今日、4人がやる修行は「発」。念能力の集大成(いわゆる特殊能力)だ。ウイングはホワイトボードに六角形を描く。
「これが属性の相性を示す表 六性図です」
上から時計回りに
・肉体や武器の強化する「強化系」
・オーラの性質や形状を変える「変化系」
・オーラを物質化する「具現化系」
・他に類の無い特殊なオーラ「特質系」
・物質や生物を操る「操作系」
・オーラを飛ばす「放出系」
「カオルさんは鉄刀を強化していたので強化系ですね。更にあの時念が龍の形になっていたので、強化系の隣にある変化系も得意そうです」
「「「「お~~~~~~~~!!」」」」
そしてどうやって属性を調べるのかというと水と葉を使った「水見式」。グラスに水を入れ葉を乗せる。そして「練」をすると…
ザーー
水が増えたのだ。水の量が変わる。これは強化系の証である。これなら簡単で分かりやすい。4人もやってみると
カオルは水が増えたので正真正銘強化系
ゴンも水が増えたので彼も強化系
キルアは水が少し甘いので、水の味が変わる変化系
ズシは葉はユラユラ動いたので物を操る操作系
こうして水見式のお陰で属性が分かった4人。後は顕著になるよう鍛錬をすることだ。4人は毎日毎日水見式をする。こうして7月9日
ブワ
「おお!!」
「わあ!」
「すげー――勢いだぜ!!」
ゴンがやるとキルアの言う通り凄い勢いで水が溢れた。
「よろしい。カオルさん」
「はい!」
カオルが「練」をすると…
ドボドボドボ
「お―――!!!」
「増えてるっす!!!」
「でもやりすぎだよー」
ゴンの言う通り、ゴン以上に増やしたのだ。ウイングは「次キルア君」と言う。水の味はと言うと
「わあ甘い♬」
「ハチミツみたいだよ」
初日は少し甘い程度だったのに今ではハチミツレベルの甘さだ。ウイングはゴン、キルア、カオルに言う。
「3人とも今日で卒業です」
「「「!」」」
卒業。つまり教えることはもうないということ。
「そしてゴン君、カオルさん。裏ハンター試験合格!おめでとう」
「「え」」
実はプロハンターになるためには念習得という裏ハンター試験があったのだ。こうしてゴンとカオルは正式にプロハンターになった。
7月10日
今日はゴンとヒソカの因縁の対決である。
《ゴン選手VSヒソカ選手!!いよいよ注目の1戦が始まろうとしております!!》
『オオオオオオオオオオォ!』
とうとうゴンとヒソカが戦う日が来たのだ。
「うわ…うるさい」
「盛り上がってんなー」
ゴンは注目の新人。ヒソカは戦績は9勝3敗。勝てばフロアマスターへ挑戦できるためか盛り上がりが半端ない。
ぞわ…
「………キルア。ヒソカの気配が」
「ああ。禍々しいな」
ゴンを殺しそう。それくらい禍々しいオーラなのだ。ウイングも心配そうにゴンを見守る。
始まった瞬間、ゴンはヒソカにぶつかっていった。激しいパンチを繰り出すが、ヒソカはそれを見切り、避けてみせる。ゴンもヒソカの攻撃を交わしつつ、攻撃の隙を見計らう。激しい攻防した後、ヒソカの一撃がゴンの脇腹に当たった。
「ゴン!」
「げ!隙が出た!」
このままではヒソカの猛攻で負けてしまう。しかしゴンは体制を立て直し、ヒソカに蹴りを見舞う。どちらも譲らずの攻撃が続くが、フェイントを入れたヒソカにより、ゴンの顔面に一撃が入った。
「楽しんでやがるぜヒソカの野郎」
「やっぱり戦闘技術はヒソカが上だね」
「ああ。でも弱みはある。」
「調子に乗ってる部分?」
カオルの問いに「ああ」と頷くキルア。ヒソカは自分が格上だと自覚しているのだ
「だっ!!」
《出たァ――-!!!ゴン選手の石板返しィ―――――!!!》
しかもそれだけじゃない。
