機動戦士ガンダムSEED 獅子の遺志   作:naomi

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第2話 姿無き敵

激戦の末、オーブはウズミ政権と共に炎の中へと消えた。小さな灯火を宇宙へ託して…

 

それから暫くして、連合は旧オーブ領を接収し宇宙へ上がる為に必要なマスドライバー施設『カグヤ』の調査と再建を始めた。

 

しかし、派遣される部隊は瞬く間に謎の勢力によって壊滅させられていた。

 

この日、11番目の派遣部隊『第11MS小隊』が旧オーブ領に上陸し調査にあたった。

 

「ここが旧オーブ領『オノゴロ島』か」

 

「綺麗サッバリですね」

 

「こんなに見晴らしよくて、よくもまあこれまで派遣された部隊は消息を絶てますね」

 

「しかも貴重な『ストライクダガー』を使うなんて…あぁ俺も宇宙に上がりたい」

 

「11-2。11-3、調査に集中しろ」

 

「隊長。俺達ここで任務する意味ありますか?これ」

 

「さぁな、だが行方不明の友軍を捜索するというのは、正当な任務だと思うぞ」

 

「確かにそうですね」

 

「…纏まって行動しても時間の無駄かもしれんな、各機散開し捜索だ。30分おきに定時報告だ、3時間を目安に切り上げるぞ」

 

「了解」

 

別々で捜索する3機、異変は5回目の定時報告で起きた。

 

(ここまで特に変わった様子無く来たが、やはり無駄足だったのか…)

 

「各機。定時報告を」

 

「こちら11-2。特に問題ありまさん、相変わらず殺風景です。」

 

「OKだ。11-3はどうか」

 

「………」

 

「11-3…応答を11-3…。11-1より11-2へ11-3との連絡が取れない11-3の探索エリアに急行してくれ。私もすぐ合流する」

 

「了解です隊長」

 

11-3の探索エリアに急ぐ11-1すると11-2から通信が入った。その声は震えていた。

 

「どうした11-2」

 

「隊長。助けてください。機体をバラバラにされました!」

 

「なんだと」

 

「それに敵が何処にも見当たらないのです。急に強い衝撃がきたと思ったら脚部が切り落とされていて…あっああ…隊長…隊長!!」

 

「11-2。11-2応答しろ…シグナルロストだと」

 

ポイントに駆けつけた11-1。そこにはストライクダガーがパーツをバラバラにされて横たわっていた。

 

(こんなにもバラバラにされて敵を視認出来ないだと…どういうことだ…!?)

 

突然11-1のストライクダガーに飛ぶ銃撃。間一髪のところで11-1は避けたが右腕を落とされた。

 

(ビームライフルだと。何処だ…何処にいる、何故このような殺風景の地で敵を視認出来んのだ)

 

すると突然強い衝撃に襲われる。気がつくと 機体が地面に横たわっていた。

 

「なんだ。何が起こっているんだハッ…」

 

すると目の前の殺風景に徐々に白いMSが1機姿を現した。

 

「ミラージュコロイドか、どうりで視認出来んわけだ。」

 

ストライクダガーのコックピットにビームサーベルが突き刺さった。

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