メガテン3 リメイク発売記念に 作:肉まんが死んで僕が生まれた
「………………ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
異界と現世が交わる街、ヘルサレムズロット。大崩落から数年、
「ぁぁぁぁぁああああ…………っと、ふぅ、やっと着いた」
そんな街にまた一つの異物が現れた。
「……に、しても。建物とかは見覚えある……けど、なんかそれ以上になじみ深い
「やっぱ、あの移動は堪えるな。行った事のない場所にはアマラ経絡じゃないといけないっつーのが面倒……っと、そうだった。来い、ピクシー」
少年が手を振るう。そうするとイナヅマが走り煙が上がる。煙が晴れるとそこに居たのは、青いレオタードに赤い髪をした小さな人間が現れた……薄い羽を生やしているが。
「んんん、っと! やっと着いたのね! 人修羅!」
「おう、待たせて悪かったな相棒」
へーい、とハイタッチを交わす二人。ピクシーに人修羅と呼ばれた少年、本名を間薙シン。彼は普通の人間、だった。
「さて、『大いなる意志』の力が弱まっている世界っつう事で来たが……どうだピクシー?」
「ん? わっかんなーい!」
「そらそうだ」
アッハハハハハと笑い合う二人、陽気な雰囲気を出している二人だがこの少年と笑い合うピクシー、可憐な容姿とは裏腹にその身に秘めた力は妖精の範囲に留まら無い核爆発並の力を持っている。
そして人修羅だが、彼は
「ま、いい感じに息抜きしてくか。ピクシー、お前はどうする?」
「ん! なら私も自由にするわ、この世界ってキラキラしてるし面白そうなものがいっぱいありそうだし、他の子もそうするの?」
「……そうだな、えーと、ティターニア、パールヴァティー、クー・フーリンは良いとして」
シンは辺りを見渡す。
「ギリメカラとアラハバキも……行けそうだな。よしお前ら出てこい」
瞬間、雷鳴が五つ。街中でそんな音が鳴れば誰もが振り向くと思うだろうが、ここはヘルサレムズロット。爆音と悲鳴がBGMのこの街で気に止める人などそうはいない。立ち込める煙が晴れるとそこに居たのは、三つの人影と二つの異形。
「……好き、好き、シヴァ好きよ、ってアラ、人修羅君どうしたの?」
最初に声を発するのは赤とピンクを基調とした服を着た女性、パールヴァティー。
「あらあら! 戦闘……じゃ無いみたいね」
緑のドレスに金の髪、エルフのような容姿に羽を生やしたのは、妖精の女王、ティターニア。
「召喚に応じ参上致しました。真名をクー・フーリンと申します……コレやってみたかったんですよね」
どこと無く残念な雰囲気を醸し出す青いラインと白い鎧をまとった、槍を持った青年、クー・フーリン。
「……」
クルクルと陶器の体を回す、縄文土器の様な身体をした、アラハバキ。
「お、大将! 乗ってくかい! ……ってアレ?」
勢いよく仕事だと力を入れて、アレ? となる一つ目の象、ギリメカラ。
「はーい! 皆さんにこれから自由行動を許可します! 尚、俺がピンチになったら遠慮なく呼ぶし、お前らもやばくなったら連絡な、あと俺らの使命はこの世界で『大いなる意思』の力を弱めた原因を見つける事、回収ができれば其れの回収な、以上。質問ある?」
シンが声を上げる。
「無いみたいだな、帰る時は
からからと笑いながら手を振るうシン、ちなみにピクシーはシンが他五体を召喚した時点で既に場を後にしている。
ピョンとビルの屋上から飛び降りるシン、彼には目的はがあった、彼が悪魔になってから今までずっと探し求めていたものを探しに。
「……上着、破れ無い上着がこの世界で見つかると良いなぁー。受胎の時に失くして見つけたらボロボロだったし……なんでこのズボンと靴はいまだに無事なんだろうか……」
人修羅は上着を手に入れる事は出来るのか? 突如自由を与えられた五体の仲魔、彼らは何をするのか、そしてピクシーは何処へ?
混沌王とその仲魔たちがヘルサレムズロットに何を起こすのか、ソレはまだ誰も知らない。
「私とシヴァ様のらぶこめを異界の者たちにも広める、その為には……この街にいるらぶぱわーを持つ人を探さないと……」
「何しようかしら? ダンス、ステップ、オールナイ? 野獣の様な殿方とラブなロマンスをしてみたいわ♪」
「え、アレ? ちょっと待ってください! 私の自由とか完全に
「……」キュピーン!
「…………え、オイラに言ってんのか? 別に乗せんのは構わねえけど……本当のアイドルになる? なんのこったよアラハバキ……」
「キラキラ! 沢山! きゃはははは!!!!」
「服……取り敢えず何でもいいから着たい」
まだ、誰も知らない。
感想貰えたら続けるかもしれない。あとアイデアが思いついたら。