ヒソカの一瞬の隙をつき、砕かれた石つぶての裏側で息をひそめている。
「絶上手くなってきたね」
「これなら流石のヒソカもすぐに見つけられない!」
ヒソカが気づいた瞬間、ゴンの渾身の一撃がヒソカの顔面にぶつかったのだった。
「「やった!」」
やっとの一撃にキルアとカオルは喜ぶ。
《何と――――-!!ゴン選手にクリティカルヒットが出ましたァ――――—!!》
するとヒソカはゴンの元へ歩く。ゴンも歩いた。
「何するんだあいつら」
疑問を浮かべるキルアにカオルは「ほらヒソカを探す理由の」と教える。
「このプレートをヒソカに顔面パンチのおまけつきで叩き返すをするため」にゴンはポケットからヒソカの番号札を出す。ヒソカはそれを受け取った。互い満足そうに目を合わせると、再び間を取り臨戦態勢へと戻る。
するとヒソカが「キミ強化系だろ?」と聞いた。
「え?」
「なんで?」
カオルとキルアは驚く。当然、ゴンも「なんでわかるの!?」と驚いていた。
「あの時、ヒソカ居なかったよね!?」
「ああ!まさか監視してたのか!?」
実際、ヒソカはストーカーじゃないかと思う方法でゴン達を探して天空闘技場に来たのだ。ヒソカ曰く血液型性格判断と同じで根拠はないが自分で考えたオーラ別性格分析で分かったそうだ。
「キルアキルア血液型性格判断って何!?」
ジャポンにはそう言う物は無いため、カオルは慌ててキルアに聞く。
「えーと分かりやすく言えば血液がA型の奴は几帳面の性格やAB型の奴は行動的な性格ってやつだな」
するとヒソカはビシッとゴンを指さして言う。
「強化系は単純一途」
((あってる))
キルアとカオルは納得する。実際ゴンは単純だ。
「ちなみにボクは変化系 気まぐれでウソつき」
(((あってる……!!)))
実際、ヒソカは気まぐれでウソつきだ。
「ボク達は相性いいよ性格が正反対で惹かれ合うとっても仲良しになれるかも」と言った。
(確かにゴンとキルア相性が良い)
カオルは納得する。
そう言ってヒソカは奇襲を始めた。そのおかげでこの場は完全にヒソカのペースだ。さらにはなぜか審判が
「両者クリティカル!!プラス2ポインーーン!!プラスダウンポイント1!!ヒソカ!9-4!!」
と言う始末だ。
「審判ずるい!ひどい!師匠が審判は常に公平にやるもんだって言ってたよ!!?あんたはやらないの!?」
カオルが文句を言うと
「そうだ嬢ちゃんの言う通りだ!!」
「審判のプライドってないのか!?」
「ちゃんと公平にやれ!!」
と周りも文句を言い始めた。しかしキルアは「あ、わかった。」と言った。
「なにがわかったの?」
「審判は試合内容が危険な方向にエスカレートするのを防ぐため攻撃の有効ポイント判定の採点基準を下げてるんだ。そうすると当然試合は早く終わる。つまりゴンは大怪我やらずにすむってことだ」
そうしている内に試合続行。ただし…
「ダウン&クリーンヒット!!プラス2ポイン11-4!TKOにより勝者ヒソカ!!」
「え!?これで終わり~~!?」
キルアの言う通り試合は終わってしまった。
***
キルアの言う通り危険な試合と判断した場合に行う早く決着をつけるテクニカルジャッジだった。残念な結果だったがゴン自身は「これからもっと念を磨いて、ヒソカより強くなってみせる!」と気合を入れていた。
「さて、これでようやく目標クリアだな」
「お金も稼いだし、番号札も顔面パンチのおまけつきで叩き返したしね」
「うん。」
とりあえず当初の目標はクリアした。キルアはゴンに「今度はお前ん家行こーぜ!」と言う。ゴンの育ての親・ミトに会いたいのだ。
「いいね!私もミトさんに会ってみたい!」
こうして3人はゴンの故郷・くじら島へ行くことにした。