激戦の末、オーブはウズミ政権と共に炎の中へと消えた。小さな灯火を宇宙へ託して…
それから暫くして、連合は旧オーブ領を接収し宇宙へ上がる為に必要なマスドライバー施設『カグヤ』の調査と再建を始めた。
しかし、派遣される部隊は瞬く間に謎の勢力によって壊滅させられていた。
この日、11番目の派遣部隊『第11MS小隊』が旧オーブ領に上陸し調査にあたった。
「ここが旧オーブ領『オノゴロ島』か」
「綺麗サッバリですね」
「こんなに見晴らしよくて、よくもまあこれまで派遣された部隊は消息を絶てますね」
「しかも貴重な『ストライクダガー』を使うなんて…あぁ俺も宇宙に上がりたい」
「11-2。11-3、調査に集中しろ」
「隊長。俺達ここで任務する意味ありますか?これ」
「さぁな、だが行方不明の友軍を捜索するというのは、正当な任務だと思うぞ」
「確かにそうですね」
「…纏まって行動しても時間の無駄かもしれんな、各機散開し捜索だ。30分おきに定時報告だ、3時間を目安に切り上げるぞ」
「了解」
別々で捜索する3機、異変は5回目の定時報告で起きた。
(ここまで特に変わった様子無く来たが、やはり無駄足だったのか…)
「各機。定時報告を」
「こちら11-2。特に問題ありまさん、相変わらず殺風景です。」
「OKだ。11-3はどうか」
「………」
「11-3…応答を11-3…。11-1より11-2へ11-3との連絡が取れない11-3の探索エリアに急行してくれ。私もすぐ合流する」
「了解です隊長」
11-3の探索エリアに急ぐ11-1すると11-2から通信が入った。その声は震えていた。
「どうした11-2」
「隊長。助けてください。機体をバラバラにされました!」
「なんだと」
「それに敵が何処にも見当たらないのです。急に強い衝撃がきたと思ったら脚部が切り落とされていて…あっああ…隊長…隊長!!」
「11-2。11-2応答しろ…シグナルロストだと」
ポイントに駆けつけた11-1。そこにはストライクダガーがパーツをバラバラにされて横たわっていた。
(こんなにもバラバラにされて敵を視認出来ないだと…どういうことだ…!?)
突然11-1のストライクダガーに飛ぶ銃撃。間一髪のところで11-1は避けたが右腕を落とされた。
(ビームライフルだと。何処だ…何処にいる、何故このような殺風景の地で敵を視認出来んのだ)
すると突然強い衝撃に襲われる。気がつくと 機体が地面に横たわっていた。
「なんだ。何が起こっているんだハッ…」
すると目の前の殺風景に徐々に白いMSが1機姿を現した。
「ミラージュコロイドか、どうりで視認出来んわけだ。」
ストライクダガーのコックピットにビームサーベルが突き刺さった。