの観戦……。――確かにコイツは願ってもないイベントですねマギーさん!」
イベントの概要をひと通り目を通した俺は、まるで
何故なら俺はユナの今後の育成計画に於いて、『対人戦闘技術の向上』を中心に考えていたからだ。
NPDを相手取ったミッションもそれはそれで学ぶ事は多いが、そればかりだと成長も偏るし、フォース戦を視野に入れるならより高純度の対人戦闘経験は必要不可欠だ。
そして、手っ取り早くそうした技能を磨くには『より高レベルな戦いを見学する事』と『レベルの近い(理想を言えば1ランク上)の相手とのガチバトル』の2つが最も効率的だからだ。
その両方が体験できるなら、参加しない理由はない。
「ユナ、いいか?」
「勿論ですししょー!!」
既にやる気まんまんのユナの同意を得た上で、俺はミドルクラスへのエントリーを済ませる。弟子と同じ階級での参加、というのは師匠としては若干バツが悪いが仕方ない。
俺達の次の目標は、【大規模サバイバルミッション 極東オープン】への出場だ!
「楽しみですねししょー!」
「ああ、けど浮かれてばかりもいられないぞ? 対人、それも複数の相手と戦わなくちゃならないんだから、ユナにはこの2週間、学ばなきゃならない事が山程ある。今日の連戦ミッション以上にハードな特訓になるぞ?」
「大丈夫です! ししょーのごしどーなら、どんなキツいものだって、ばっちこいです!!」
体育会系的なノリで覚悟を説く俺に、ユナは実に気合の籠った熱い返事をする。
くぅ~ホントにこの弟子、いい子だな!
常にししょーを信頼してくれて、キツい指示にも2つ返事で快諾する。
素直でガッツがあっておまけに可愛いとか、マジ理想の弟子!!
――――ん? しかし、3月上旬って……何か失念している様な……あっ!
「…………ユナ、そういえばそろそろ、学年末試験が始まる頃なんじゃないか?」
「……………………えっと、ソウイエバソウデスネ?」
アレ? さっきまであれだけ快活だった俺の弟子、目を泳がせてるぞ!?
「ユナ、具体的に試験は何日なのか言いなさい。ししょー命令です」
「…………来週の、再来週の月曜日から水曜日、です」
「丁度明日からテスト期間じゃねえか! さてはお前、俺が気付かなきゃ隠してるつもりだったな!?」
「だ、だってししょー、テストの事を知ったら、それまでGBNはダメって言うかと思って……」
バツの悪そうな顔で人差し指同士つんつんさせながら、目を泳がせるユナ。
そういうベタなリアクションもいちいち可愛いが、俺は心を鬼にする。
「当たり前だ! 学業優先! テストが終わる来週水曜までは、GBNへのログイン禁止! 破ったらししょーと弟子のお約束条項の第5条と第6条に抵触するぞ!」
「で、でもししょー、私これでもけっこーべんきょー得意で、テスト前に遊んでても普通に平均70点はとれますよ!?」
「何もしなくて70点なら尚更頑張って90点平均目指しなさい。ユナのご両親がどういう方針なのかはさておき、成績ってのは良いに越したことはないんだからな」
「うぅ、そんなぁ……」
横暴とも言える師の申しつけに、涙目になるユナ。胸が痛い……。
正直、ようやく自分のガンプラが完成して今日初めてのミッションをやり遂げたばかりの彼女の気持ちを考えれば、我ながら酷な事を言っているという自覚はある。
仮に俺がこの子だったら、師という立場を笠に着て理不尽な事を言うおっさんうるせーとしか思わなかったろう。
しかしそれでも、例え俺に対するユナの好感度が急降下したとしても、俺はこの指導方針を変えるつもりはない。
その1つは、“存分に勉強ができる環境の尊さ”だ。
この子が現実で将来、どんな大人になりたいかは分からないし、そこに必ず学力が求められるとは限らないだろう。しかし高い成績を維持することで選択肢は確実に増える。
しかしそれでも、俺はユナにGBNに没頭し過ぎてそうした選択しを狭まくしてほしくないのだ。
「うぅ……でもぉ……!」
しかしそれでも尚、受け入れきれないという顔をするユナ。
流石の頑固さというべきか。
俺もなまじ昔の自分と重ねて共感できてしまう分、説得しきるのが難しい。
「あー、そういえば全然話は変わりますけど、先輩の元カノさんってすっげー頭良かったですよね?」
「へっ、ししょーの昔のカノジョさん……?」
そんな風に考えていると、思わぬところから助け舟が出された。――アキラだ。
ユナの瞳に、強烈な興味の光が灯った。――って、ちょっと待て!
