ゴン×ノ×コキョウ
♪~
くじら島行の船の上。カオルはのんびり笛を吹いている。ゴンとキルアはその音色を聴きながら海を見ている。すると
「あ!!見えてきた!!」
ゴンが嬉しそうな声を上げる
「あれがくじら島かー」
「なんかかわいい!」
名前の通りくじらの形をしていた。少しして港に到着する。
「あ!ゴンじゃねえか」
「まあお帰りなさいゴン!」
「久しぶりだなゴン」
船を降りると猟師のオジサンたちが嬉しそうに出迎えてくれた。ゴンも嬉しいのか「うん!ただいま!!」と皆に言う。
「その二人は友達かい?」
「うん!男の子がキルアで女の子がカオル!」
「どうも」
「初めまして」
キルアとカオルは挨拶する。
「そうかそうか!」
「ミトさん達喜ぶわねー」
こうして3人はミトと曾祖母がいる家へ向かった。少しすると家が見えてきた。
「ほら!あの家だよ!」
「ん?人がいるぜ?」
キルアの言う通り女性が洗濯物を干していた。
「あ、もしかしてあの人がミトさん?」
「そうだよ!ミトさーん」
カオルの問いにゴンは頷き、ミトを呼んだ。当然、ミトはビックリだ。でもすぐに嬉しそうな笑顔になり、ゴンを抱きしめる。
「お帰りゴン!!」
「ただいまミトさん!!」
ゴンが帰ってきたことに満足した後、後から来たキルアとカオルを見る。
「貴方がキルアとカオルね?初めましてミトよ」
友達を2人も連れてきたからさらに嬉しそうだ。入るとゴンの曾祖母が迎え入れてくれた。ただし…
「も――帰ってくるなら先に教えてよ!何にも用意してないわよ!」
ミトは不満気に言う。せっかく友達を連れて帰ってきてくれたのにご馳走とか作っていなかったのだ。慌てて支度するミトにゴンは「いいよテキトーで」と言うが「何言ってんの」とミトは言う。
「いえいえ」
「お構いなく」
カオルとキルアは言うがミトは手を止めない。更にはゴンに「合格したって電話くれてから全然連絡ないし心配してたんだからね」と文句を言う。
(まああれは仕方がない)
あの後、キルアを連れ出すためにゾルディック家に行ったり、鍛えるために天空闘技場に行ったりしたから連絡出来ないのは仕方がなかった。
「あ、そーだゴハン作る間にお風呂入んなさいよ、服も全部出しといて。洗濯するから」
「うん、あとで」
「今!!10秒以内!!い――ち!」
ミトのカウントダウンを聞いてゴンは慌ててキルアを風呂場へ連れていく。
(肝っ玉母ちゃん)
ゴンを優しく出迎え、尚且つしっかり者の部分が肝っ玉母ちゃんだった。カオルはそう思いながら着替えを用意する。
「カオルどうぞー!」
「いい湯だったぞ」
少しして2人が出てきた。カオルは「はーい」と言って風呂場へ向かった
「ふーさっぱりした!」
甚平を着たカオルが現れた。ミトは笑顔で「出来たから座ってね」と言う。
「わー美味しそう!」
カオルの言う通り、美味しそうな料理がテーブルの上に並ぶ。帰ってきてくれたゴンや友達のキルアとカオルのために作ったというのがよく分かる。
「それじゃあ食べましょ!」
「「「いっただっきまーす!」」」
こうして5人はご飯を食べ始めた。
「美味しいです」
「それは良かった♪」
カオルの言葉にミトはご機嫌だ。するとミトはハンター試験の事を聞いてくる。
「やっぱり大変だったよ。会場まで辿り着いたのがたった400人で……合格したの、その中の8人だもん」
ハンターになるのは難しいというのがよく分かった。
「見て!これがハンターライセンス!」
ゴンはハンターの証であるハンターライセンスを見せた。
「ふーん、結構普通ね…えい。」
「「わ――っ!Σ(・□・;)」」
ライセンスカードを折ろうとしたミトにゴンとカオルは慌てた。
「何すんだよ、も――」
「紛失したら再発行は無理なんですよ!?」
「冗談よ、本気でやるわけないでしょ」
ミトは冗談と笑いながら言うが3人は思う。
(((絶対本気だ)))