「何で今その話が必要なんだよ?」
「そりゃあ、ユナっちの“将来”に必要だからっスよ☆ 先輩の元カノさんは先輩の1コ上で、黒髪ロングの知的理系女子なんっス。後、胸はメロンクラス」
「メ、メロンですか!?」
ユナが自分の胸の撫でながらショックを受けた顔をする。待て、そこは重要じゃない!
それから
部屋はロクに片付けない、前の日に履いた下着を次の日に裏返しで履く。
2人きりの時とか平然とどぎつい下ネタかますし、腰細い癖にアホみたいによく食うし(特に俺の奢りの時)、アキラ以上に俺をおちょくる事に執念燃やしてるみたいな女だったから! ユナのが万倍可愛いから!!
「まぁまぁ、その辺はJCの持つ無限の可能性に賭けるとして、問題はその前段階っスよユナっち。ズバリ、君のししょーは頭の良い子に弱いッス! 後、おっぱい星人でもあるッス」
「ししょー! 私、テストべんきょー頑張ります!!」
俄然やる気になっちゃったよ!?
アキラが俺の元カノの話を暴露したら、何故だか弟子が勉学に目覚めちゃったよ?
どういう事??
「ニヒヒ、どっスか先輩? 頑固な乙女も一発で言い包めるこの軽妙なトーク術! 先輩のお望み通りにしてあげましたよ☆」
戸惑う俺の表情に満足したのか、これ以上ないって位のドヤ顔を決めるアキラ。
その顔は心底ムカつくが、悔しい事に、ありがたい。
俺はユナとマギーさんに聞こえない様にアキラと距離を詰め、小声で話した。
「……ぐぬぬ、癪だけど貸しにしといてやる。ご祝儀も3万くらい出してやる」
「うわぁ一気に百倍とか、先輩どんだけこの娘が大事なんッスか……。ま、先輩がユナっちのこと思ってるのは分かりましたからね? ――進学したくても出来なかった自分と、重ねちゃってるッスよね?」
珍しく低いトーンで尋ねるアキラ。その的確に確信をついた発言と視線に俺は目を背けた。
「……ユナには、黙ってろよ? こんなん結局、俺の独りよがりの押し付けなんだから」
改めて自覚すると何とも手前勝手な話だが、俺は自分が家庭の事情で大学に進学できなかった未練を、現役バリバリの学生であるユナに一方的に押し付けている。
もっと勉強したかった。学生時代もっとガンプラバトルをしたかった。
そういう過ぎ去った時間への叶わぬ憧憬を、何も知らない弟子に託してしまったのだ。
「へいへい、ったく先輩はガチのロリコンに堕ちても結局先輩っスねぇ。クソ真面目っていうか他人本位な癖にそれを自己満足とか捉えちゃうとか、もう少し我儘に生きた方が人生楽しめますよ?」
「――十分楽しんでるよ。普段クソみたいにウザい癖に、時たま気を遣う後輩とか、可愛い愛弟子がいるお陰でな」
本人なりの言葉で俺の身を案じてくれる後輩に、俺もまた自分なりの言葉で感謝と、本心を伝える。
進学や違う進路への未練はまだ燻っているが、その事で自分の環境を呪う気持ちは少なくとも今はもうない。
何故なら、望まずに選んだ未来の先でも、今こうして大切に思える誰かと笑い合えるのだから……。
ウザキャラムーブがちと多すぎたアキラのイメージアップ的テコ入れを入れてみました(笑)
【ダイチとユナの今後の日程】
2月下旬現在:連戦ミッションクリア。サバイバルミッションへのエントリー。
3月第1週:ユナの学年末試験。ダイチはゼロクアンタの改良。
3月第2週日曜:大規模サバイバルミッション(ミドルクラスへの参加及びはい、エキスパートクラスの見学)。
3月18日:ユナの13歳の誕生日。
3月下旬:ミナ合流(?)、春休みにフォース結成予定。
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3年後、ダイチ結婚???